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2022-09

京急バスで三浦半島めぐり・その1-2

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その1-1から

 今日は前回に続き(2022年)5月15日日曜日に行った,京急バスを乗りたおす三浦半島バスの旅その1-2をお届けします。その1-1では三浦半島の西海岸と半島を横断する主要路線に乗りました。三崎で昼食の後は,主に三浦半島の東側を旅行します。

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京急バスの路線図。見えないと思いますが,雰囲気のみ

 旅行に行ったのは5月15日ですが,旅行の計画は4月の中旬からたて始めました。こういう旅行の計画をたてるのに全体感をつかむのは大事で,どんなにサイトの検索機能が充実していても,上のような俯瞰的な路線図は必須のアイテムです。鉄道と違ってバスの場合,起終点が同じでも経由地が違ったり,系統番号が同じでも甲乙丙丁や枝番号で区分されることも多く,運行系統の正確な把握には大判の路線図は欠かせません。京急バスは全線路線図を制作しているにも拘らず,サイトから参照することができずもったいない限りです。

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今日の行程表(その1-1の再掲)

 さて旅行の後半ですが,スタートは三崎東岡です。マグロとしらすの丼ぶりを掻込んで,意外と早くに食事が済んだので,三崎の商店街の裏山を登り,次のバスの起点の三崎東岡まで歩きます。三崎東岡は三浦市の中心で,三浦市役所や三浦城址にも近く,京急バスの三崎営業所もこの近くです。営業所を覗くと新旧のエルガがずらり並んでいます。昼ご飯を食べたお店は食べ終わるやすっ飛び出してきたので,バスの営業所の隣の京急ストアでコーヒーを買って少しゆっくりします。

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京急バス三崎営業所

 営業所からほど近い三崎東岡のバス停に行けば,古レールで作られたホーム上屋をもつ昭和の時代の地方の私鉄駅のバスターミナルのようです。ホームの中央には操車・案内小屋があり担当も詰めています。待つこと数分で,海35系統,剱崎回りの三浦海岸駅ゆきのバスが一回り小さなエルガミオでやってきます。

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昭和の地方の私鉄駅のバスターミナルのような三崎東岡

 このバスは三崎東岡発14:33,三浦海岸着15:20ですが,この区間には海30,31系統も走っており,こちらは4分遅い14:37に出て14:57には三浦海岸に着いてしまいます。海35系統は一旦,三崎港に出て,東側の海岸線に沿って,岬めぐりをしながら上って行くので時間がかかるのです。岬めぐりといえば1974年の山本コウタローとウィークエンドの同名の曲は当地がモデルとの説もあるようです。

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15.海35,三崎東岡~三浦海岸駅 G1081(三崎)

 三崎街道の末端のだらだら坂を下ると先ほど城ヶ島に行く前にも通った三崎港,その先も城ヶ島大橋への登り口まで同じ道を走ります。岬めぐりといっても,海食崖の台地の上を走るので,波打ち際のようなところを走る訳ではありません。三浦は近郊農業が盛んな所で大根とキャベツが有名ですが,野菜畑,向こうには風力発電の風車,その先に東京湾と絵になる風景です。

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キャベツ畑,風車の向こうに海が見える海35の岬めぐり @大乗あたり

 毘沙門,剱崎,鋒(とがり)と岬めぐりらしいバス停が続き,三浦半島京急バスの旅,午後の部の白眉でもあります。金田あたりまで来ると海食崖の台地の景色は終わり,坂を下りると砂浜の海岸の景色に変わります。海が見える大きなマクドナルドが見えれば上宮田で,左に折れて少し登ると終点三浦海岸駅です。

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金田湾の砂浜の海岸がつづく @岩浦あたり

 三浦海岸の北は海沿いに京急久里浜線が通り,津久井浜,京急長沢,YRP野比と続きます。京急は電車に乗せたいのか,線路に並行するバス路線どころか,津久井浜,京急長沢の2駅には駅に入るバス路線もありません。三浦海岸から山側に迂回すればバスでYRP野比に出られますが,時間がもったいないので,この区間は列車利用です。そういえばこの区間の列車は10分ヘッドから20分ヘッドに,コロナ禍で大減便が実施されました。どうせガラガラなので,便数を半減にするなら全部の列車を久里浜で分割し,8連を4連にすればよいではないかと思いますが,電気代より人件費のほうが経費節減効果が大きいのでしょう。

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三浦海岸~YRP野比は列車で移動 1505A

 ホームに上がれば予定より1本早い15:21の泉岳寺ゆき快特に間に合います。線内クローズのAの快特は大抵が2100形で,車内はガラガラですが,運転席背後のかぶりつき席はしっかり埋まっています。京急にはマニアに好まれるいくつかのポイントがありますが,この座席も一つです。少し後ろのジャンプシートで数駅の列車の旅を楽しみます。京急ではこの時期は,乗務区に異動してきた運転士さんの座学が終わりハンドル教習の時期で,この列車も見習いくんの運転です。

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京急2100形の最前部座席。前面展望はすこぶるよい

 15:26,YRP野比着。次に乗るバスは野比海岸発で,Google Mapでは徒歩23分の距離です。三浦海岸で1本早い列車に乗れたので,時間は倍近い43分あります。お天気が残念ですが,東京湾を見ながらゆっくり歩いてゆきます。駅を出て国道を渡ると海岸に下りる道があり,3分も歩けば海岸の道路に出ます。この道は片側1車線の立派な道路で,調べれば県道212号線,下浦海岸通りとも呼ばれるそうですが,交通量は少なく不思議な道です。歩くこと20分位でマンションの脇にある野比海岸のバス停に着きます。この先の左側は海軍病院をルーツとする国立病院機構久里浜医療センターで,日本唯一のアルコール専門病棟を持つそうですが,目の前は東京湾ですこぶる眺めのよい病院です。なお,ここで撮ったのが今日のとびらの写真で,天気がよければ青い海がきれいなことでしょう。

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16.久8,野比海岸~開国橋 F2953(久里浜)

 16:09,時刻表どおり久里浜駅ゆきのバスは発車し,先ほど歩いてきた海沿いの道を北へ上ってゆきます。途中,右手には東電~JERAの横須賀火力発電所が広がります。内房線に乗ると対岸からも見ることができる馴染みの発電所です。1~8号機までの総出力は263万kW,いっときは日本一の火力発電所だったそうですが,今は廃止済,代わって65万kW2缶の新設工事が行われているそうです。

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ボイラの更新工事中の横須賀火力発電所と東京湾フェリー「しらはま丸」

 発電所の次には東京湾フェリーの久里浜港が現れ,チーバくんを船体に描いた「しらはま丸」がちょうど出て行くところです。次に乗るバスは,久19系統,浦賀駅ゆきですが,久里浜駅まで行っている時間はなく,開国橋での乗換えです。開国橋で降りて,目の前を行くフェリーの写真を撮っていると,入れ違いに東海汽船の大島航路のジェットフォイルがやってきます。「セブンアイランド友」という名のこの船は,1989年川重の建造のBoeing929-117で,久里浜から東京の竹芝,大島と,いずれもちょうど1時間で結びます。

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翼走するBoeing929-117,「セブンアイランド友」

 大島もいいなあと思いつつバス停に戻れば,すぐに久19系統のバスはやってきます。海岸線を辿ろうと今日は久19系統を選びましたが,このバスは1時間に1本程度しかない千代ケ崎経由という路線です。千代ケ崎は横須賀刑務支所,久里浜少年院の入口の前で,ここを往復した後,砲台跡のお鼻を越えて浦賀湾の方へ下ってゆきます。海沿いにしばらく走り,紺屋町というバス停でバスを降ります。

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17.久19,開国橋~紺屋町 F1780(久里浜) 

 次に乗るのは今日の行程の目玉の一つ?,浦賀の渡しです。浦賀の渡しは運航時間は7:00~17:00と案内されていますが,時刻表はありません。基本的に応需で,呼べば迎えに行くよというスタイルです。この時間(16:43頃)で運航があるか心配ですが,渡船場に行けば「運航中」の札がかかっています。

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浦賀の渡し西渡船場

 あいにく渡船の船「愛宕丸」は対岸にいます。案内板にあるボタンを押せば,船はすぐにやってきます。船に乗れば乗船料金400円ナリを払うとすぐに出発,住重の浦賀ドックなどを見ながら瞬間の船旅を楽しみます。調べれば,浦賀ドックは世界に4つしか残っていない煉瓦積みドライドックの1つで,2007年近代産業遺産指定,2021年には住重から横須賀市に寄付されたそうです。この次は,ドック周辺の散策に来たいと思います。また,1月22日の記事にのせた護衛艦「たかなみ」は浦賀のドックで建造された最後の船だそうです。

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渡船から見る浦賀湾

 渡船自体の所要時間はものの2分です。渡船は若戸(若松~戸畑,北九州市営,100円),音戸(警固屋~音戸,呉市営,2021年廃止),越ノ潟(越ノ潟~堀岡,富山県営,無料)に乗ったことがありますが,ここは実際のところは渡船でなく観光船です。営業主体もトライアングルという横須賀の軍港めぐりや猿島遊覧を手掛ける会社です。今日は単調なバス乗継ぎの旅行なので,ちょっとした無駄遣いもよいスパイスです。

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浦賀の渡し東渡船場

 僕が降りた後の「愛宕丸」は多少早めですが,もうすぐ17:00,終業の時間となり,東渡船場の近くの桟橋に引上げます。西渡船場は紺屋町バス停の真ん前ですが,東渡船場はバス停から多少離れています。新町というバス停が最寄りで徒歩3分の案内です。3分なので適当にバス通り方向に歩けば見つかるだろうと油断していたら90度違った方向に歩いてしまい,Google Mapに助けてもらって最後は走って次のバスに間に合わせます。

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本日の営業は終了。滞泊桟橋に引上げる「愛宕丸」

 渡船の次は観音崎で,乗るバスは堀25系統,観音崎ゆきです。新町,17:01のバスはやや遅れて来て,時間どおりならアウトのところで助かりました。バスに乗れば,車内には「けいきゅん」と「けいまるくん」のぬいぐるみが置かれ賑やかなバスです。約13分の乗車で,終点の観音崎に着きます。

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18.堀25,新町~観音崎 F1037(久里浜)左下は車内

 観音崎は三浦半島が東京湾に突き出した先端にあり,海を見るにも,地層の勉強にも,海の幸を食するにもよい所です。今日はあいにくの天気,時刻も夕方,乗継ぎ時間も12分なので何ごとも早回しです。

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観音崎公園の案内板。左手遠くには房総の富津岬が見える

 磯のほうに出れば,沖合を中国のコンテナ船が上ってゆきます。10万トンクラスと見ましたが,いつかゆっくり写真を撮りに来たいと思います。そうこうしているうちに帰りのバスが来てしまいました。海岸の通りを走るバスを撮ろうと思っていたのですが,慌てて撮ったので失敗写真です。

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浦賀水道を行くCOSCOのコンテナ船

 観音崎17:26のバスに乗れば,あとは基本的にお帰りのコースです。国道16号線をずっと上るルートですが,観音崎からは先ずは横須賀市中心部までです。その後は八31系統,4系統を乗継げば磯子まで上ることができます。

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19.須24,観音崎~横須賀中央駅 F3964(久里浜)

 夕方の横須賀市中心部を走りますが,雨が降り始めます。今日の天気予報は夕方16時で曇りマーク,降水量は0.1mm,夜は傘マークだったので大当たりです。行程表では次の八31系統は米ヶ浜~内川橋を乗る予定でしたが,上屋があったほうがよいので,横須賀中央駅乗換えにします。

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20.八31,横須賀中央駅~追浜駅 A2517(追浜)

 八31系統は横須賀市中心部と追浜地区を国道16号線(横須賀街道)経由で結ぶ路線で本数も多く,予定より1本早い便に乗ることができます。系統番号の八はかつて金沢八景まで走っていた名残のようです。路線が短縮されて頭文字のターミナルまで行かなくなった時はふつう系統番号を振り直しますが,追浜でも横須賀でも頭文字はあるのに不思議な話です。横須賀と追浜は仲が悪く,どちらかをとると他方が下風に立つのは嫌だとなるから,争いのないよう横浜市の八景のままにしているのでしょうか。

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21.4,追浜駅~金沢文庫 A4862(追浜)ブレブレですみません。このバスだけ写真なしともゆかず...

 片側2車線の広い国道を順調に上り18:26,追浜駅着。雨が本降りになったので,乗換えは大きな上屋のある駅前のバス停にします。次に乗るのは4系統,磯子駅ゆきです。ここでも予定より1本早いバスに乗るることができます。この路線は系統番号が数字だけで,ターミナルの頭文字が付きません。元々,横浜市営バスと京急で共同運行していた4系統ですが,2007年3月限りで市バスが撤退したので,系統番号はその名残です。僕の記憶では「この間」のようですが,もう15年も経ってしまいました。

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金沢文庫~屏風浦は列車で移動 1827レ

 18:52,金沢文庫着。このまま乗っていても30分弱で磯子駅まで行けるのですが,金沢文庫より北はフリー区間外,別途の運賃が必要です。せっかくの2DAYパスを活用したほうがよいので,大人しく列車で上ることにします。国道上のバス停から少し歩いて駅に着けば,ちょうど18:59の普通列車があります。乗れば8分の乗車でわが家最寄りの京急線の駅,屏風浦に到着です。

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今日のGPS log

 奥の三浦半島まるごときっぷに触発されて出掛けた三浦半島京急バスの旅ですが,始発バスから宵まで,約12時間半で21本のバスに乗りました。三浦半島の田舎といっても人口の多い地域を走るので,バスの本数も多く,楽しいバス旅行ができました。西海岸を中心に海の見える郊外バスも多く,景色もよかったです。運賃はざっと計算して6,000円以上で,三浦半島2DAYパスは1,540円だったので,概ね4倍です。京急さんどうもありがとうございました。また,あちこちで歩いたので歩数も稼いで,今日は26,000歩も歩きました。

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今日の歩数計

 この旅行についてfacebookに上げたら,会社の鉄道・バス友達から三14系統,三戸海岸ゆきは乗らなかったのかとコメントがありました。調べると三14系統は平日15:03の1本だけ,上りは三15系統といって平日朝の1本だけ,かつ休校日運休です。なんと挑戦的なバス。この路線のダイヤは彼に言われるまで知らなかったのですが,こういうのを見るとワクワクします。近いうちにこの三14か15系統を絡めて,京急バス乗りつぶしその2に出掛けてみたいと考えています。

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三14,15系統の時刻表 2022.7.17閲覧

 ところで,今日のスレッドの最初に1枚ものの路線図はインターネットサイトに必須,京急の場合は紙の1枚ものを制作しているのにもったいないと書きました。時間があったので国内の有力バス会社20社のサイトの路線図の提供状況をまとめてみました。民営・公営の別,営業エリアの広さなどで一概には言えませんが,お金をかけてアプリを作り込んでいる事業者,ちょっとしたことだが便利な工夫など,比べると興味深く,いつか記事に纏めてみたいと思います。なお,並び順はバス保有台数の多い順ですが,出典や年次が古いので僕がこんなもんだろうとした順とお考えください。(2022.7.17記)

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(その2-1へつづく:工事中)
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京急バスで三浦半島めぐり・その1-1

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イメージ @湘南国際村つつじが丘 2022.4.24

 コロナ禍で遠出がはばかられるようになり久しいですが,近距離であればマイクロツーリズムなどと行政も支援する需要喚起策も現れ,まだら模様になっています。僕の住む横浜南部では,かながわ旅割と京急がコラボした特別の「三浦半島まるごときっぷ」が発売されたりしています。基本的に旅行好きの家族なので,わが家の奥はこのきっぷを買い,三崎にマグロ料理を食べに出掛けました。それに触発され,自分も三浦半島のバス旅行に出掛けてみたくなり,5月15日は朝から晩まで京急バス乗りたおしの旅に行ってきました。今日はそのご報告をします。

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かながわ旅割・三浦半島まるごときっぷの案内ページ

 ところで,各地のバス事業者,とくに観光輸送が盛んな事業者は1日乗車券を発売することが多いです。三浦半島に稠密な路線網を持つ京急バスにも1日乗車券があるとよいなとかねがね思っていました。実はバスの1日乗車券というタイトルではありませんが,京急電車として売る三浦半島1DAYきっぷがバスの1日乗車券としても使えるのです。長年,沿線に住んでいて,これはうっかりでした。もともとが電車のフリーきっぷのため発売額も安く,フリー区間内の金沢文庫発で1DAYきっぷがたったの1,110円です。2DAYきっぷのほうはフリー区間内および上大岡より南での設定がなく,一番安い上大岡発で1,540円です。なお,京急には電車・バスのフリーきっぷのほかいろいろなイベント券付の商品もあるので,出掛ける場合はホームページでアクティビティにあったものを選ぶのをお薦めします。

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三浦半島2DAYきっぷほか今日のきっぷ

 行程を計画するとスタートは鎌倉駅から逗子駅への鎌40系統の始発バスです。京急バスの三浦地区の営業エリアの端っこは大船駅ですが,大船界隈の京急バスは始発が遅いので,朝から乗りたおすには鎌倉始発が有利と考えました。ところが,三浦半島1DAYきっぷには前売りがなく,きっぷを買った日は1kmも乗らないけど,前日発の2DAYきっぷを用意することになりました。上大岡発で2DAYのほうが220円高いのですが,このきっぷで何千円分も乗せてもらうので220円は目をつぶることにしました。

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まずはJRで鎌倉を目指す。根岸線461A @磯子(右),横須賀線 685S @大船(左) 2022.5.15(以下,全て同じ)

 元々,この旅行は5月の連休中に敢行する計画でしたが,ジュニア曰く三崎街道は1本道で週末の渋滞が激しく,路線バスが時刻表どおり走るはずがないと一刀両断です。連休も過ぎ,一段落した(2022年)5月15日日曜日は天気予報も曇り夕方から雨で,行楽日和とは程遠い天気です。この日ならよかろうと前日のうちに三浦半島2DAYきっぷを用意します。朝のスタートは自宅最寄りの磯子駅からJRで大船へ出ます。8分の接続で,大船始発の久里浜ゆきに乗換え,鎌倉を目指します。

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朝の鎌倉駅。さすがに日曜日の6:10では人影もない

 6:06,時刻表どおり鎌倉着。さてこれから1日,京急バスの旅です。最初に乗るのは6:15発,鎌40系統逗子駅ゆきの初便です。鎌倉から逗子は横須賀線ではお隣ですが3.9kmあり,ひと山越える感じです。この間には山あいの県道をまっすぐ進む鎌30系統と逗子マリーナや小坪漁港などをつなぐ鎌40の2系統のバスが走りますが,鎌40のほうが主流です。バスは数人のお客さんを乗せて発車,鎌倉,逗子市内の建て込んだ細い道を走ります。逗子マリーナや小坪漁港の近くを通りますが,なかなか湘南の海らしい写真を撮れるところはなく,逗子駅に着いてしまいます。

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1.鎌40,鎌倉駅~逗子駅 C1913(鎌倉)

 逗子は京急の逗子・葉山とあわせ,三浦半島西海岸の入口で,近い所では葉山から,遠くは横須賀市の南のはずれの長井まで,たくさんのバスが出ています。そのなかから,今日は6:48発,逗12系統旧道回りの葉山ゆきに乗ります。葉山は昔から葉山町で,この辺りでは珍しい市制が敷かれていない町です。独立性が強い割には,京急の駅が新逗子から逗子・葉山に変わるなどの動きもあります。その葉山町の中心部を縫うように走るのが逗12系統です。葉山港のある鐙摺(あぶすり)でちらりと海を見,程なく葉山マリーナに至ります。その先も森戸海岸,一色海岸と海岸の町を走ります。

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2.逗12,逗子駅~葉山 D1108(逗子)

 このバスの終点,葉山着の所定は7:10ですが,一つ前の一色海岸着の所定は7:04です。この2停留所の間は300mもなく,ふつうならバスで1分です。今回,研究して知ったのですが,京急バスのダイヤは終点停留所のところで,最近よく言う「盛って」あって,多少の遅れがでても,終点には定時で着くように設定されているようです。前回,予行演習(?)で4月24日に来た時には,終点の葉山で7:05の長井ゆきに乗ることができました。今日もそれを期待して,7:05の長井ゆきに乗れる想定で行程を組みましたが,さすがに柳の下に泥鰌は2匹いませんでした。今日の逗12のバスは7:08頃,葉山着,7:05の長井ゆきは影も形も見えません。

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なぜかハイセンスな響き漂う葉山マリーナ

 いくらなんでも所定の時刻で時刻が逆転する行程を強行はできないので,元々計画していた代案発動です。この代案では湘南国際村に行けなくなってしまいますが,そこを端折ることで,以降の行程は元に戻ります。約10分待って,7:17の横須賀市民病院ゆきに乗れば,その先は三浦西海岸のバックストレッチのような区間です。

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3.逗5,葉山~横須賀市民病院 D1456(逗子)

 長者ヶ崎から久留和海岸を通り秋谷あたりまで,相模湾の海岸線に沿って走ります。昔,マイケルジャクソンが来日時に訪れたというホテル音羽ノ森もこの左手の丘の上です。

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長者ヶ崎海岸あたりの車窓

 三浦半島最高峰--といっても242m--の大楠山の登山口,大楠芦名口を過ぎると,三浦西海岸の中心部になり,佐島マリーナ,電力中央研究所,横須賀市民病院,自衛隊武山駐屯地と大きな施設が続きます。逗5系統はこの中心の横須賀市民病院が終点で,10分の接続で須4系統,横須賀駅ゆきに乗換えです。このバスは横須賀市民病院発かと思っていましたが,少し北の湘南佐島なぎさの丘が起点です。

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4.須4,横須賀市民病院~本町1丁目 E4527(衣笠)

 横須賀市民病院の少し南の林交差点から横須賀中央駅に抜ける県道26号線は幹線道路で多くの路線バスが通ります。三浦半島の背骨をトンネルで抜け,それなりに峠越えの趣です。東京湾側に出て,衣笠駅にも程近い衣笠十字路はジャンクションで,立派な京急バスの案内所も建ちます。隣は京急バスの研修・教育センターになっているようで,白い教習車が3台も止まっています。

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衣笠十字路案内所と隣接の研修・教育センター

 聖徳寺坂,平坂の坂を下ると京急の横須賀中央駅のガードに至り,横須賀市の中心部に出ます。今日は日曜日ですが道路の流れは順調でほぼ時刻表どおりの運転です。次に乗るバスは汐入駅前から池上十字路のほうに登るバスですが,元々の無理な予定では8:20の湘南国際村センターゆき,現在発動中の代案では,8:42の衣笠駅ゆきです。今乗っている横須賀駅ゆきは汐留着が8:20で,湘南国際村センターゆきの汐入発と同時刻です。汐留でも一停留所手前の本町1丁目でも汐入駅までの距離はそんなに変わらないようなので,8:18 30秒くらいの本町1丁目でバスを降ります。

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5.汐16,汐入駅~湘南国際村センター E4957(衣笠)

 いい歳のおじさんが街の真ん中を猛ダッシュするのは絵になりませんが,何とか8:20の湘南国際村センターゆきに間に合わせます。日曜日で順調な運転を想定してか,発車は8:21になってからで,写真を撮れるくらいの余裕がありました。日頃は,始発停留所から定時で発車しない京急バスと憤慨していますが,今日ばかりは余裕の運行の恩恵に預かります。これで今日は諦めていた湘南国際村へも行けます。

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湘南国際村のなかを行く京急バス。後ろは相模湾

 汐16系統のバスは県道27号線,横須賀葉山線の坂本の坂を登ります。新池上隧道というトンネルを過ぎても登りはまだ続き,大楠登山口のあたりがサミットのようです。再び三浦半島の相模湾側に出て,上山口という集落でバスは左折し,湘南国際村に入ります。湘南国際村は葉山町と横須賀市にまたがる一大開発造成地で,主に葉山町側には企業の研修センターなどが建ち並び,横須賀市側はふつうの住宅が並ぶ分譲地になっています。都心からも程近く,温暖な気候,海の見える高台で研修の環境にはよいと思いますが,住むには少し不便な所です。

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湘南国際村はクルママニアの聖地?

 バスは8:44,終点の湘南国際村センターに着きます。所定は8:54で,1つ手前の湘南国際村つつじが丘は8:43なので,ここでは10分も盛っているようです。順調なときと渋滞の激しい時で差が大きな地域故,バス運行上の知恵でもあるので,それがいかんとも言えません。湘南国際村からの帰りは9:15,センター発の逗16系統,逗子駅ゆきです。30分くらい時間があるので,湘南国際村のなかでバスの写真を撮ったりして,ゆっくり過ごします。下の写真の奥には東京湾がうっすら見えているのですが,それにあわせて露出を設定する前に来てしまいました。

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6.逗16,湘南国際村つつじが丘~逗子・葉山駅(往路便のときに撮ったもの) D1015(逗子)

 湘南国際村センターの1つ前の停留所は湘南国際村つつじが丘ですが,湘南国際村はつつじがきれいなところで,3週間前に予行演習に来た時はその最盛期でした。ちょっと反則ですが,今日のとびらの1枚はその時のものです。たった3週間の違いですが今日は殆どつつじはありません。遅い朝ご飯とコーヒーを買いに少し下がったところにあるファミマに寄ります。ここは大きな駐車場を備えていて,ニュービートルのオーナー仲間が愛車で乗り付けて集まっています。反対の一角では,1960~70年代の国産車が3台集まっています。一番奥のコロナは僕が幼稚園の頃に祖父の家にあったので半世紀以上前の車,動ける状態で維持するのはお金もかかるし,大変な苦労と思います。

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7.逗6,逗子・葉山駅~長井 D4526(逗子)

 結局,湘南国際村からの帰りはつつじが丘から乗車で,今日2度目の逗子駅を目指します。次に乗るのは三浦西海岸の長井方面なので葉山大道で乗換えればよいのですが,なにもないバス停でボーッと待つのを避け,行けるところまで上ります。元々の行程表では横須賀市民病院乗換えで計画していましたが,ここは今朝,既に行っています。長井での乗換えが少々窮屈になりますが,直通の長井ゆきを選択です。逗子の中心部はそろそろ人が出始めているようです。長井ゆきをミスることはできないので,逗子駅は諦め,京急の逗子・葉山駅で折返すことにします。 

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葉山御用邸前

 逗子・葉山駅から長井へのバスは殆どの区間が今日,既に乗車済みの区間なので,ゆっくり外を眺めます。葉山の御用邸の緑,長者ヶ崎海岸,武山駐屯地から自衛隊の高等工科学校などを過ぎ,長井に至ります。長井からは三54系統,急行ソレイユの丘ゆきに乗換え,ソレイユの丘を目指します。ソレイユの丘は三浦半島南部,西海岸の荒崎の裏山に造られた農業体験型総合公園で,正しくは長井海の手公園ソレイユの丘というそうです。

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8.三54,長井~ソレイユの丘(復路便を撮ったもの) G4962(三崎)

 三54系統のバスは表示は「急行バス」と大書き,左に2段に三崎口駅,ソレイユの丘と書かれたもので,誤乗防止のためか急行をアピールしています。5分くらい遅れてやってきたバスは長井の町中と畑の中を走り,7分で終点ソレイユの丘に着きます。このような盲腸路線を往復するのは昔から嫌いで,別の盲腸路線の尻尾へのアクセスを考えます。今日の行程もそれで,ソレイユの丘からはGoogle Mapで11分の荒崎へ歩きます。

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ソレイユの丘。望んで曇りの日に来ましたが,少々残念なお天気

 ソレイユの丘から荒崎への道はなだらかな下り坂で歩き易く,最初は畑,途中からは相模湾の海を眺めながらのウォーキングです。1日中バスに乗っていても仕方ないし,健康のための歩数稼ぎにもなります。熊野神社や荒崎造船所などを見ながら,ゆっくりと歩を進めます。この辺りの海岸線は岩場がごつごつした海岸線ですが,リアス式海岸ではなく海岸段丘というそうです。その段丘の間の細い平らな所に人家やバス通りはあります。下の写真は熊野神社の近くで,後ほど乗るバスの往路便を撮ったものです。

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9.三22,荒崎~三崎口(往路便を撮ったもの) G1818(三崎)

 三22系統は荒崎から長井の漁港や町中を通り,国道に出たあとは南へ下り,三崎口駅に至ります。三崎口は京急電車の終点ですが,三浦市の中心まではまだかなり距離があり,えらく中途半端な所にあります。一方,この辺の地形は海岸段丘なのでこれ以上海岸に近付くと急勾配は必至で,ある程度まとまった広さの駅や駅前広場を作ろうとするとこの辺になってしまうのかもしれません。

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京急オープントップバス。レジをはじめ京急のフラッグシップの2100形電車をモチーフにしている

 三崎口駅には最近走り始めた,2階建てのエアロキング改造の京急オープントップバスが休んでいます。また京急バスの案内窓口があるので,バスの路線図を所望すると,最近改訂していないのですと申し訳なさそうに2020年10月版を差出されます。その1-2で詳述しようと思いますが,このような行程の計画には1枚ものの路線図は必須で,家では2016年版で計画をたてたので,2020年なら上等です。

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10.三4,三崎口駅~油壷温泉 G3427(三崎)

 三崎口からは三4系統油壷温泉ゆきで,一旦油壷に出ます。油壷には京急油壷マリンパークがありましたが,コロナ禍による客足の減少と施設の老朽化が重なり,去年の9月末で閉館しました。自分が子供の頃から,まだ幼いジュニアを連れて親としても何度か来たことがありますが,昭和の香りの漂う施設だったので時代の流れとも言えそうです。三崎口から油壷温泉までは13分,次の行程が忙しいので,写真を撮るのもそこそこに油壷温泉を後にします。

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三崎マリン油壷ヨットハーバー

 油壷温泉からは再度,盲腸の尻尾を繋ぐ作戦で,浜諸磯を目指します。バスのダイヤでは油壷温泉着が12:10,浜諸磯発が12:42,この間を歩くとGoogle Mapで29分です。携帯の地図を頼りに歩いてゆきますが,油壷湾に向かって人しか通れないような道を下りて行くと,湾の奥にヨットハーバーがあります。今度はまた坂道を登って,入江の鼻を越えます。道路には西海岸線という立派な名前がついていますが,ふつうの片側1車線の田舎道です。

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油壷の静かな入江を歩く

 海岸段丘の複雑な地形を歩いてゆくと,道路に高低差があるため,立体交差で交わっています。立体交差の脇には浜諸磯方面にショートカットできそうな脇道があるのですが,Google Mapでも指示が出ないので,念のため,ショートカットは諦めます。時間に余裕があれば,チャレンジしたいところです。曇り空の割には暑いので浜諸磯まで歩くのが面倒になり,近くにあった屋志倉というバス停からたった1停留所ですが,浜諸磯ゆきのバスに乗ります。

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11.三61,屋志倉~浜諸磯,12.東63,浜諸磯~三崎港 G1957(三崎)

 浜諸磯では5分の折返しで,乗ってきたバスが12:42の東63系統三崎東岡ゆきになります。三浦半島最南端の西側の海岸線を走り,13分で三崎港に着きます。ここは三崎漁港の中心で,卸売市場,三セクの産直品売り場うらりマルシェをはじめ,観光の物産店や飲食店が並んでいます。次は城ヶ島に渡るつもりですが,バスまで20分弱あるので,少しの街歩きを楽しみます。

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三崎港を街歩き

 三崎港の周辺には三崎で上がった新鮮なマグロを食べさせるお店が並んでいて,目移りします。青森の大間と違い三崎のマグロは遠洋ものなので,カチカチに凍った状態で水揚げされるので,ここで食べても築地の料亭で食べても味は変わらない気もします。一昔前は値段が魅力でしたが,京急の三崎まぐろきっぷなどもメジャーになり,段々都心並みあるいは観光地価格になった印象です。また,右の写真の右奥の羽床総本店の粕漬がジュニアの好物で,今日も何枚かを買って帰ります。

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13.三9,三崎港~城ヶ島,14.三9,城ヶ島~日の出 G1163(三崎)

 街歩きをすれば20分弱はあっという間で,13:08,三9系統城ヶ島ゆきのバスに乗ります。こんな日でも城ヶ島への観光客は多く,今日初めての立ちんぼうです。周りを見れば老若男女,中国語を話す人もいて,バラエティに富む客層です。入り江を半周した後,海岸段丘を登り,城ヶ島大橋を渡ります。以前はこの橋は普通車150円の有料でしたが,2020年4月から無料になりました。

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城ヶ島大橋の上からの車窓

 城ヶ島大橋は下を遠洋漁業の大型船が航行するため高さ16~23mの高い位置にあり,東京湾,相模湾の景色も楽しめます。島に渡れば,ループ状の取付け道路で海岸と同じ高さまで下りて,漁港の施設の中を進みます。埋め立て地の突き当りが城ヶ島のバス停で,バスは8分で三崎口駅ゆきになって折返します。三崎港から城ヶ島の13分もそんなに盛っている感じはしないので,交通渋滞時の運行は厳しそうです。京急バスもそういうときの定時運行は諦めてしまったのか,時間どおりにには動かないものとの掲示が三崎港のバス待合所に貼ってありました。

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京急バス掲示「土休日のバスの運行について」

 城ヶ島から戻れば13:30を過ぎよい時間なので,お昼ご飯にします。先ほど城ヶ島に渡る前に少し街歩きをしましたが,気に入ったお店はなく,三崎港の2つ手前の日の出というバス停で降りて,安くておいしそうなお店を探します。ガイドブックなどでも紹介される有名店はウェイトリストが溢れるほどの行列なので諦め,居酒屋併業の地味なお店に入ります。湘南といえば三崎のマグロのほかにしらすも有名で,しらすを使った料理は単価が下がるため若干安めのようです。今日はマグロとしらすのハーフの丼で1,100円はよい買い物ができました。

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今日のお昼は丼物でお安く仕上げる

 三浦半島京急バスの旅は午後も続きますが,以降はその1-2でご報告します。お楽しみに。なお,行程表はこの日の分をまとめて下に置いておきます。(2022.7.10記)

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2022.5.15,三浦半島の京急バスを乗りたおす旅の行程表

その1-2につづく

年度末の週末に横浜の新しいバス2路線に乗りに行く

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 少々古い話ですが,年度末の(2021年)3月27日土曜日は横浜に新しくできた2つの市バス路線に乗りに行ってきました。新しくできたといってもピアラインの開業は2019年10月31日,かれこれ1年半前です。新しもの,のりもの好きではあっても,ショッピングや人混みは好きではないので,新路線開業でもほったらかしになっていました。もう一つのベイサイドブルーは,それよりは新しく2020年7月23日の開業でした。地元,かつ初めての国産連節バスの導入なのでふつうなら早速乗りに行くところですが,コロナ禍の外出自粛で延び延びになっていたのでした。

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みなとみらいループバスの告知ちらし(拡大はこちら

 この3月は,横浜のみなとみらい地区内を環状運転する「みなとみらいループバス」の運行実験も行われました。実は,上の2路線のほか,この運行実験のバスも乗るつもりだったのですが,雑なサーベイのため運用実験は前日で終わり,見事な空振りでした。横浜駅と桜木町駅の間に広がるみなとみらい地区は,まんなかにみなとみらい線のみなとみらい駅もありますが,横浜市民にとっては意外と不便です。とくに休日はクルマが多く渋滞がちで,このような交通機関の需要はあると思います。コンベンションビューローのサイトでは当地区における交通ニーズの把握やバス交通の有効性を検証するとしていましたが,結果はどうだったのでしょうか。

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2系統みなと赤十字病院ゆきで出発 @関の下 2021.3.27(以降,同じ)

 さて出発は3月27日土曜の昼下がりです。土曜午前の日課のジムでひと汗,昼食の後,上大岡駅からベイサイドブルーの出る山下埠頭に向かいます。この区間には系統番号だけは立派な2系統,港南車庫~みなと赤十字病院線のバスがありますが,この2系統は地下鉄,鎌倉街道を上る神奈中,江ノ電のバスとダブるため本数は少ないです。行き先がみなと赤十字病院でもあり,敬老パス利用の通院のお客さんが主な利用者のようです。この4月1日にもダイヤ改正があり,平日はほぼ1時間半間隔で7本,土休日は2時間間隔で6本から,平日はでたらめな間隔の7本,土休日は半減で1日3本に減便されます。今日は市バスの一日乗車券なので,時間を合わせて14:36便に乗りますが,4月以降は簡単には乗れなくなりそうです。

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市バス2系統の時刻表。ダイヤ改正の前(左)と後(右)@上大岡駅

 バスはブルーリボンシティのハイブリッドバス,横浜の市バスにはこのタイプのバスがたくさんあります。乗れば,乗換えなし約40分弱で山下町に着きます。天気もよいので山下公園を散策しながら,山下埠頭のベイサイドブルー乗り場を目指します。

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山下公園をちょっと散策

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ガンダムファクトリー横浜

 山下公園を出はずれると隣には巨大なガンダムの立つガンダムファクトリー横浜があります。ここは空想ロボットのガンダムをテーマにした期間限定のイベントで,2022年3月末までの開催です。僕としてはバンダイの製品ならガンプラよりBトレインショーティーですが,ガンダムファクトリーへの人波は途絶えません。そして,今日の目当てのベイサイドブルーはこの隣の山下埠頭ターミナルが横浜駅ゆきの乗り場です。

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横浜の連節バス,ベイサイドブルー @山下埠頭

 ベイサイドブルーの人気はあり,20人ぐらいが行列して,次の15:30便を待っています。メタリックの青色をまとったバスは,いすゞニューエルガ/日野ブルーリボンIIの連接版でレジは横浜201・あの1番です。局番は規則どおりの付番で2019年度導入の日野車なので9-3513です。乗れば新しいバスは気持ちよく,車内のいろいろなところに眼がゆきます。CO2排出抑制対策事業費等補助金の助成を受けた標識などの写真を撮ります。

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車内の行き先表示と補助金の表示

 山下埠頭から横浜駅へは一般の路線バスも頻繁に走りますが,このバスは中華街入口,赤レンガ倉庫,パシフィコ横浜などの観光の拠点を巡りながら走ります。決して広くはない横浜の中心部の道路を全長18mの連節バスが走るのは楽ではなさそうです。運転するのは技量だけでなく,接客も含めて局内から選抜された運転士さんが担当するそうです。途中の景色は省略して,約40分の乗車で横浜駅改札口前に着きます。

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日産グローバル本社ギャラリー

 さて,次に乗るのは桜木町駅とハンマーヘッドを結ぶピアラインです。横浜駅から桜木町駅は電車に乗れば1駅3分ですが,それでは能がありません。横浜駅近くには1年ちょっと前に京急ミュージアムもオープンしているので,外側だけでも覗いてみることにします。この博物館は京急の名車230形の実車をはじめとした展示があり,以前から見学したいと思っていますが,予約制だったり,コロナ禍で外出自粛だったりで,未実現なのです。横浜駅からは再開発のエリアへ続くはまみらいウォーク,日産グローバル本社を通って歩くのがよさそうです。

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京急ミュージアムは予定どおり外側のみ

 日産グローバル本社ギャラリーは通路からギャラリー内部の様子が見えるようになっていて,日産の新旧のクルマを展示しています。ここも時間をとってゆっくり見れば楽しそうです。今日は上から2,3枚写真を撮るだけで,先を急ぎます。京急ミュージアムに着けば,やはり閉館後で外から覗くだけ,次回の訪問に期待です。

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新高島駅前のバス停と時刻表

 さてこれから桜木町駅までどうするか,横浜の新都心なのでバス位あるだろうとタカをくくってきましたが,意外と不便なものです。近くには新高島駅前という立派な名前のバス停がありますが,時刻表を見ればここにバスが来るのは週に3本だけ,設備過剰も甚だしい感じがします。気候もちょうど良いので,そのまま桜木町まで歩くことにします。冒頭に横浜駅~桜木町駅間のループバス実験運行について書きましたが,やはりこの区間にはニーズはあると思います。

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「赤いくつ」の時刻表の新旧 

 桜木町に着けば,駅前の一等地は観光路線バス「赤いくつ」の乗り場です。ちょうど時刻表が目に入りましたが,コロナ禍の客足減,利用減は著しいようです。平日は30分ヘッドから1時間ヘッドに半減,休日も15分ヘッドから20分ヘッドに減便です。そしてその隣がピアライン,ハンマーヘッドゆきの乗り場です。

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ピアライン寄り道便の最終バス

 ピアライン,系統番号Pの路線は2種類あり,日中の10:30~17:00の間は少し寄り道をして,ワールドポーターズと国際橋カップヌードルミュージアム前を経由するルートで,今度の16:45便はその最終です。このバスも乗ってしまえば12分(所定)で終点に着きます。桜木町駅からハンマーヘッドへは「赤いくつ」でも来ることができ,この路線はハンマーヘッド=旅客船ターミナルに発着する外航船のお客さんのための路線のようです。不案内な人が多いので,系統番号は付せず単に「P」の系統表示などと思います。

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ハンマーヘッド終点で。施設の名前の由来になったクレーンの横で

 ハンマーヘッドに着けばもう夕方です。日も傾いてきたので,周辺でいくつか写真を撮って過ごします。この埠頭の隣は海上保安庁の横浜海上防災基地で,いくつかの巡視船が眼にとまります。JAPAN COAST GUARDと書かれたPL艦は舳先も尖っていて,船足も早そうです。

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PL31,巡視船「いず」

 湾の向こうには瑞穂埠頭の米軍基地と風力発電の風車が見え,のりもの,メカ好きの僕には嬉しい景色です。この稿を書いていて気づきましたが,後ろの米国艦は補給艦でしょうか面白い艦型をしています。 (8/26追)Victorious級音響測定艦(T-AGOS)という艦種で,文字がよく見えませんがT-AGOS19であれば,同級の1番艦Victoriousです。任務海域を太平洋としているので,母港が横浜・瑞穂なのか,たまたま来航した珍しい艦なのかは分かりません。

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「赤いくつ」。後ろは瑞穂埠頭の米軍基地と風力発電所

 ここは元来,大桟橋に次ぐ2つ目の客船ターミナル(厳密には横浜ベイブリッジ外側の大黒にも客船ターミナルがあるので3つ目)で,パスポートコントロールや検疫の設備が並んでいますが,今のところはインバウンドの来港船も少なく,単なる商業施設のようです。僕も初めての来館なので,ブラブラと店を眺めて過ごします。

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開業を待つ都市ロープウェイのエアキャビン @ワールドポーターズ近く

 帰りも一旦はバスに乗りますが,1停留所,万国橋でバスを捨て,ワールドポーターズのほうへ歩きます。とくに用事があった訳ではありませんが,桜がきれいだったのと,もうじき開業する都市ロープウェイの様子を見に行きたくなりました。桜のほうは見ごろで,コロナ禍などものともしない人出です。ロープウェイのほうは開業まであと1か月をきっていますが,搬器がないとそれらしくありません。

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最後は市バス113系統で帰途に就く @磯子駅

 気持ちのよい春先の汽車道を歩いて桜木町駅に戻り,最後はまたバスで磯子へ戻ります。まったくもって新規路線のレポートにはなっていませんが,久しぶりに横浜の都心をバスで乗り歩いて,楽しい午後を過ごすことができました。また,記事中に載せたバスのダイヤは減便の話ばかりで,コロナ禍による利用減はバス事業者にはきついようです。コロナ禍の終息とこれらの減量ダイヤの回復を期します。(2021.7.27記)

2019年夏のアクティビティ1/青梅の都バス乗り歩き

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 僕の勤める会社の夏休みは毎年9連休ですが,既報のとおり今年は7月に東北を旅行したので,鉄分補給は十分,お金もありません。さて長い夏休み何をするかで思い立ったのが,青梅を走る都バスの乗り歩きでした。一昨年の7月に埼玉県を走る都バスの写真を撮りに行きましたが,午後は別の事に使ってしまったので,再度行こうと思っていたのでした。旅程はあまりたてておらず,行き当たりばったりの乗り歩きです。

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東京1DAYきっぷ(B券)

 使ったきっぷは京急の「東京1DAYきっぷ」,わが家最寄りの屏風浦発で泉岳寺までの往復に都営交通の1日乗車券が付いて1,300円の設定です。都営交通の1日乗車券は都営地下鉄,都電,日暮里舎人ライナー,青梅地区も含む都営バスの全線がフリー乗車できて700円です。屏風浦~泉岳寺の片道運賃は430円なので,往復運賃の30%引き(602円)を足して端数調整をしているようです。同じようなきっぷを「東京探索きっぷ」というタイトルで京王も売っていますが,こちらは20%引きで,京急のほうがお得のようです。

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京急603C。「京急120×養老鉄道100」のヘッドマーク付 @上大岡 2019.7.29(以下,同じ)

 また,23区内のバスの車内で売っている都バスだけの1日乗車券は「23区内」と明示されていて500円です。東京1DAYや東京探索のようなきっぷで青梅地区のバスに乗れるのかはとくに明記されていません。以前,心配になって都営地下鉄の駅で確認したことがありますが,交通局が指定した路線(※)を除く全てなので,青梅地区も問題ない由です。運転手さんにも適切に教育されているようで,この日1日で1度もダメと言われるようなことはありませんでした。
※ かつての上野~浅草間の2階バス,深夜バス(こちらは深夜加算分を現金で追加すれば可)など

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中井~花小金井は西武線で繋ぐ @鷺ノ宮

 (2019年)7月29日(月),6:00前に家を出て,最寄りの屏風浦6:13の列車で出発です。緩急接続駅の上大岡で来た列車は6:18の特急・羽田空港ゆきです。すぐ2分後の6:20にも特急・青砥ゆきが雁行しているのですが,少しでも空いた羽田空港ゆきを選びます。京急蒲田に着くと,驚いたことに京急蒲田始発の特急・品川ゆきが待っていて,後続の青砥ゆきより早く品川に着きます。この辺の小刻みなダイヤ設定が京急がマニア受けする所以です。

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花小金井からは梅70系統青梅車庫ゆきで都バスの旅スタート @花小金井

 品川から泉岳寺,大門,都営大江戸線と乗継ぎ,中井に出ます。中井での乗換えは初めてですが,商店街がゴチャゴチャしていて分かり易いとは言えませんが,距離は近く,予定より早い西武線の列車に乗れます。丸い顔がかわいい30000系が来たので,そのまま座って30分ちょっと,8:16に花小金井に着きます。花小金井では長丁場に備え,トイレを済ませて,北口駅前広場に向かいます。

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この辺は西武の線路が稠密で踏切がたくさんある @小川

 花小金井からは待望の都バスの旅,先ずは8:27発の梅70系統青梅車庫ゆきです。花小金井~青梅車庫間29kmは現在,都バス最長路線ですが,2015年までは西武柳沢~青梅車庫間で,その昔は阿佐ヶ谷~青梅車庫間でした。高校生の頃,阿佐ヶ谷~青梅間を乗ったこともあるので,それに比べると少々物足りない感じがします。来たバスはP代の日産ディーゼル・西工製スペースランナーで,わが家のジュニアのお気に入りです。

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新青梅街道も東大和まで来ると緑が濃くなる @小川

 バスは概ね座席定員位のお客さんを乗せて出発,停留所ごとに少数の降りと乗りがあって,田舎のローカルバスとは違った雰囲気です。道は新青梅街道,片側1車線のふつうの道路,地図で見ればほぼまっすぐです。すぐ右手には村山貯水池/多摩湖があるはずで,貯水池下なる停留所もあるのですが,湖は見えません。

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青梅市内まで来ると奥多摩の山並みが随分近くになる

 ほぼ全線を通してこんな調子の車窓が続き,10:00過ぎ青梅市内に着きます。このバスは青梅駅を通り越して青梅車庫まで行くので,終点まで乗ります。車内に掲げられた運賃表を見れば180円~560円がぎっしりですが,よく見ると上り幅が10円から60円までまちまちです。始発からの券なしは560円,東京都交通局の取り分700円相当の1DAYきっぷでは申し訳ないようです。

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180円~560円が並ぶ運賃表示

 バスの旅でつらいのはトイレで,今日も花小金井駅で行っておきましたが,この先は駅に行くことも少ないです。青梅車庫まで来たついでにトイレも借りて,この先の行程に備えます。営業の窓口を覗くと参考用に1996(平成8)年,まだ杉並営業所傘下だった時の路線図が貼ってあり,興味深いです。

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営業所内に貼られた1996年の路線図(拡大はこちら

 車庫内を覗くと,朝のラッシュ時が終わったところで,奥多摩の山並みを背に緑のバスが並んでいます。次に乗るのは青梅車庫10:38の梅76甲,上成木ゆきです。旅程はあまりたてず,行き当たりばったりと書きましたが,このバスは1日5便しかないので,ここまでは時刻を調べてきました。

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青梅車庫(正しくは早稲田営業所青梅支所)の様子

 青梅の市街は意外と古い町並みが残るところもあり,タウンウォーキングも楽しそうです。道路上のバス停近くの酒屋には「此処に駅有りき」と書かれた碑があり,そんなものに触れるのもバスの旅の魅力です。

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中武馬車鉄道森下駅跡の碑と岡崎酒店,隣りは旧稲葉家住宅

 10:40頃,先ほど青梅車庫から裏宿町に回送で出て行ったL代のレインボーが上成木ゆきになって折返して来ます。外はかなり暑くなってきたので,エアコンの効いた車内は天国です。

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新吹上トンネルの入り口近くで

 柳川を過ぎると緑が濃くなり,バスは自由乗降になります。新吹上トンネルは結構長いトンネルで長さ604m,1993年の供用開始だそうです。

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青梅地区の都営バス路線図(拡大はこちら

 この梅76甲の運行経路は面白く,1日5便のうちの3便は行止りの北小曽木に寄ってから上成木に行きます。尤も,黒沢から先の盲腸路線巡り区間では,客は僕一人です。

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上成木折返し場で

 11:24,バスはほぼ時刻表どおり,上成木に着きます。ここは配布用の都バス路線図「みんくるガイド」に「都バス最高地点」の吹出しが付き,高水山登山口とも案内される停留所です。せっかくなので4分の折返し時間にバス停周辺を見分します。荒川の支流の入間川の支流にあたる成木川の沢がきれいな山間の小集落です。

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上成木折返し場近くの成木川。赤い幟の所にバスが見える

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上成木の時刻表

 11:28,折返しの梅76甲のバスで上成木を出発します。この成木川に沿った道は成木街道という名前もついていて,採土場があるため盛んにダンプカーが走っています。広くはない道路を大型車同士がすれ違うのは怖いくらいで,ダンプカーの中には丁寧に減速する車もあります。

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北小曽木からの松の木通りを走るダンプカー

 まだ,昼には早い時間ですが,坂下というバス停でバスを降ります。新吹上トンネルの出口のところにドライブインがあり,そば,うなぎの幟がたっているのを往きに見たので,お昼はここにします。車窓から見るのと,実際に行くのとではイメージが少々違い,ドライブインというよりは割烹ですが,場所柄昼間はランチ営業もやっています。

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新吹上トンネル出口,坂下の割烹「うらしま」

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坂下で。上成木往復でお世話になったL639。北小曽木から戻ってきたところ

 天ざるととろろのセットで腹ごしらえ後,次に乗るのは梅74乙・成木循環河辺駅ゆきです。この路線は都営バスが埼玉県内を走る越境路線で,その写真が撮りたくて2年前にも来たことがあります。今日のスレッドの冒頭の写真は実はその時のものです。坂下バス停は先ほど降りたバス停の反対向きですが,道を間違えてしまい,ダンプカーのじゃんじゃん通る暑い道路で大慌てです。幸いバスは数分遅れてやってきて,青梅の山間部らしい写真も撮ることができました。

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坂下で。こちらは成木街道を下る方向

 やってきたのはA607,エルガの最終年代の比較的新しいバスです。道路は成木川に沿って下流方向に進み,そのまま行けば飯能方面に抜けます。上畑,下畑と埼玉県内にある停留所を通過し,冒頭の写真の富岡1丁目からはまた都内に戻ります。

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直竹川を渡ると道路は埼玉県に入る

 岩井堂からは黒沢川に沿う小曽木街道を上って,環状ルートを一周し柳沢に出ます。このバスは東青梅に出た後,左に曲がって終点は河辺駅です。河辺駅は三角のとんがり屋根が瀟洒だったはずですが,ペデストリアンデッキが覆いかぶさりちょっと残念です。河辺からは市内北東寄りの塩船から吹上を通って,青梅車庫の先の裏宿町に行く梅77甲のバスに乗ります。

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三角のとんがり屋根が瀟洒な河辺駅

 河辺駅13:35の便は先ほど坂下から乗って来たバスがそのまま運用に就きます。大きな病院や塩船観音の入口などを通って,30分前にも通った東青梅に出ると踏切を渡ります。線路の南側の商店街を通って,再び青梅駅前ターミナルに入り,30分もかからず終点,裏宿町に着きます。

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裏宿町折返し場で。このA607には2区間でお世話になった

 浦宿町は,途中に多摩高校もあり通学利用が多そうですが,青梅中心部の街はずれといった感じです。とはいっても,青梅車庫からわざわざここへやってきて,折返しで各方面に行く便が多数あり,青梅市内のバスの「ターミナル(終点)」として機能しているようです。次は吉野に行くつもりですが,ここから吉野ゆきはないので,一旦,青梅駅に出ます。

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裏宿町折返し場。ここもトイレ完備。一般の人が使えるかは分からない

 青梅駅に着くと15:18の吉野ゆきがまだバス停に止まっていますが,無理はせず,1本後の15:35便にします。この間に青梅の駅前でのアクティビティをこなします。先ず青梅の駅舎ですが駅の規模に似合わず立派です。遡ると,青梅線は戦時中の1944年に国有化されましたが,それ以前は青梅電気鉄道という私鉄で,ここに本社を構えていました。1924(大正13)年築だそうなのでそろそろ100年,見るだけなら立派ですみますが,執務するうえでは不便なことも多そうです。

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JR青梅駅。青梅電気鉄道の本社ビルを受継ぐ

 青梅車庫のあたりでも書きましたが,青梅は昭和の昔が残る街で,市もそれを観光資源にしようとしているようです。また,青梅は漫画家の赤塚不二夫とゆかりがあるようで,駅の改札前では天才バカボンのパパがいきなり逆立ちで迎えてくれます。青梅線は最近,東京アドベンチャーラインの愛称で売り出し中なので,今度は列車で来たいと思います。

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ようこそ昭和の街青梅へのPRボード

 駅の見分が済んだら,家への土産を仕入れに駅前の「まちの駅青梅」なる土産物店に飛び込みます。道の駅はよくありますが「まちの駅」はあまり聞きません。青梅の地酒-澤乃井のワンカップ,山菜の天ぷらとお菓子などをお買い上げです。

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「まちの駅青梅」。とりあえずいろいろ揃っていました

 青梅駅から吉野への梅76丙は,平日は概ね6時から20時台まで1時間に3本は確保され,頻繁運転といってよい路線です。青梅駅を出ると万年橋を渡り,多摩川の南岸に出ます。この辺では多摩川の北岸には青梅線の線路と国道411号線の青梅街道が,南岸には都道45号線吉野街道が走りますが,南岸の方が開けていて人家も多いようです。吉野線の梅76丙はこの地域を走るので,お客さんも多く賑わっています。

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和田町あたりで。南側の山は森がきれいさっぱり刈りとられてハゲ山状態

 今日は森が美しい景色が多いですが,人によっては花粉がかなわないと思いそうです。まさか花粉を嫌って刈りとってしまった訳ではないでしょうが,和田町あたりの裏山は森がさっぱり刈りとられています。大雨の時の水はけの調節機能が心配になる景色です。

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吉野折返し場で

 梅76丙は青梅駅をターミナルとして市内の住宅地とを結ぶ路線なので,停留所ごとにお客さんは減り,終点まで乗り通す人は僅かです。畑も増えてきて青梅の中心部のはずれといったところで路線は尽きて,吉野の折返し場です。バス路線は約2.6km先の玉堂美術館までありますが,この梅01系統は土休日のみの運転です。

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軍畑大橋からの眺め

 ここなら1本おとしても18分後には次のバスがあるので,折返し場の近くを見分します。近くの交差点に軍畑大橋南とあるので,この橋まで行ってみることにします。橋の上から上流方向を望むと滔々と流れる多摩川の向こうに奥多摩の山々が見え,次は東京都最高峰の雲取山に行ってみたくなります。

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万年橋からの眺め。バス車内から下流方向を望む

 15:16,吉野から青梅駅ゆきのバスに乗り,先ほど来た道を戻りますが,今度は途中の万年橋で降ります。たまたま乗換えの都合でこの停留所で降りたのですが,青梅の市内中心部で多摩川を跨ぐこの橋は由緒ある橋のようです。橋の傍らには架橋の技術遺産の展示や記念碑も建っています。また,河川管理の境界になっていて,ここより下流は国土交通省,上流は東京都の管理だそうです。

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万年橋の歴史と河川管理境界の看板。右下は記念碑や技術的展示

 万年橋からは青梅市内の多摩川南岸の駒木町の循環ルートの梅77乙系統に乗ります。段々に乗るバスの運行経路が小ぶりになってきます。万年橋から見えた瀟洒な建物はかんぽの宿青梅で,郷土博物館入口が近いようです。その他は商業地域とも住宅地ともつかない街をまわって,10分も走れば今日4回目の住吉神社です。再び目抜き通りの商店街を走り,終点,青梅駅には15:50頃着きます。

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帰りの梅70は青梅で最新(?)のB代のニューエルガ

 全ての路線完乗という訳にはゆきませんが,青梅の都バスのあらかたに乗ったので,そろそろ引揚げです。帰りもまた梅70系統のお世話になりますが,次の便は16:04,長時間の乗車に備えてトイレに行ったりすれば丁度よい乗換えです。途中を省略しますが,来た時と同じ道を上り,1時間40分の乗車で花小金井駅に着きます。朝,8:30から約9時間半,乗ったバス10便の大旅行でした。

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帰りも西武新宿線,大江戸線,京急線を乗継いで帰る @沼袋

 花小金井からは往路の逆で西武新宿線,都営大江戸線経由で大門へ。ここからは通勤で通い慣れたルートで,品川から京急の快特に乗れば35分で上大岡に帰着です。電車を見れば607F,朝の特急と同じ編成でびっくりです。

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今日のGPSログ(拡大はこちら

 今日は元々,費用をかけずに1日の旅行を楽しむのが目的でしたが,たっぷりバス旅行を楽しむことができました。交通局が開示している都バスの路線別収支リストを見ると青梅地区の各系統は営業係数200近い赤字路線も多く,この先も安泰かは分かりません。青梅支所の健闘を祈って,今日の稿を終わります。(文中の値段は7月時点のものです)(2019.9.22記)

2017年夏のアクティビティ1--埼玉県を走る都バスを求めて

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 (2017年)7月16日(日),この日は思い立って,埼玉県を走る都バスの写真を撮りに,飯能から青梅に行ってきました。埼玉県を走る都バス? こんな路線があるのは「みんくるガイド(都バスの路線図)」を隅から隅まで熟読していたジュニアから2年位前に聞いていましたが,なかなか訪れる機会がありませんでした。以前は東京ワンデーパスを使って,都営地下鉄とバスで行く計画をしていたのですが,あれこれ見ているうち,飯能からバスの便があることを知り,「東急西武線まるごときっぷ」で行くことにしました。せっかくフリーきっぷを買うので,本題は午前中で済ませ,おまけの用事を2つこなしてのショートトリップとなりました。

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「東急西武線まるごときっぷ」

 最初に埼玉県を走る都バスについてをおさらいしておきましょう。都営バスの青梅地区の梅74系統は,青梅市中心部から北郊の成木,小曽木地区を循環する系統ですが,その北側の一部が都県境を越えて埼玉県にかかっています。停留所で2つ,距離で約1.5kmの区間ですが,都バスは都内を走るものという常識からすると,ちょっと異色です。かなり昔の話ですが,千葉の浦安地区へは多数の都バス路線があったし,我が家の近くの横浜市営でも4系統が横須賀市の追浜まで足を延ばしていました(現在は京急バスに譲渡)。探せばこのような越境路線は多数あるのだろうと思いますが,話のタネにはなりそうです。なお,この梅74系統ですが,昭和50年頃,元々路線を持っていた西武バスが撤退したため,住民の請願で都バスが走ることになったようです。下の地図でループになっている区間はフリー乗降で,相当な過疎路線のようなので,いつまでもつでしょうか。

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梅74(甲)系統の路線図(Google Mapに加筆)

 さて当日ですが,朝に横浜から飯能への移動です。当然,3月末から走りだした,みなとみらい線~東横線~副都心線~西武線直通の指定席制列車,S-Trainに乗りたいと検討します。しかし,飯能からのバスが9:25しかないので,あまり早く行っても仕方ありません。この春から,家には西武の時刻表もあるので,S-Trainの次の特急小手指ゆきがちょうどよいことが分かりました。15分余計に寝られて,860円も安いので,即決定です。それに合わせて,自宅最寄りの磯子駅7:03の電車で出発になりました。

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この日もそこそこ早く7:03の602Aで出発 @磯子

 横浜では,今日1日を楽しむ「東急西武線まるごときっぷ」を買い,トイレを済ませて,ホームに向かいます。やってきた電車は,なんと幸先良い,ヒカリエ号でした。2年前にこのきっぷで西武線の乗りつぶしに行った時も黄色い6000系がきたので,どうもこのきっぷを買うと珍しい電車にあたるようです。東横線~副都心線を乗りとおし8:18練馬着,ここからは西武線の旅です。

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この日の東横線~副都心線の電車はヒカリエ号 @石神井公園

 練馬で池袋からの地上線から来た準急飯能行きに接続するので,この電車に乗換えますが,これがまた京急カラーラッピングの9000系でした。この電車にそのまま乗っていれば飯能に9:05に着くのですが,ヒカリエ号の走りの写真を撮るため,石神井公園でこの列車を捨て,後続の急行に乗換えです。ヒカリエ号が来たばかりに朝から慌ただしいことになってしまいましたが,とりあえず飯能には9:16に着きました。

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練馬~石神井公園のちょい乗りの京急カラーの9000系 @練馬

 飯能からは青梅線の東青梅行き飯能41-1系統の西武バスで今日の最初の目的地,岩井堂に向かいます。9:25発の東青梅ゆきは部活らしい高校生10人くらいと普通の利用者2人くらいを乗せて出発です。賑やかだった高校生が飯能南高校で降りてしまうと社内はガラガラです。少し森が深くなったかなと思うと「東京都」の標識が出て都県境を越え,小曽木街道に入ったところの岩井堂には9:37の到着でした。

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飯能41-1系統の西武バス。乗ったバスの折返し便 @岩井堂

 さて,目当ての梅74のバスは10:35のつもりでしたが,時刻表を見ると9:44にももう1本あることが。小1時間の間にゆっくり撮影場所を探すつもりが,あと7分できてしまうので,大忙しです。事前にストリートビューで見てきたのであまり迷うことなくバス通りを西に進むと,富岡1丁目のバス停,その先に「埼玉県」と「飯能市」の標識のたつ都県境がありました。先ずはここで1枚です。なお,この便は梅74乙系統,河辺駅ゆきで,休日ダイヤでは1日1便だけです。tobus.comの時刻表では梅74甲と梅74乙が別の時刻表で表示されるので,現地の時刻表を見るまで,この便の存在に気づきませんでした。サーベイもれではありますが,そんなに多くの便があるわけでもないので,バス停ごとに表示される時刻表は両系統併記が望ましいと思います。

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埼玉県を走る都営バス!?富岡1丁目で。梅74乙は休日は1便しかない

 元々予定していた10:35便まで時間があるので,この近くでぶらぶらします。岩井堂には都営バスの折返し場があるので,まずはそこを見ます。現在,岩井堂折返しの便があるのか分かりませんが,トイレもありきれいに整備されていました。更には常秀院なるお寺や,趣味でやっているような古道具屋などを覗いて,時間をつぶします。この古道具屋ですが缶コーヒーや産直野菜なども売っているので,飲み物や家への土産(きゅうりといんげんで200円!)を購入です。都県境の標識のたつ場所から富岡1丁目のバス停までは近いので,写真を撮って走ればそのバスに乗ることもできそうです。また,この区間はフリー乗降区間なのでそこで手を挙げれば乗せてもらえるはずです。どっちにするか迷いましたが,安全をとって,写真は望遠にして,走って乗ることにしました。それで撮ったのが今日のスレッドの扉の写真で,なんと最新のB代のニューエルガでした。

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岩井堂折返し場。周囲は里山の風情

 元々は10:35便は写真だけで11:06の飯能ゆきで戻る計画だったのですが,今日は1本得していることもあり,このバスで東青梅に抜けることにします。東青梅からはJRで拝島までくだり,そこからは西武の旅に戻ります。次は今日第2の目的地,所沢航空発祥記念館に向かいます。拝島からはお顔のかわいい新鋭30000系,小平で乗換え,航空公園駅には12:03に着きました。

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新鋭西武30000系 @拝島

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航空公園駅を降りるとANKマーキングのYS-11がお迎え

 所沢は航空とゆかりの深い街で,昔は大きな飛行場や航空基地があり,今でも東京航空管制部は航空公園と隣接の場所にあります。以前から,ここに航空公園とちょっとした博物館があることは知っていたのですが,訪れる機会がありませんでした。今日はちょうどよい機会なので,博物館の見学に行きます。博物館というには規模が小さいですが,そこは遠慮して「記念館」というタイトルになっているので,そのつもりで見れば満足の内容です。なお,入館料金はJAFの割引き(僕はスマホ版電子会員証にしていますが,意外なところで使えます)を使って,410円でした。

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所沢航空発祥記念館の建物。右手のドーム状のところに実機が展示されている

 館内の展示は,航空発祥の地にゆかりの展示のほかは,基地としての経緯から陸上自衛隊関係のものが多いです。写真のように,置いてある展示のほか軽い飛行機は天井から吊られていて,結構な数の実機が展示されています。この辺は,米国の博物館(興味あるかたはご参考にこちらもどうぞ)なども参考にしたのでしょう。

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所沢航空発祥記念館,館内の様子

 その他,航空博物館によくある空を飛ぶ仕組み--揚力など--の体験型展示もそこそこあって,子供とじっくり見れば勉強にもなります。シミュレーターも何台かあり,休日でもそんなに待たずに体験できました。ちなみに中級で100点が出ましたが,誰でもそうなのか,それなりのウデだったのかは分かりません。ミュージアムショップでは多数の模型のほかプロペラ動力やゴム発射の飛ばせる飛行機も売っていて,博物館前の芝生エリアは格好の飛行機遊び場になっています。時間があれば,これらで遊ぶのも楽しそうです。

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記念館前の公園のC-46の実機

 1時間ちょっとで見学を済ませ,航空公園駅から電車で所沢に戻ります。僕にとっては,所沢,飯能は縁遠く,エキナカの勝手が分かりません。腹も減ってきたのでお昼にしたいですが,所沢は物価が高く気に入った店が見つからないので,とりあえず飯能まで行くことにします。このとき所沢から飯能まで乗った電車がこれまたラッピング,銀河鉄道999の20158Fでした。メーテルのような長い髪ではなかったですが,すらりと長身の女性の運転士さんで,なかなかによい巡りあわせでした。

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西武池袋線は銀河鉄道999柄の20158F

 飯能でもこれといったエキナカの店はなく,エキナカホテルのベーカリーのパン,コンビニおにぎり,ビールを買って,今日3番目の目的地,秩父を目指します。現在,西武秩父線の列車は4000系を主体に運用されていますが,トイレ付,ボックスシートのこの電車は列車の旅を落ち着いたものにしてくれます。秩父に行くといってもフリーきっぷを有効に使いたいだけで,さしたる目的がある訳でもありません。もともとは,西武秩父線の景色のよさそうなところで鉄ちゃん(鉄道写真を撮ること)をするつもりでしたが,道々の車窓を見る限り,ここだ!という所はありませんでした。西武の架線柱は単線でも両持ちのものが多く,えらく架線柱がうるさいな~という印象でした。秩父に着いて時刻表を確認すると,SLパレオエクスプレスは1時間くらい前に行ってしまったようです。

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秩父鉄道の電車。元東急8590の7500系 @御花畑

 天気も曇りがちになってきたので,秩父鉄道の電車を何本か撮って帰ることに決めます。中小私鉄の電車は,大手私鉄の画一的な車両と違って,個性的な車両が多いのも楽しみです。元東急の7500系,元西武の6000系など懐かしい電車がやってきましたが,これらを個性的というかは微妙です。僕としては自社発注の旧型国電みたいなのを個性的と言いたいところですが,アコモ改善や冷房化の要請もあり,それらの電車はもうほとんどないようです。

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御花畑駅の様子。昭和のローカル駅の雰囲気が残っている。入場券はもちろん硬券

 帰りの電車どうするか,往きにS-Trainに乗らなかったので,帰りこそはと検討します。東京メトロ,東急と会社をまたがるごとに料金が高くなるので,石神井公園までなどと考えます。時刻表を見ているうち,西武秩父を14分前に出る地上線経由池袋直通の急行に乗れば,飯能でFライナーに接続し,横浜まで逃げ切るどころか,所要時間も短いことが分かりました。それなら,敢えて無駄遣いすることもあるまいと,あっさり帰りもS-Trainは諦めです。

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御花畑駅で。池袋直通の4000系電車,西武直通用の2番線の時刻表

 雨も降ってきたし,秩父鉄道の電車もいくつか撮ったので,予定より若干早めですが,帰途につきます。御花畑15:49の池袋直通急行に乗ろうと「東急西武線まるごときっぷ」を見せると,若い駅員氏はかなりじっくりきっぷを眺めた後,そのまま乗ってくださいとの案内でした。御花畑は秩父鉄道の駅なので,わずか数十メートルでも秩父鉄道の線路を走れば最低運賃は必要だろうと覚悟していたのですが,いわく,西武線直通電車に関しては御花畑は西武秩父と同じ扱いですとのこと。分界点がどこにあるのか知りませんが,これは意外と良心的な設定です。お礼かたがた入場券を買うと,鋏はご自分でどうぞとのこと,若いのにしっかりした駅員さんでした。

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御花畑~西武秩父連絡線。左に分岐する線路の左手には西武秩父駅が広がる

 帰りもお気に入りの4000系で正丸峠の坂を下り,飯能でFライナーに乗換えです。この列車は東京メトロ10000系でした。飯能から横浜までは1時間28分ですが,秩父への往路に飲んだビールも醒め,トイレもなんとか持ちそうです。秩父などでハイキングをした後のビールは格別のもの,トイレ付き通勤電車S-Trainはこのためにあるのではないでしょうか。

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S-Trainは武甲山のふもとの横瀬でお昼寝中

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S-Trainより速いFライナーと西武秩父駅の広告

 今日はタイトルのとおり埼玉県を走る都バスが目的だったのですが,使ったきっぷのおかげもあり,1日で3つのアクティビティをこなし充実の一日でした。青梅地区の都バスも魅力があるので,今度は都営まるごときっぷで都バス乗車を目的とした小旅行もしたいです。また,今日は鉄分(乗り物分)の濃い旅行でしたが,秩父周辺の山歩きも楽しそうです。どっちにしても,次回の訪問が楽しみです。(2017.7.22記)

呉のバス民営化-その後

 営業譲渡まぢか呉市営バス最後の勇姿ということで3本のスレッドをお送りしたが,4月1日の民営化後について少しレポートしよう。今回も写真主体の手抜き版ですがお許しください。また,5月の連休に向けて仕事が忙しく,写真も息子撮影のものを拝借したもの((Jr)とあるものがそれ)があります。

 まずは,4月1日の阿賀南営業所のようす。広電バス移行に伴い,阿賀南営業所は廃止になったが,4月1日の時点では表札も事務所の表示もそのまま残っていた。また,広い所内には廃車待ちだろうか,方向幕やナンバープレートをはずされた車両が留置され,つわものどもが夢の跡といった感じだった。

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4月1日の阿賀南営業所のようす 2012.4.1

 広電は三菱車もあるが,日野車が多く,三菱車が優先的に廃車になるようで,ここに留置されている車も三菱車が多いようだった。

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F931号車 局紋が消されナンバープレートもない 2012.4.1

 進む塗り替え。手間ひまもお金もかかることから,バスの塗り替えはゆっくり進むものと思っていたが,意外と急ピッチで進んでいる。クレアライン用の高速車は「Kure City Bus」と車体に大書きされていたので,とくに優先的に進められているようで,10日もしないうちに広電カラーで走り始めたようだった。

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14797(もとH965)号車 広電一般色で通い慣れたクレアライン(広島)線を走る 2012.5.5(Jr)

 バスの塗り替えなどバスのライフサイクルのちょうど中間の,電車でいうなら全検のときでよく,旧年式車は廃車まで呉市営カラーでがんばって欲しかったが,94年式のような車も塗り替えられている。

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99647(もとFo943)号車 94年式だが広電カラーで活躍する 2012.5.4(Jr)

 新車の導入。天応川尻線を中心にJ-Busの新車が大量に導入された。正確な台数は知らないが,1つ目の日野ブランド,2つ目のいすゞブランドとりまぜ20台弱がいるようだ。

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96722号車 広電バス呉地区としての新車 2012.4.5(Jr)

 路線図。路線図が白地図上にトレースされたものになり,地図としては正確になったのは良いのだが,路線が色分けはされているが,路線名の記述もなく分かりづらくなった思うのは僕だけか。呉のバスは,同じ路線でも時間帯によって運行経路が違ったり,市内中心部のルートを変えて市役所,文化ホール,商店街,病院などへのニーズに対応しているのだがその辺の案内が少なく,土地不案内なお客さんにはさっぱり分からないものとなっている。そもそもバスという乗り物は地域住民には便利な乗り物だが,遠来の旅行者には分かりづらいもので,呉に限ったことでもないが,改善の余地はありそうだ。この記事を書いていたら,息子がそれだけではないと言う。鍋桟橋に行くというおばあさんが地図を見ても分からないでいたので,おしえてあげたとの由。今度の地図は吹出し記述があちこちにあり,これも路線図を分かりづらくしている一因のようだ。

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呉駅設置の路線図 2012.3.31(ちょっとフライング...)

 Webサイト。これは広電バスカンパニーのサイトの中に組み込まれて,圧倒的に良くなった。というのも呉市交通局時代は路線ごとの主要停留所の時刻しか分からなかったが,バス停ごとの時刻表が整備された。僕としては,都営バスや横浜市営バスのようなバスロケシステムと連動したサイトが欲しいところだが,そこまでの投資は難しいのだろう。また,呉のバスは定時性が高いので,バスロケなどなくても,時刻表のとおりで大きく遅れることもない。

 変わらぬ景色。民営化1ヶ月の様子を書いてみたが,のどかな瀬戸内を行く景色は変わらない。最近の写真を最後に載せて,新生呉の広電バスへのエールとしよう。

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車号不詳(もとHo972) 大入中学校前あたり 2012.4.1

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車号不詳(もとN022) 音戸大橋付近(つばきまつりまであとわずか)2012.5.1

 追:呉のバスの話題をもうひとつ。東京~広島を走る高速バスニューブリーズ号がゴールデンウィーク中,呉まで延長運転。大渋滞でなかなか定時には走れなかったようだが,明るい話題ではあり,ちょっと大げさだが息子は毎朝,毎晩見に行っていた。

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呉発東京行きニューブリーズ号/中国JRバス便 2012.5.5(Jr)

営業譲渡まぢか呉市営バス最後の勇姿(その3・最終日に)

 僕の住む呉の市営バスが4月1日付けで営業譲渡され,広電バスになる。既に最後の勇姿と題したスレッド2本を書いたが,最終日の3月31日に1日乗車券で乗り歩いてみた。親に似てバス好きの小学生のチビと同行,奥さんはお留守番で,今回は旅行プランも基本はチビの作の親子のバス旅となった。といっても呉市内から出ないので,旅という程のものでもない。
 3月31日は土曜日で交通局の事務所はお休みだ。1日乗車券は買えないので,奥さんに事前に買っておいてもらう。都営バスのようなスクラッチカード式だと車内販売も可能で便利なのだが,交通局としては簡単に1日乗車券が手に入るのも困るのだろうか,非常に不便な販売方法ではある。

 まずは自宅最寄りの西中央3丁目から長の木循環線で呉駅に出る。このバス(HM9819号車)は,元横浜市営バスでチビのお気に入り,10:01の便に来ることが分かっていたので,たった2停留所だがこのバスに乗る。呉市営のバスは基本的に車両運用が固定されていて,毎日同じ時間に同じ車両が充当されるので,こういうときは便利だ。今日のこの便は10:00のデパート開店にちょうどのせいか稀に見る混雑ぶりだ。

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HM9819号車 長の木循環線 西中央3丁目 2012.3.31(以降写真は全て同じ)

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同車のシート。横浜市営時代の港ヨコハマ柄だ

 次に乗るバスまで時間があるのと,呉の中心部の循環バスの写真がないので,歩いて10分くらいの「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」まで行って,バスの写真を撮ることにした。家を出たときは曇りがちだったが,徐々に晴れてきて天気もよくなりバス旅日和なってきた。バスでも10分で行けるが,バスの「走り」の写真を撮るため,てつのくじら館近くまで早足で行く。市の花-椿のシールを貼ったエアロミディを撮って,とりあえず満足。帰りも歩いて呉駅に戻る。無理してバスに乗っても帰れるのだが,まだ朝で元気なせいか,チビも一緒に歩くと言う。チビとか言っているが,実はどんどん成長しているのを実感。

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Fso9611号車 宝町中央循環線 大和ミュージアム前。てつのくじら館前でもある

 駅に戻って,10:45発焼山,苗代,郷原経由の広東のりば行に乗る。遠方のかたには馴染はないが,このバス,まっすぐ行けば30分くらいで行ける広に,大遠回りをして1時間以上かけて走るヘンな路線で,土曜日は1日1本しか走らない。そう聞くと乗りたくなるもので,いわば今日のメインイベントの一つである。最初に二河峡,最後に二級峡と2つの峡谷を走り,景色もなかなかよいが,中間は賀茂台地の中を淡々と走るのどかな田舎バスだ。

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Fo9410号車 焼山熊野苗代線 呉駅

 11:55,定刻よりちょっと遅れて,広東のりば着。今日の予定は市バス路線の端まで行くのが基本的な目的で,次は川尻小用入口に行く。川尻小用入口行きは17分前に出たばかりで,次は12:38までないので,この間に仁方桟橋まで行くことにする。仁方桟橋は昔,国鉄の仁堀航路があったころに行ったことがあるのだが,全く思い出せない。仁方桟橋では思いのほかバスが早着し,1本前の折り返し便の12:05発に乗ることができた。

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I091号車 天応川尻線 広東のりば。09年式のエルガは呉市営の最新のバスで虎の子の1台

 ここで20分稼げたので,広東のりばまで戻り,バス停の前の食堂で昼ごはんにする。26分の乗り継ぎ間合いに餃子定食とキョーレツな行程ではあったが,何とか食べ終わり,予定の12:38の川尻小用入口行きに乗る。

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広東(カントンではない。ひろ・ひがし)のりば前の餃子の王将。バス停の真ん前なのだ

 川尻小用入口は神田造船の造船所の先で折返し施設もある大きなバス停だ。今は安浦バスが運行するが,以前は安浦駅まで呉市営バスが入っていたらしく,下り側のバス停に残っていた平成8年版の路線図からは,薄くなりながらもその路線が読み取れた。海のきれいなのどかな折返し所周辺で約30分,時間をつぶして,13:27発の折返し便で呉駅に戻る。当初はその足で天応福浦まで行く予定だったが,家での用事が飛び込み,一旦家に帰る。この戻りのバスは妙に混雑し,呉市営バスには珍しく10分くらい遅れた。呉駅までのつもりだったからよいが,西畑あたりでは後ろから来た天応福浦行きのバスに抜かれてしまった。

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I071号車 天応川尻線 川尻小用入口

 一旦家に帰り,夕食の後,今度は18:00呉駅発のバスで,倉橋島の室尾に向かう。倉橋線のバスは桂浜温泉館までは概ね1時間に1本のバスが走るが,その先は倉橋交通に移管され,朝夕のみ呉駅からの直通バスが入る。今夜の18:00便は大盛況で立つ人が出るほどのお客さんを乗せて呉駅を出発した。瀬戸内海に陽は落ちて,海辺の道をバスは走る。桂浜までは何度か来たことがあるが,その先は初乗りで,海辺の景色がよさそうなのだが,夜なのが残念だ。なお,大盛況だったお客さんも大体は音戸の町内で降りてしまい,終点まで行ったのは僕らのほかには1人だった。
 近くにお手洗いがないか尋ねたりして,運転士さんと2,3言葉を交わす。明日からは倉橋線のバスは「そごう前」には入らなくなるので,この19:48の便が室尾から出る「そごう前」行きの最終便とのよし。夜のバスの写真はあまり撮らないのだが,それを聞いて記念に1枚パチリ。室尾からこの便に乗ったもう一人のお客さんも,広島で一番きれいな(塗色のこと)バスがなくなるのは惜しいねえ,などと言っていたので,きっとバス愛好家のかたなのだろう。帰りのバスはお客さんも少なく,道路も順調で,20:56ぴったり定時に呉駅そごう前着。

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Ho915号車 倉橋線 室尾。91年式は日野ブルーリボンでは最古参。 

 途中の道では,広電としての車号を書き,「呉市交通局」の文字の上に「広島電鉄」のシールを貼ったバスを見かけた。また鍋桟橋にある元・警固屋支所では,交通局と広電の職員がこれからの移行作業の段取りだろうか,作戦会議をしていた。この日で呉市交通局の歴史は終わるが,翌日からは広電バスとして,変わらぬ路線が運行される。移行時の約束として,当面(2年間),路線は維持されるそうだが,どこでも地方バスの経営は厳しい。まだ市民歴1年ではあるが,われわれの足として新生呉の広電バスを見守り育てていきたい。(2012.3.31記)

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営業譲渡まぢか呉市営バス最後の勇姿(その2)

 僕の住む呉の市営バスが4月1日付けで営業譲渡され,広電バスになる。前のスレッドに続き,最後の勇姿を紹介しよう。前回は旧年式車を中心にまとめたが,今回は風光明媚なところ,譲渡車を中心にまとめてみました。今回も速成なので,文章は少なめですが,あしからず。

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Ho916号車 音戸循環型バス 撮影場所不詳 2011.9.18
倉橋島内の音戸循環型バスには「さざなみ」の愛称がつけられている

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F921号車 呉探訪ループバス 呉駅前 2012.3.24
呉市内の観光地をめぐる「くれたん」は専用の中型観光バス

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Fo9310号車 焼山線 猿見橋 2012.3.25
焼山線は二河峡の谷あいを行く。冬場の降雪時は難所でもある

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Hmo9513号車 呉倉橋島線 昭和埠頭前 2012.3.22
呉海軍工廠を引継ぐ造船所には「大和のふるさと」の文字が

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Fm9811号車 平原経由焼山熊野苗代線 中惣付 2012.3.25
灰ヶ峰のふもと神山峠からは呉の旧市街が一望できるところがある

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Hs041号車 辰川線 呉駅前 2012.3.24
辰川線用のレインボー中型CNGノンステップバス

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Im9518号車 天応川尻線 呉駅前 2012.3.24
一般色のいすゞキュービックだが京急からの譲渡車だ

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I9615号車 阿賀・音戸の瀬戸線 昭和埠頭前 2012.3.22
呉市営では少数派の西工ボデーのバス。元高槻市営

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Hm9819号車 長の木循環線 西中央三丁目 2012.3.24
横浜市営から移ってきたブルーリボン。港ヨコハマ柄のシートが出自を物語る

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Ns033号車 辰川線 総監部前 2012.3.30
朝の通勤時間帯,昭和町方面には市内各方面からのバスが集まる。
移籍前は送迎輸送に使われていたそうで,異色の経歴

 営業譲渡まであと1週間。昨日の呉駅前には何人かのバス愛好家が出ていた。また,一部の運転士さんは既に広電の制服で乗務していた。最後の一便まで安全輸送の完遂をお祈りします。(2012.3.25記,2012.3.30一部写真差替え)

その1へ  その3へ

営業譲渡まぢか呉市営バス最後の勇姿(その1)

 僕の住む呉の市営バスが今年(2012年)4月1日付で営業譲渡され,広電バスになる。転居して1年しか経たないので,呉市営バスの歴史や営業の詳しくは分からない。通常の路線車なのにエアサスをはくなどハイスペックのバスが多く,近年はあちこちからやってきた中古車が活躍するなど,バス趣味的な興味は尽きない。毎朝の通勤などに利用しているので,なくなると聞くと惜しい気もしてくる。このスレッドでは呉市営バスの最後の勇姿を紹介しよう。

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Fo902号車 長の木循環線 西中央3丁目 2012.1.9
呉市営最古参のバスだ。広電譲渡後はどうなるのだろう。

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Fo9217号車 天応川尻線 猪山隧道 2012.3.11
穏やかな瀬戸内を望む区間も多い

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Ho9220号車 宮原線 呉駅前 2011.12.17
呉市民に親しまれる灰ケ峰を背に

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Fso9610号車 昭和循環線北コース 東明ハイツ 2011.6.4
真っ赤なラッピングで普段は昭和地区を走るが,くれたん(呉探訪ループバス)の予備車でもある

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H965号車 広島線クレアラインバス 広 東のりば 2012.3.11
広島線は都市間バスとして3社共同でクレアライン(広島呉道路)をゆく 

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Fc013号車 白岳循環線 中央白石 2012.3.11
キョーレツに狭い狭隘路線をゆく

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I092号車 天応川尻線 呉駅前 2011.12.17
CNGノンステップのエルガ。虎の子の1台だ。

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Is682号車 保存車のボンネットバス 2011.9.19
広島バスフェスタで無料試乗に活躍

 このスレッドは速成ゆえ,文章も少なく恐縮ですが,営業譲渡の4月まであと20日。最後の活躍を見守り,4月の新生に期待を寄せつつ終わろう。(2012.3.11記)

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