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2022-09

素人が書いた素人のための羽田空港周辺での飛行機撮影ガイド

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 今日はこの半年ぐらいで撮りためた写真を使って,羽田空港周辺での飛行機撮影ガイドをお送りします。僕は元々鉄ちゃんで飛行機の写真については駆け出しですが,2021年は遠出や人と接する所に行けないので羽田空港の周辺に通いました。羽田空港周辺での飛行機の写真について随分勉強もしたので,初めて羽田に写真を撮りに行こうというかたのためにガイドとしてまとめました。

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羽田空港の滑走路

 飛行機の写真の攻略にはまず滑走路の位置関係を押さえる必要があります。羽田空港には4本の滑走路と3つのターミナルビルがあります。主な滑走路は東京湾に沿ったC滑走路とA滑走路で,概ね南北方向を向いています,その間に主にJALグループが使う第1,主にANAグループが使う第2のターミナルビル,更にその間には国道357号線と高速湾岸線の道路が通ります。これらと交差する方向にはB滑走路と海上の人工島に造られたD滑走路があります。滑走路は進入する方位角にしたがい(10度単位に丸める),また平行滑走路には左右でL,Rを付けるルールなので,A滑走路は16R,34L,以降順にBは04,22,Cは16L,34R,Dは05,23と呼ばれます。また,国際線の第3ターミナルビルはA滑走路の西側,B滑走路と挟まれた位置にあります。

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羽田空港の飛行ルート

 また飛行機は原則として風に向かって離着陸するので,風向きにより使う滑走路が決まっています。飛行機は巡航高度に達したら,追い風のジェット気流に乗れば対地速度が上がって早くに目的地に着くことができますが,離着陸するときは揚力を得るため向かい風で滑走やアプローチをします。羽田空港の場合は,基本的には北風運用と南風運用があり,ざっと年間で6:4の割合だそうです。なお,季節風の影響もあり,北風運用は冬に,南風運用は夏に多くなります。また,2020年春からは日中のピーク時の何時間かに限りに都心の上空を飛ぶルートが設定されるようになりました。飛行機の写真を撮る場合,その時の飛行ルートを押さえておかないと,せっかく撮影ポイントへ出向いても飛行機は飛んでこないということになってしまいます。

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羽田空港飛行コースホームページ 2021.8.8閲覧

 2つ上の図が羽田空港の飛行ルートのまとめです。これによれば北風/南風,在来ルート/都心ルート(新ルートと表されています)の別のほか,好天時/好天時以外の別もあり,8つのパターンが示されています。ILS(計器着陸装置)に頼らなくても安全に着陸できる良い天候のときとILS頼りで着陸進入するときでルートが多少異なりますが,空港周辺で写真を撮る分にはあまり変わりありません。また,今どのパターンで運用しているかも開示されていて,羽田空港飛行コースホームページで確認することができます。滑走路ごとに風向きによる使い方を整理したものが下の表です。

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羽田空港の風向別の滑走路使用のまとめ

 滑走路と風向きによる運用を押さえたあとは,主な撮影ポイントの場所です。空港のターミナルビル3棟のほか空港の周辺施設を2か所,空港外の公園等を北の東京都側で3か所,南の多摩川の対岸の川崎側で2か所を押さえてみました。1.から10.までの番号を振ってありますが,おおよその場所は下の地図のとおりです。以降は,順に各場所の様子をまとめます。

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羽田空港周辺の飛行機撮影ポイント

1.第1ターミナルビル
 まず最初は空港の第1ターミナルビルです。ここはJALグループが入居する旅客ターミナルですが,屋上のデッキはガリバーズデッキと名付けられ,とても写真の撮りやすい場所です。第1ターミナルビルはA滑走路の東に位置するため,主に午前中のA滑走路発着便が順光になります。北風運用では朝の着陸便がきれいに撮れますが,多摩川沿いの工場地帯がバックになるので,これが目障りという意見もあります。南風運用では滑走開始点から離陸するところまでを通して見渡すことができますが,離陸は後ろから見送る形になります。飛行機のフォルムは流れるような美しい姿なので,後ろからでも気にしません。なお,参考のために35mm換算のレンズの焦点距離も付けておきます。

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北風運用時の着陸便 2021.10.2(320mm)

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南風運用時の離陸滑走開始点 2021.10.2(400mm)

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南風運用時の離陸便 2021.10.2(345mm)

 また,第1ターミナルビルからは富士山をバックにした写真も撮れます。それが下のA350がタキシングしている写真で,台風一過の夏の日に撮ったものです。更に第1ターミナルの北側からはB滑走路も望むことができますが,相当長いレンズが必要です。僕の400mmのレンズでは望遠が不足なのでご参考ですが,長いレンズで都心方面のビルを背景に撮るのが大都会らしくてよいそうです。

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第1ターミナルからは富士山も見える 2021.10.2(135mm)

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第1ターミナルからのB滑走路着陸便 2010.10.2(400mm)

2.第2ターミナルビル
 続いてはANAグループの入居する第2ターミナルビルです。こちらは目の前にC滑走路が延びますが,ビルが西側に建つため,午後が順光になります。滑走路の向こうは東京湾で,海を背景にすっきりとした写真が撮れます。下の写真は4枚とも南風運用時のものですが,身軽な国内線の便だと目の前で浮き上がりますが,燃料満載の国際線の便では目の前では未だ浮き上がらず,送り出すような形になります。また,滑走開始点の近くでは東京港ゲートブリッジを背景に撮ることもできます。

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南風運用時の離陸便1(国内線北海道便) 2021.7.28(295mm)

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南風運用時の離陸便2(国際線太平洋航路) 2021.7.28(266mm)

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南風運用時の離陸便3(滑走開始点近く) 2021.7.28(290mm)

 到着便の場合は接地点もよく見えますが,エプロンの照明塔が少々邪魔になります。エプロンの照明塔は本当に邪魔で,気をつけないと下のAIR DO機のように串刺しになります。また,第1ターミナルのJAL同様,第2ターミナルでは駐機中やタキシングするANA機は撮り放題です。

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南風運用時の着陸便 2021.7.28(369mm)

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タキシング中のANA機 2021.7.28(70mm)

 次に下の2枚は北風運用時のC滑走路離着陸便です。昼前から午後は順光でよい写真が撮れますが,照明塔のポールが多く,それを避けながら撮るのに苦労します。着陸便の場合は接地点が遠く,長いレンズが必要になります。離陸便は送り出す形の追いかけ写真になりますが,天気が良ければスカイツリーなども写り込んで,東京らしい写真が撮れます。この日の写真は解像度を上げ,トリミング前提で多少引いて撮りました。

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北風運用時の着陸便 2022.3.12(560mm相当)

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北風運用時の離陸便 2022.3.12(243mm相当)

 第2ターミナルビルからはD滑走路も遠望することができ,下のルフトハンザのジャンボジェットのような写真も撮れます。D滑走路は通常は海側の端しか使わないので,1,000mmクラスの大砲レンズでないとまともな写真になりません。ルフトハンザのフランクフルト便は写真の撮りやすい真っ昼間に羽田に来る数少ない海外航空会社便ですが,残念なことにこの秋から機材が-8(ダッシュ8)のジャンボジェットからエアバス機に変わりました。

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D滑走路に降りたルフトハンザのB747-8 2021.7.28(トリミングあり)

3.第3ターミナルビル
 国際線の第3ターミナルビルからはA滑走路が午後順光になります。南風運用時の着陸便が撮りやすいですが,背景に多数の飛行機が入るため散漫な印象です。離陸便もほぼ下の写真のあたりから離陸滑走を始めるので,送り出す形になり,かつ照明塔をかわしながらの写真になります。

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南風運用時の着陸便 2021.7.28(423mm)

 北風運用時もA滑走路の接地点が見通せますが,ポールをかわすのが難しい点と長いレンズが必要な点は第2ターミナルからのC滑走路と同様です。JALのハンガーがあり飛行機の姿が重なってうるさいので,個人的には海がバックになる第2ターミナルのほうが好きです。なお,北風運用時のA滑走路は標準では離陸便はありません。

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北風運用時の着陸便 2022.3.12(496mm相当)

 第3ターミナルビルからは離陸,接地の瞬間を狙うよりは,色とりどりの国際線の機材の写真を撮るのが楽しいです。見本かたがたガルーダのB777とルフトハンザのA340を載せておきます。

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トーイングカーに牽かれ移動中のガルーダのB777 2021.10.2(88mm)

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フランクフルトから着いたところのルフトハンザのA340 2021.10.2(112mm)

 また,第3ターミナルは反対側に第1ターミナルが見渡せるため,羽田空港らしい夜景がきれいです。正面を向いて駐機する飛行機の後ろには第1ターミナルビルや管制塔が並び,「東京国際空港」の文字も見えます。

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第3ターミナルから見た空港夜景 2021.7.28

4.羽田イノベーションシティ
 このあとは空港を離れ,周辺の施設です。先ず羽田イノベーションシティは現在整備中の複合施設で,京急,モノレールの天空橋駅の程近くです。飛行機の写真が撮れるデッキの近くに足湯もあり,施設としては申し分ありません。また,駐車場も30分まで無料で,ちょっとだけの立ち寄りにはお得です。ここで撮れるのはB滑走路使用便だけなので,それを覚悟で行かないと飛行機が来ないでがっかりすることになります。B滑走路の西側から離陸するのは南風の新ルート運用時だけで,午後遅めの時間は太陽の加減もよいですが,短距離の小型機の場合は早くに高度が上がるので真下から見上げるような形になります。

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南風運用時新ルートの離陸便1 2021.7.17(560mm)

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南風運用時新ルートの離陸便2。本当に間近かです 2022.8.3(126mm)

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南風運用時新ルートの離陸便3。小型機はかなり高度が上がっています(ちょっとピンボケです) 2021.7.17(560mm)

 新ルートの時間帯が終わると南風運用時のB滑走路は着陸便専用になり,写真は撮れますが相当長いレンズが必要になります。下のトルコ航空のB787は接地の瞬間から着陸滑走を終えるあたりまでを僕のカメラを最大にズームして追ったものです。背景には葛西臨海公園の観覧車やディズニーランドのビッグサンダーマウンテンなど絵になるものが入いります。

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南風運用時の着陸便1 2021.7.17(560mm)

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南風運用時の着陸便2(上と同じ飛行機) 2021.7.17(560mm)

 なお,ここではA,C滑走路への飛行機も見ることができますが,600mm,1,000mmクラスの大砲レンズが必要になります。下はたまたま平行する滑走路に2機が同時に進入する(パラレルアプローチというらしい)ところを撮ったものですが,思い切りトリミングしているので焦点距離は不詳です。

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南風運用時の着陸便 2021.7.17

5.ソラムナード羽田緑地
 ソラムナード羽田緑地は羽田イノベーションシティの近くから第3ターミナルビルのほうへ多摩川の土手沿いに整備された遊歩道です。ちょうどB滑走路の延長線上にあり離陸する飛行機の写真が撮れ,ちょうどよいポジションには屋根付きの展望台も整備されています。滑走路よりやや南側にあるので,午前から午後の早めの時間が順光ですが,離陸便は15:00以降に運用される新ルートに限られるため,近くの羽田イノベーションシティのほうが有利だと思います。

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ソラムナード羽田緑地 2021.10.2

 B滑走路からの離陸便は時間帯が限られるので適切な作例がないのですが,参考まで昼近くの到着便を載せておきます。着陸滑走を終えて,滑走路を出るために機首を振ったところです。B737なので滑走距離が短く,かなり遠い位置で撮っています。

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B滑走路から着陸便が出るところ 2021.10.2(560mm)

6.若洲海浜公園
 次の6.からの3か所は空港の北側,東京都内の公園で,いずれも海沿いにあります。最初の若洲海浜公園は,江東区新木場の先,新しくできた埋立地にあるゴルフ場やバーベキュー場も備えた大きな公園です。大きな駐車場もありますが,料金が1日単位なので割高です。ここでは南風在来ルート運用時のB滑走路着陸便が左に旋回しながら降りて行くところが撮れます。D滑走路への着陸便も見えますが,遥か彼方で写真になりません。

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南風運用時に東京ゲートブリッジをかすめアプローチする飛行機 2021.7.17

 羽田に向けて東京ゲートブリッジや若洲の風車を見ながら降りて行くのは機上からよく見る景色ですが,下からみるとこんな感じでアプローチして行きます。空港から遠いので見上げる形になるのは仕方ありませんが,邪魔なものがなくすっきり飛行機だけの写真が撮れるのがここの良い所です。

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若洲の上空を行く南風運用時の到着便 2021.7.17(560mm)

7.城南島海浜公園
 若洲から東京ゲートブリッジを渡り,中央防波堤を突っ切り,海底トンネルで大田区側に出たところが城南島です。ここにも海に沿って海浜公園があり,駐車場もあります。目の前の海には誘導灯があり,B滑走路に降りる飛行機が飛んでゆきます。飛行機の迫力は最高だと思うのですが,今の標準運用では南風の在来ルートの時間帯しか飛行機は来ません。飛行コースのやや北側なので逆光になりやすく,夏の日が長いシーズンの夕方が期待できますがこの時間帯は新ルートが多いので,なかなか上手い写真が撮れる時間は少ないです。

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城南島海浜公園の目の前には誘導灯 2021.7.17

 少し前の写真ですが城南島で撮ったものがあったので参考に載せておきます。どちらも逆光気味ですが,僕の好きな斜め前のアングルでも,特別塗装がしっかり見える真横でもバッチリです。これらの飛行機ですが今はSTAR ALLIANCEのB777は退役済,ドラえもんジェットはドリームエクスプレスファンタジア80になっています。なお,今の標準運用ではB滑走路の東(海)側から離陸する飛行コースはありません。

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南風在来ルートの着陸便1 2017.5.6(504mm)

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南風在来ルートの着陸便2 2017.5.6(320mm)
 
8.京浜島つばさ公園
 城南島の隣,更に羽田空港に近い所にあるのが京浜島で,その海沿いにはその名も京浜島つばさ公園があります。ここは飛行機マニアのためにあるような公園です。少しだけ駐車場がありますが,2022年4~8月の公園改修工事中は供用を中止しています。ここは空港の北西にあり,B滑走路に着陸する飛行機(離陸するルートは標準になし)とC滑走路を離着陸する飛行機を午後に順光で撮れます。先ずはB滑走路着陸便ですが,長めのレンズを用意すればアプローチしてくる飛行機をいろいろな角度から撮ることができます。ただし,15:00以降は都心上空からの新ルートに切り替わるので,B滑走路は離陸用になります。このときは離陸滑走開始点で,最後のチェックリストの確認と滑走の準備をする飛行機の姿が撮れます。

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南風運用時のB滑走路着陸便1。少し遠くの飛行機を斜めから 2022.8.3(400mm)

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南風運用時のB滑走路着陸便2。夏で少々靄っていますが管制塔とからめて 2022.8.3(320mm)

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南風運用時のB滑走路着陸便3。接地点近くを真横から 2022.7.24(320mm)

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南風新ルートの離陸便。ここから離陸滑走を開始する 2022.7.24(400mm)

 つづいて,C滑走路から離陸する飛行機ですが午後に順光で撮れます。空港は平らと思いがちですがC滑走路の北側の端部は小高くなっていて,離陸する飛行機は丘の陰からいきなり飛び上がってくるのが難点です。離陸した飛行機は高度を上げ,脚を引き込みながら目の前を飛んでゆきます。

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北風運用時の離陸便1。丘の陰からいきなり上がる 2021.11.3(400mm)

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北風運用時の離陸便2。脚をしまいながら上昇 2021.11.3(400mm)

 C滑走路へ着陸する飛行機も午後順光でですが,飛行機が飛んでくる方向に建物があり,真横に来たあたりからでないと写真になりません。その後は上の離陸便の逆で,丘の陰に隠れるまでを追うことができます。

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南風運用時のC滑走路着陸便 2022.7.24(400mm)

 C滑走路は羽田空港で一番基幹的に運用される滑走路なので,空振りする可能性が低いのが魅力です。南風在来ルートの時は運用されませんが,この時はB滑走路に降りるので,結果的にこの場所では標準的な運用では空振りにはなりません。なお,C滑走路と平行するA滑走路に着陸する飛行機(離陸するルートは標準になし)も見えはしますが,写真は撮りずらいです。本8.項のみ,2022年7月24日に書き直しました。ようやくこの場所からB滑走路着陸便の写真を撮ることができました。

9.浮島町公園
 この後の2つは空港から見て多摩川の対岸,川崎にある撮影ポイントです。浮島町公園は埋め立て地,浮島の東の端にある公園で,多摩川の対岸にはA滑走路の誘導灯や整備地区のハンガーなどが間近に見えます。ここからはA滑走路から離着陸する飛行機を午後に順光で撮ることができます。南風運用時は離陸便,北風運用時は着陸便を捉えることができ,視界がよいので両方向とも前側斜めの位置からの写真が撮れます。また,A滑走路の南側は標準の運用の場合はいつでも運用されるので,空振りの心配がないのもメリットです。なお,近くには時間貸しの駐車場は見当たりませんでしたが,浮島バスセンターが近くにあり,川崎駅からの本数も比較的多いです。

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浮島公園は目の前に空港施設が広がる

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北風運用時の着陸便 2021.10.2(400mm)

 離陸便の場合は,長めのレンズで離陸直後の位置で狙うと羽田らしい空港の建物群や赤い橋を入れて撮ることができます。手前のほうまで引っ張れば,脚が引き込まれた状態のきれいな飛行姿勢の写真が撮れます。

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南風運用時の離陸便1 2021.10.2(260mm)

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南風運用時の離陸便2 2021.10.2(310mm)

 ここからはC滑走路も遠望できますが。1,000mmクラスの超望遠レンズが必要です。滑走路の先は建物で遮られ,その後は急に出てくる感じで,僕のコンデジで撮ったら,下の写真程度です。更に人工島のD滑走路も目の前にありますが,安全柵があったり,着陸時の接地点が遠かったりで,あまりよい写真は撮れません。

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C滑走路からの離陸便 2021.10.2(470mm,560mm)

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D滑走路への着陸便 2021.10.2(400mm)

10.殿町第2公園
 最後は比較的新しく整備された殿町第2公園です。ここも多摩川べりですが,ちょうどソラムナード羽田緑地の対岸あたりです。ここは駐車場も整備された家族連れ向きの公園で,緑が多く居心地のよい所です。殿町と羽田空港の間には多摩川スカイブリッジが整備中で,今年(2022年)3月に供用されると空港からの便が格段に向上します。ここはB滑走路のほぼ延長線上にあり,離陸便のほぼ正面のほか,飛行機を真下から見上げるような写真も撮れます。ただし,空港からの距離が遠いので長めのレンズが必要です。

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殿町第2公園近くの堤防の遊歩道 2021.10.2

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南風新ルート運用時の離陸便1 2021.10.2(560mm)

 B滑走路のこちら(西)側は標準では南風新ルートの離陸便だけしか使わないので,ここに飛行機が来るのは南風の日の午後の3時間程度だけです。ここから空港を狙うと長いレンズが必要になるので,空港の更に奥の東京ゲートブリッジや若洲の風車なども入ります。また,下の2と3は同じ飛行機ですが,真下からのほうが半分の焦点距離で,どれだけ近くを飛んでいくかが分かります。

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南風新ルート運用時の離陸便2 2021.10.2(400mm)

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南風新ルート運用時の離陸便3 2021.10.2(200mm)

おまけ
 ところで,飛行機の写真を撮るときマニアの人達は航空無線を傍受したりしています。これも楽しそうですが,機材が高そうなので僕には縁がありません。一方,浮島や京浜島のような場所で写真を撮るとき,次はどんな飛行機が来るのかや,お目当ての飛行機が今どこにいるのかが分かると大変便利です。インターネットには幾つかオンラインの位置情報サービスがあり,僕はFlightrader24というアプリを使っています。このアプリはPC版,Android版,ios版があり,どれでも飛んでいる飛行機を地図上に表示し,飛行機のアイコンを選択すると便名やレジ,写真を表示してくれます。有償版もありますが,写真を撮る際のフライトの照会程度では無償版で十分用が足ります。

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Flightrader24の画面例

 遠出のできない今日この頃,近場の羽田空港に通って得た情報からちょっとしたガイド風にアレンジしてみました。僕のサイトはタイトルはのりものですが,鉄道についての情報が主なので,航空でヒットすることは少ないと思います。それでも羽田空港周辺の撮影ガイドNo1を目指して書いたつもりですが,実際の評価はどうなることでしょうか。気に入ったかたがいれば,ぜひ拡散をお願いします。(2022.1.2(2022年ブログはじめ)記,2022.3.19当初網羅していなかったパターンの写真追加,2022.7.24 8.京浜島つばさ公園の項書き直し,2022.8.5 数枚の写真を入替え)
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羽田空港周辺で飛行機の写真撮り・その3

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 今日は羽田空港周辺で飛行機の写真撮り・その3として,これまでの2回で行っていなかった第1ターミナルビルと空港の南,川崎側の撮影地からの写真をお届けします。出かけたのは(2021年)10月2日土曜日です。この日は台風一過の土曜日で,朝起きて家から富士山が見えたら決行と決めて,前夜は早寝です。

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当日の羽田空港の天気予報 2021.10.2(以下全て同じ)

 当日は5:30に起床,富士山を確認すると,まだ雪はありませんがくっきり見えています。今日は第1ターミナルが最初の目的地ですが,ここは東側から滑走路を見ることになるので午前中が勝負です。天気予報を見ると,朝は北寄りの風,午後からは南の風と今日の行程には理想的です。

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足は朝一番のエアポート急行・羽田空港ゆき @上大岡

 6:00過ぎに自宅を出て,羽田空港への足は京急電車です。緩急接続の上大岡に着けば,今朝1番のエアポート急行が来るようなので,多少着くのが遅くなりますが特急をおとして直通列車を選びます。来た電車は8両固定のアルミの1000形,お気に入りの1本で幸先よいスタートです。

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JALの新鋭A350が出発の準備を整える(35mm換算135mm相当,以下同じ)

 7:13,時刻表どおり羽田空港に着けば,JAL側の第1ターミナルに急ぎます。エレベータで6階に上がれば無料の展望デッキが広がります。羽田空港から飛行機で出かけることは時々ありますが,この第1ターミナルの展望デッキは久しぶりです。ガリバーズデッキと名付けられた展望デッキは以前より広くなったような気がします。先ずは富士山の見え具合を確認しますが,バッチリです。もう少し左のほうに見えるイメージでしたが,正面やや左の感じです。肉眼でははっきり見えますが,カメラのレンズは人間の目ほど高性能ではないので,上の写真程度になってしまうのが残念です。

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A滑走路を離陸滑走中のANAのB787(200mm相当)

 2019年3月までは1日数便だけハミングバードディパーチャーといって,A滑走路から上がった飛行機が大きく右に旋回して富士山をバックに写真を撮れたそうですが,今はこの離陸方式は使わないそうです。となると,富士山をバックに写真が撮れるのは,主にJAL便のタキシングかA滑走路を滑走中の飛行機になります。

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ガルーダのB777が朝の羽田に到着(334mm相当,8:17)

 僕としては離着陸機の斜め前方からのアングルが好きなので,富士山バックは諦め,A滑走路に進入する着陸機に的を絞ります。この時間は全国各地からの上り初便の到着にはまだ早いようで,着陸便はまばらです。そんななか,国際線のガルーダインドネシア航空のB777の便が1便だけあり,彩を添えます。上がその飛行機ですが,大型のB777にはマスクがマーキングされていています。

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B767は今や少数派(275mm相当)

 到着便が少なく手持ち無沙汰なので,手近なJAL機の写真を撮って間をつなぎます。ちょうど目の前では,今では少数派になったB767がプッシュバックして,誘導路に出て行くところです。グラウンドの係員が手を振って見送るシーンも今では珍しくなくなりました。

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こちらは「おめでとう!世界文化遺産登録 北海道・北東北の縄文遺跡群」ラッピングのJALのB737(175mm相当)

 Covid-19禍もあり今のJALの国内便はB737が主役です。第1世代のジェット旅客機B707と似たお顔,根元で屈曲した尾翼のラインなど,僕が物心ついた時から飛んでいたB737と変わらない点も多く残ります。日本の国内線のB737は-700,-800が主流ですが,これらはB737Maxとは異なるそうで,-800=Maxと勘違いしていた僕は認識を改めました。

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ANAのB787が到着(400mm相当)

 9:00の声を聞くと全国各地からの到着便が続々と来始め,たくさんの写真が撮れるようになります。このA滑走路の西側端ですがバックは多摩川の河口と川崎臨海部の工場地帯です。僕としてはきれいなバックとは思いませんが,飛行機の着陸時の姿はとても撮り易いです。ほぼ同じアングルですが,下は少し引いて,工場群もそれらしく写し込んでみました。

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JALのB777が到着(320mm相当)

 ガルーダは未だ接地前ですが,直上の2枚は接地直後でスモークが上がっています。このシーンを狙っていますがなかなか上手くタイミングが合いません。バシャバシャ連写すればよいのでしょうが,メモリがもったいないのと,廉価版1眼レフで連写速度が遅いので,最近は専らコマ送りモードはマニュアルです。

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A滑走路到着便を富士山バックで。リバースしている(トリミング後で205mm相当)

 着地を撮った後,ちょっと走って場所を変えて,富士山バックで撮ったものがすぐ上のJALのB787です。未だリバースの排気口が開いた状態です。真横でよければ,富士山をバックにこのような写真も撮れます。

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A滑走路から飛び立ってゆくANAのB787(345mm相当)

 陽が高くなるにつれ,風向きが変わり,10:00前には空港の滑走路運用が南風モードになります。今までA滑走路川崎側は着陸用に使われていましたが,この便からは離陸用での運用に変わります。第1ターミナルからだと離陸機の機首上げシーンを前側から撮ることはできず,上のような送り出すような後ろ姿のアングルになります。飛行機の流れるようなフォルムはきれいなので,これはこれで絵になります。

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A滑走路の離陸滑走開始点に立つANAのB787(400mm相当)

 第1ターミナルからはA滑走路のほぼ全景が見えるので,反対の都心側は上のようなアングルです。これから離陸滑走を始める「位置について!」のポジションの飛行機が撮れます。今日は写真が撮れませんでしたが,南風都心ルート運用時の着陸機もほぼ同様なイメージになります。背景は大田区方面のマンションや新聞社などの私有機の格納庫です。この方式で着陸するのは午後なので,ほぼ確実に逆光になるため,順光・逆光を気にする向きには第3ターミナルのほうがよいようです。

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B滑走路への着陸便。ANAのB787(400mm相当)

 また,第1ターミナルのガリバーズデッキの北側からはB滑走路に降りてくる飛行機も撮れます。かなり距離があるので長いレンズが必要になりますが,大井の倉庫やビル群をバックにアプローチしてくる飛行機です。上は着陸後リバースをかけながら,滑走しているB787です。

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エプロン内を転進するガルーダのB777(88mm相当)

 朝から3時間粘ってお腹も空いたので,そろそろ引き揚げにかかります。実は僕は朝マックのソーセージマフィンが好物で,メニューの切替え前に地下のマクドナルドに寄って腹ごしらえです。午後は空港の南側に行くつもりですが,少し時間があるので第3ターミナルに寄って,Covid-19禍で少なくなっている国際線の機材の写真を撮ります。

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D滑走路から第3ターミナルへタキシングするブリティシュエアウェイズのB787(325mm相当)

 前回,その2でも来ているので勝手知ったる展望デッキに出れば,朝に写真を撮ったガルーダのB777がトーイングカーに牽かれて移動してきます。厳密には逆光ですが,白い機体が鮮やかです。後ろには第1ターミナルの東京国際空港の文字が入り,羽田らしい写真が撮れました。到着便を調べるとブリティッシュエアウェイズのロンドンからの便があるので,これを待ちます。空港南の離れ島のD滑走路に降りた便は空港内をあちこちタキシングするので,長いレンズさえあればいろいろな角度で写真が撮れます。

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JALのone worldマーキングのB777(65mm相当)

 ターミナルの目の前では出発準備を終えたJALのone worldマーキングのB777がプッシュバックを終えて,いざ目的地へ向かうところです。真横ではありますが,これもまずまずの感じに撮れました。残念なのは,ラダー(方向舵)が横を向いていて,鶴丸がチョイ欠け,妙に細い尾翼です。

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ルフトハンザのA340(112mm相当)

 最後はその2に引続き,ルフトハンザのフランクフルト便です。この便は7月28日に来たときはB747-8でしたが,なんと今日はA340です。B747-8撤退はマニアでは話題だったのでしょうが,航空の情報を日ごろからチェックしている訳ではないので驚きです。知らなかったとはいえ,前回,ジャンボジェットの写真を撮っておいてよかったです。

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グラウンドハンドリングの車に取り囲まれるルフトハンザのA340(携帯で撮影)

 今日もこの便は1時間前後の延着,慌ただしい出発準備のようです。スポットインするや否やたくさんのグラウンドハンドリングの車に取り囲まれ,荷物の出し入れや,食料や燃料の積込みが始まります。空港のターミナルではこのような事業用車の活躍を見るのも楽しそうです。

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ソラムナード羽田緑地の案内板

 ところで,上の写真のうちブリティッシュエアウェイズとルフトハンザの間は2時間弱の時間がありました。その間にその1のときにゆっくりできなかったソラムナード羽田緑地に行ってみます。ここは第3ターミナルの裏側,多摩川の堤防沿いに整備された遊歩道と緑地帯です。ほぼB滑走路の延長線上にあり,離陸する飛行機の写真が撮れ,一部に撮影用展望台のような場所もあります。B737などは滑走距離が短いので,よほど長いレンズでないと真上を近くを飛ぶ写真になってしまいます。

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ソラムナード羽田緑地はB滑走路の延長線上(560mm相当)

 今日のこの時間は通常の南風運用なのでB滑走路から離陸する便はありません。上は参考程度にB滑走路に着陸した便が,滑走路から出てゆくところを撮ったものです。僕のコンパクトカメラではmaxまで引っ張っても,こんな程度しか撮れません。ソラムナード羽田緑地の反対側は多摩川ですが,ここには羽田空港船着き場という桟橋もあります。多分定期船はないと思いますが,ここから横浜などに船の便があれば面白いと思います。

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多摩川には羽田空港船着き場も備える

 ソラムナード羽田緑地からターミナルに戻る道々は秋の風がすがすがしいお散歩です。歩いていると頻繁にバスが来るので,ちょっと道端で一休みしてバスの写真を撮ります。何カットか撮ったうち,今日も空港内の移動でお世話になったターミナル間連絡バスの写真を上げておきます。

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ブルーリボンIIハイブリッドのターミナル間連絡バス

 さてルフトハンザのA340を撮った後は,空港の南側,川崎側の撮影地を巡ります。今日は足は公共交通機関なので,先ずは空51系統,川崎駅ゆきのバスで空港を出発です。第3ターミナル発13:15便に乗れば,13:26に大師橋下に着きます。多摩川に架かる大師橋を歩いて渡れば江川一丁目のバス停はすぐで,13:44発の川03系統,浮島バスターミナルゆきに乗ることができます。川崎駅でも乗換えられますが,歩いてショートカットすることで1本稼ぐことができました。

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浮島町公園風景

 江川一丁目からも11分の乗車でバスは浮島町公園入口に着きます。バスを降りて進行方向に少し歩けば公園の入口があります。浮島町公園は緑地帯の一部が一昨年(2019年)の台風の影響で立ち入り禁止になっていますが,飛行機を見る分には問題はありません。バス停から歩く途中に通行止めの公園入口があり,かなり荒れた印象なので少し心配になります。公園に着けば,上の写真のとおり風車もあってきれいに整備され,去年の10月から復旧開園しています。

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浮島町公園の目の前にはA滑走路の誘導灯,整備場が広がる

 公園は多摩川の川べりまでつながっていて,対岸には空港のA滑走路の誘導灯やANAの整備場の格納庫などが広がります。ここからは南風運用時のA滑走路からの離陸便を撮ることができます。ただし,これらの飛行機はかなり遠くで舞い上がるので,公園の近くでは結構高いところを飛んで行きます。

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浮島町公園からA滑走路を出る離陸便を撮る。ANAのB787(355mm相当)

 下もほぼ同じような写真ですが,第1ターミナルビルと2つの管制塔,赤い橋などが入って羽田空港らしい写真です。赤い橋は後から気づいたもので,半欠けでこれは失敗でした。また,今日のとびらに使った写真(トリミングをしてます)もここで撮ったもので,この2枚と同じ飛行機ですが,既に脚は完全にしまわれています。尾翼も主翼にかぶらずにきれいに撮れて,まずまずの美しい姿です。

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羽田空港を後にするANAのB787(260mm相当)

 また,ここはD滑走路の島の西端にも近く,南風運用であれば着陸便を撮ることができます。ただし,接地するのは相当先なので,1000mmのような大砲レンズが必要です。僕のレンズでは,着陸後にターミナルのほうへタキシングする姿を撮るのが精一杯です。

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D滑走路に着いたデルタのA350(トリミング後で570mm相当)

 この場所からはC滑走路はかなり遠く,離陸して上がってゆく便を見ることはできますが,写真は捨てたほうがよさそうです。先ほどターミナルで撮ってきたルフトハンザのA340ですが,フランクフルトに帰って行くところを撮ろうと構えていましたが,見逃してしまい,本当に後ろ姿になってしまいました。整備地区の格納庫群があるので滑走する姿や,離陸の機首上げの瞬間などは見えず,格納庫の陰から急に上がってゆくのです。

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C滑走路からの出発便はかなり小さい。ルフトハンザのA340(強烈にトリミングしているので焦点距離は省略)

 このルフトハンザ便を撮れば,今日のここでのアクティビティは完了,次の撮影地へ移動です。ここは浮島の東の端に近く,帰りは浮島バスターミナルからの始発便で多摩川の少し上流側に移動します。来るときも乗ってきた川03系統のバスですが,殿町や浮島への通勤の足なので比較的本数は多いです。以前は休日の日中21分間隔という不思議なダイヤでしたが,この度の需要減で半分以下に減って45分間隔です。

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臨港バス川03系統 @浮島バスターミナル

 次に行くのは殿町第2公園で,キングスカイフロント入口でバスを降りて道路を渡り,多摩川べりに進めばすぐ着きます。ここは工場・物流施設街と住宅地の境目につくられた公園で駐車場も備えています。秋晴れの土曜の夕方,緑豊かな公園は家族連れでに賑わっています。

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殿町第2公園の入口周辺

 ここは昼前に行ったソラムナード羽田緑地の対岸でB滑走路のほぼ延長線上にあります。ここも滑走路から遠いので,飛行機が来るまでにはかなり高度も上がっています。また,背景は好みが分かれそうですが,東京港のコンテナヤードやゲートブリッジなどが入ります。

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殿町第2公園からB滑走路から上がる飛行機を撮る。ANAのA320(400mm相当)

 上の写真の後ろに並んでいたスターフライヤーのA320の写真が下ですが,ここではこんな形にほぼ真上近くを飛んでゆきます。また,この公園には飛行機の写真を撮るのにちょうどよい場所に展望台が建っています。

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殿町第2公園では頭上を飛行機が飛んでゆく。スターフライヤーのA320(200mm相当)

 今朝は朝6:00過ぎに家を出て,かれこれ9時間飛行機の写真を撮りました。さすがに疲れたので公園でゆっくりします。展望台で見ているとJALのA350が来るようなので,今日はこの飛行機の写真を撮っておしまいとします。2つ上とほぼ同じ場所から撮っていますが,遠いので560mm相当で撮ったものを更にトリミングしています。大きくして気づきましたが,街路灯が翼の手前にあるようで,ちょっと残念な1枚です。

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今日の〆の1枚。JALのA350 @殿町第2公園(トリミング後で850mm相当)

 最初に書いたように今日は第1ターミナルと川崎側の撮影地2か所を巡りました。鉄道写真を駅間で撮るようなもので,空港外の撮影地のほうが撮り甲斐はあると思いますが,長いレンズが必要で今の僕には機材が不足の感じです。すべての風向きのパターンを網羅できている訳ではありませんが,この3回で羽田空港の3つのターミナルビルと周辺の撮影地を一通り足を運びました。時間があれば,3回分をまとめて羽田空港の撮影ガイドでもできればよいと考えています。(2021.10.30記)

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羽田空港周辺の地図

羽田空港周辺で飛行機の写真撮り・その2

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 今日は羽田空港周辺で飛行機の写真撮り・その2として,主に空港のターミナルビルからの写真をお届けします。出かけたのは(2021年)7月28日水曜日です。この日は会社は夏休みの水曜日ですが,Covid-19の感染に用心しつつ,少しの外出を楽しみました。前回,7月17日は空港の外の公園からの撮影が主でしたが,今日は空港のターミナルビルからの写真が主体です。

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羽田空港周辺の地図

 羽田空港には第1~第3の3つのターミナルビルがあり,主に第1:JALグループ,第2:ANAグループ,第3:国際線の使い分けになっています。このうち第1ターミナルの前にはA滑走路,第2ターミナルの前にはC滑走路があります。基本的に第1からAは朝順光,第2からCは午前の遅くから午後一杯順光です。今日は後述のように昼前に空港到着なので第1は捨て,第2と第3を主体に撮影を計画します。

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今日のフライト状況 2021.7.28(以下,全て同じ)

 いろいろ情報収集すると今の羽田空港ではドイツのルフトハンザのB747-8が数少ないジャンボジェットの定期便で人気のようです。それに的を絞ると到着のLH716便が12:15,出発のLH717便が14:05です。この日の僕の羽田空港着は12:00頃なので,何とか間に合いそうです。空港に向かう列車の中でフライト情報を確認すれば,716便は30分弱の遅れのようで,少し余裕ができます。その時間を使って,一旦,国際線の第3ターミナルの様子を覗きます。

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第3ターミナル駅の様子(帰りの19:40頃に撮影したもの)

 第3ターミナル駅に着くと駅はガラガラで人影もまばらです。今どき,空港などに近寄って大丈夫だろうかと恐る恐るだったのですが,感染リスク以前に人がいないのに驚きです。撮影の参考にフライトの案内を見れば,片っ端から「欠航」で,航空業界の窮状が垣間見えます。また,空港内の店舗や飲食店も殆どが休業で,こんな所にいてよいのだろうかとさえ思います。

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第2ターミナルからANA機を撮る。B787。後ろのAIR DOのB737が串刺しの残念な1枚

 空港内連絡バスに乗って第2ターミナルに行けば,屋上の展望デッキは人影がまばらです。今日もお天気はよく,ほぼピーカンです。第2ターミナルは主にANAグループが使いますが,目の前には青いB737,Airbus A320シリーズ,B787/Dream Linerがずらりです。ANAマニアには嬉しい景色ですが,僕はどちらかというと海外の色とりどりの飛行機のほうが魅力的なので,ANAのほうは気に入ったものをボツボツです。

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離陸滑走中のANAのB787。後にろは中央防波堤と東京ゲートブリッジが見える

 エプロンの向こうにはC滑走路が一望でき,出発便も到着便も基本的には自由自在です。ただし,エプロンには照明塔が多数立っていて,高速で滑走中の飛行機を照明塔の間に収めるのは結構難しいです。2つ上のDream Linerの写真も,後ろのAIR DOのB737が串刺しになってしまいました。

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タキシング中のB767(35mm換算215mm)

 ところでお目当てのルフトハンザのB747ですが,所定より30分くらい遅れて,12:54にD滑走路に降りてきました。D滑走路は10年くらい前に新設された空港の南側の人工島にあります。その先っぽに降りるので第2ターミナルから撮るのはきついです。僕のカメラは最大35mm換算560mmまでの望遠が使えるコンデジですが,それで一杯一杯という所です。このブログの写真は解像度をかなり落としているので,トリミングでごまかすと下のような感じです。また,夏場はあまり長い望遠を使うと陽炎(かげろう)がたってしまい,ピントがハッキリとしません。また,コンデジといえば,ここ第2も後で行った第3も展望デッキにはワイヤのネットがはってあり,コンデジクラスのカメラならワイヤの隙間からまあ自由に写真が撮れますが,一眼レフ用の600mmとか1000mmの大砲レンズではワイヤが邪魔になってしまいます。

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ルフトハンザのB747-8,羽田着陸

 このルフトハンザの機体ですが,所定では1時間50分で乗務員の交代,燃料・食料の搭載,機内の整備をしてフランクフルトに帰ってゆきます。エアラインのグラウンド作業についての知識は乏しいですが,B747-8の燃料は約200t,たった1時間50分で給油できる飛行機も設備もすごいと思います。最短の羽田滞在時間で設定されているのでしょうか,今日は到着が50分遅れたので,出発も遅れます。確か最初の案内は14:55だったと思いますが,何のトラブルがあったのかゲートをなかなか離れず,結局,離陸したのは16:00を回ってからでした。

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羽田で一番の勇姿?ルフトハンザのB747-8

 このLH717便は燃料満載なので,風によって向きは変わりますが,C滑走路限定だそうです。南に向かって滑走する場合はターミナルビル前では未だ滑走中で,ビルを少し通り過ぎてから離陸してゆきます。せっかくなので,離陸滑走を開始したすぐ後と,機体が浮き上がったあとの後ろ姿も付けておきます。

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滑走開始のすぐ後(35mm換算307mm)と離陸後(同325mm)

 目当てのジャンボジェットを待つ間,ひっきりなしに目の前のC滑走路を飛行機が通りますが,その中で眼に止まったものをいくつか上げます。

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アリタリアのAirbus A330,AZ793便

 アリタリアのローマゆきのAirbus A330です。ルフトハンザも昔から変わりませんが,アリタリアのマーキングも昔から変わりません。お尻への緑と赤の回り込み方が少し変わっていますが,僕が小学生の頃と基本的に変わらず,あの頭文字のAを大胆にデザインした尾翼は斬新でした。父親が商社マンで羽田空港に発着する国際線の旅客機には昔から馴染みがあり,やっぱり欧州系のキャリアが好きです。

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デルタのAirbus A350,DL296便

 デルタのアトランタゆき新鋭Airbus A350です。JALも導入しましたが,世界的にAirbusの飛行機が増えているのを実感します。離陸性能がよいのかジャンボジェットより機首上げが多少手前のようです。

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AIR DOのベア・ドゥ北海道JETのB767

 展望デッキでLH717便を待っていたら,ベア・ドゥ北海道JETがタキシングしてきました。もう5年も飛んでいるそうですが,かわいらしいマーキングです。

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ついでにAIR DOの標準塗装のB767

 国内線機材は身軽なので,見ている目の前では既に浮き上がっています。右下は機首上げシーンを撮ったつもりですが,照明塔をかわしきれませんでした。採用になった写真はきれいに撮れていますが,第2ターミナルではこういうのも結構多いです。

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こちらは着陸便の写真。ANAのB787(35mm換算369mm)

 これまでC滑走路からの離陸便を主に載せましたが,第2ターミナルからは南風運用時の着陸便も撮れます。今日の写真はあまりトリミングしない方針なので,照明塔が邪魔ですが,ANAのB787をあげます。横風が強かった印象はあまりないですが,少々危なっかしい姿勢です。

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ソラムナード羽田緑地

 ルフトハンザが遅れたうえデルタの見送りもしたので第2ターミナルを出るのは16:30過ぎになってしまいました。これから第3ターミナルへ移動ですが,少し寄り道をします。先ずはターミナル連絡バスで第3ターミナルへ移動,展望デッキへは上がらずに地上出口から出て,多摩川沿いを歩きます。多摩川に沿って道路(環状8号線,環八)と川の間の堤防がソラムナード羽田緑地として整備されました。今日の最初にあげた地図で⑤の一帯ですが,堤防上の小高いところでB滑走路から離陸する飛行機の写真も撮れそうです。滑走路の延長線上からやや東寄りなので,午後の早い時間帯が順光のようです。また,滑走路端からそう遠くはないのですが,B737は滑走距離が短いので,今日来る飛行機はかなり高度を上げて頭上を飛んでゆく感じです。今日は夕方なので検分するだけで先を急ぎます。

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多摩川スカイブリッジとヨドバシカメラの物流センター

 ソラムナード羽田緑地を歩いてゆくと多摩川に新しい橋を架ける工事が進んでいます。この橋は7月に「多摩川スカイブリッジ」と名前が決まり,2021年度末に供用開始とアナウンスされています。橋の向こうにはヨドバシカメラの大きな物流センターも見えます。趣味の品物の通販はYODOBASHI.comをよく使い,川崎から発送されてきますが,こんな所に物流センターがあったとは知りませんでした。橋の開通でますます便利になることでしょう。

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B滑走路西側エプロンにはB777が並ぶ

 ソラムナードは環八の新道と旧道が交差する大きな交差点のあたりで尽きます。上に上げた写真はそのあたりで撮ったもので,空港内の滑走路脇のエプロンにJAL,ANAのB777が並んでいます。写真を撮った時はCovid-19禍の利用者減で戦列を離れているものと思いましたが,そうではないようです。今年2月20日,米国のデンバーでユナイテッド航空のB777が深刻なエンジン故障を起こしました。22枚あるファンブレードの2枚が折れ,うち1枚は根元から折れていたそうです。エンジンは出火し,地上には雨のように部品が降ったそうで,飛行機はエンジン1発で空港に引返しました。実はその3か月前の去年12月4日,沖縄から羽田に向かっていたJALのB777でもファンブレード2枚が折損するインシデントが起きていました。いずれも重大なインシデントで一歩間違えば墜落の危険があり,それでも無事に空港に戻れたB777はやはり優秀で安全ともいえます。これらを受けて,PW4000エンジンを搭載するB777(JALは13機,ANAは19機を保有)は飛ぶな令が国土交通省から出ていたのです。なお,B777はプラットアンドホイットニーのPW4000,GEのGE90,ロールスロイスのTrent800からエンジンを選ぶことができ,今回の飛行停止措置はPW4000搭載機が対象です。PW4000のファンブレードは金属のチタン製ですが,GE90のそれは炭素複合材(CFRP,世界初採用)製なので,同種の障害は起きないと考えられたようです。

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羽田イノベーションシティの駐車場から。ANAのB787(35mm換算195mm)

 ここまで来ると天空橋は目と鼻の先で,第3ターミナルに歩いて帰るより電車に乗りたくなります。天空橋駅近くには羽田イノベーションシティがあり,ここでも良い写真が撮れますが,前回訪問済なので今日は駐車場で数カットの写真を撮るだけにします。後でトリミングがし易いよう敢えて余白を多めにしていますが,上のような感じになります。ここまで来るなら,羽田イノベーションシティの各層のデッキからの,もう少し横に回ったアングルのほうが,僕としては好みです(前回の記事はこちら)。

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第3ターミナルからの眺め。A滑走路ごしに第1ターミナルとそこに集うJAL機が一望

 さて,時刻は18:00を回ってしまいました。いい加減,第3ターミナルに行かないと写真が撮れなくなってします。第3ターミナルの展望デッキに出ると,予想どおり眼前にはA滑走路,その向こうには第1ターミナルが一望できます。後ほど夜景の写真をあげますが,もちろん第3ターミナルに駐機する国際線機材も撮れます。

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第3ターミナルからA滑走路の離陸便を撮る。ANAのB787(35mm換算284mm)

 今日のような南風運用時だと,離陸する飛行機は滑走開始地点から,浮き上がって飛んでゆくまでを見通すことができます。ただし,第2ターミナルと同様で,照明塔をかわすのが結構難しいです。また,上にも書きましたがワイヤーが張られているので,太いレンズは使えません。上が滑走路に正対し,まさに離陸滑走を始めるあたりです。一方,下は機体が浮き上がったところですが,かなり後ろ姿の向きになります。むしろ,ある程度高度を上げて飛び去る姿のほうがきれいに撮れるかもしれません。

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上の飛行機が浮き上がったところ(35mm換算284mm)

 着陸便に関してはいい感じのアングルではあるのですが,たくさんの飛行機が写り込んで背景としてはイマイチです。また,この場合も照明塔をかわすのに難儀します。ここからはB滑走路を使う便も見えますが,着陸便に関しては遠すぎて写真にならず,離陸便に関してはこの時間(夕方)は逆光です。いつか午前中に来てみたいと思います。

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A滑走路に降りるANAのB767(35mm換算423mm)

 18:30をまわり,前回も撮ったトルコ航空のB787がやってきます。国際線ターミナルなのでタキシング中の飛行機なら,いろいろなキャリアの機体をゆっくり撮ることができます。僕としては飛行機も下のような斜め前からのアングルが好みですが,向こう側のエンジンの写り方などまだまだ勉強が必要のようです。

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トルコ航空のB787(35mm換算210mm)

 日が暮れてしまいましたが,今日はもうひと頑張りです。情報によれば,第3ターミナルからは夜景がきれい撮れるそうです。

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夜のとばりがおりてきた空港に青い誘導灯が浮かびあがる

 確かに無数の誘導灯が浮びあがる風景はきれいではあります。航空機操縦に関しては全くのシロウトですが,この灯列に従って空港内をタキシングするのも大層な技術と思います。空を飛んだり,航法装置のコンピュータを扱うのはもっと難しいのでしょうが。

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19:30を過ぎ,陽の長い夏でも夜になりました 9670

 6枚前の夕方の写真と似たようなアングルですが,完全な夜景モードです。もう1カット,ターミナル風景を付けておきますが,やはり第3ターミナルはいろいろな国のいろいろなキャリアの機材が楽しいです。一番大きく写っているのはビスタラ航空のB787-9ですが,ビスタラ航空はインドのタタグループ系のエアラインでB787は2機保有,これは虎の子の1機のようです。

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第3ターミナル風景

 さて最初にあげたフライト情報のとおり,今日の国際線は欠航便だらけです。Covid禍がおさまったら,また,第3ターミナルに集う各国の飛行機の写真を撮りに来たいと思います。帰途に就き,駅に行けば本当に人影まばら(4枚目の写真参照),空港本来の賑わいが早くに戻るのを期待します。また,このシリーズでは第1ターミナルには行っていないので,次回は第1ターミナルと川崎側の空港外を訪ねる予定です。

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おまけ。京急ミュージアムの230形電車

 ところで今日の午前中は京急ミュージアムに行っていました。外出もままならない夏休み,ブラブラとネットサーフィンをしていたら,翌日の電車シミュレータの券が空いていたので,慌てて予約したのです。新高島駅近くの京急電鉄本社ビルの1階に2020年1月にオープンした京急ミュージアムは入場無料(今は密を避けるため予約制)で,京急の名車230形の実物や沿線を模したHOゲージレイアウトなどが展示されています。

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京急ミュージアムの外観

 東急の電車とバスの博物館や東武博物館と比べると2まわり位小規模ですが,京急愛溢れる沿線住民がちょっと見るにはお手頃です。そういえば,今年4月,小田急にも海老名駅近くにロマンスカーミュージアムができました。こちらも早めに見学したいです。(2021.9.5記)

羽田空港周辺で飛行機の写真撮り・その1

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 今日は久しぶりに航空の話題で,最近行った羽田空港周辺での飛行機の写真撮りの報告をします。もともと飛行機やエアラインは好きなので,このブログでもっと頻繁に扱いたいのですが,道具とウデがついてきていません。

 さる(2021年)6月24日ですが,所用で午前中に東京に出かけた際,午後に都バス木場11系統に乗って,若洲キャンプ場に行きました。羽田空港にアプローチする飛行機から眼下に若洲の風車を見ていたので,この近くがアプローチコースになっていることは知っていました。若洲海浜公園に行くと,意外といい感じに飛行機の写真が撮れることが分かり,改めて出かけることにしました。オリンピック直前,東京都のCovid19新規感染者数が増え続けている時期ですが,家のから出ないと蒸れかえってしまうような毎日です。(2021年)7月17日土曜日は,感染リスクも少なそうな,プリ子(うちのクルマの愛称です)で人と接しない広々とした撮影地3か所を回る計画にしました。 

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今日行った撮影地の場所と羽田空港の滑走路

 今日行く3か所は皆な午後順光のようなので,午前中は家でゆっくりし,13:00過ぎに横浜市南部,磯子の自宅を出発です。首都高は7月19日からオリンピック対策のロードプライシングで1,000円加算なので,今日はギリギリセーフです。新木場に着くとここはオリンピックの大会関係者輸送用のバスの基地になっているようで,たくさんの観光タイプのバスが走っていて,バスマニアには嬉しそうな景色です。14:00過ぎに若洲に着けば,天気はピーカンの撮影日和です。若洲海浜公園の駐車場は日がなたっぷり楽しむための値付けで,1日500円,そんなに長居はしないのですが仕方ありません。

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東京ゲートブリッジの人道で。橋と羽田に降りる飛行機 2021.7.17(特記以外同じ)

 若洲と東京港の中央防波堤の間には東京ゲートブリッジが架かりますが,海を渡る部分には人道もあって,エレベータで上がれるようになっています。現在は,中央防波堤側は地上に降りられないので,エレベータが利用できるのは若洲側だけ,展望台のような感じです。上に登ると少し飛行機に近づきますが,撮影上は有利な点はなく,周囲の景色を楽しむだけで早々に引き上げます。千葉・市原方面からやってきた飛行機は,概ねこの橋の近くで向きを変え,羽田のB滑走路に着陸します。

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若洲海浜公園 2021.6.24

 地上に降りて遊歩道を南に少し歩くと人工島若洲の南端に至ります。ここには灯台があり,この辺から飛行機を撮影するのがよさそうです。今日は公園の様子の写真を撮りそこなってしまったので,6月24日に携帯で撮ったものを付けておきます。真ん中やや右には川崎人工島の換気塔も見え,天気よい日に海を見ながらゆっくりするのもよさそうです。また,写真は割愛ですが,浦安のおとぎの国のビッグサンダーマウンテンも見えます。

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若洲での成果1。JALのDearm Liner(35mm換算454mm相当)

 さて,この場所ですが,羽田空港が南風運用・通常時の着陸機のアプローチコースにあたります。また,この場合はB滑走路とD滑走路に降りる2つのコースがありますが,この目の前を通るのはB滑走路に降りるほうで,D滑走路のほうは遠くて写真にはなりません。午後の繁忙時間帯になると都心上空からのアプローチコースに変わるため,ここは通らなくなります。

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若洲での成果2。JALの新鋭Airbus A350(35mm換算560mm相当)

 ところで,上に2つ写真を載せましたが,コロナ禍の折,このような大(中?)型機は少数派で,来る飛行機はB737が圧倒的に多く,A320シリーズが時々来るくらい,B777は滅多に見ないです。また,自分としては順光の時間帯を狙ってきましたが,円形断面の飛行機の機体に真夏の陽射しが上から当たるので,あまり順光も逆光も関係ないようです。

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若洲に設置されたバス用の大型洗車機

 小1時間,若洲に滞在し,A350の写真も撮ったのでひとまず満足として,次の撮影地,城南島への移動にかかります。公園の駐車場を歩いていると,仮設のバス洗車場が眼に止まり,写真を撮ります。上でオリンピックの輸送に従事するため全国のバスが来ていると書きましたが,その洗車も大変そうで,ここには4台も洗車機が設置されています。

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東京ゲートブリッジ。これは橋の袂から

 若洲からはゲートブリッジを渡り中央防波堤へ,その先は海底トンネルを通って城南島へ,20分位の行程です。中央防波堤は未だ埋め立て造成中のようで,清掃工場も立ちますが,一般人が中をうろつくのは憚られます。すーと流してしまう分にはとくに問題なく,錦糸町の先から大森の先を短絡するのは,将来的には楽しみです。船の科学館のある有明,お台場地域も品川区,港区,江東区が入り組んでいますが,中央防波堤も帰属争いをしているそうです。都バス海01系統門前仲町~東京テレポート駅線を品川営業所が手放さないのも,帰属権主張の一部かと想像します。

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城南島の目の前にはB滑走路の誘導灯が

 15:20頃,城南島海浜公園に着きます。ここにも駐車場があり,1時間まで200円(平日は100円),以降30分ごとに100円です。この公園は飛行機の撮影のための公園かという位の立地で,目の前にB滑走路の誘導灯があります。今は都心側アプローチ時間帯で,C滑走路に降りる飛行機が右後ろから頭上を飛んでゆきますが,B滑走路に降りる飛行機はありません。城南島には4年前のゴールデンウィークに来たことがあり,ブログ的には暇ネタお蔵入りとなっていたので,その時の写真をいくつか上げます。

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城南島からB滑走路にアプローチする飛行機を撮る。ANAのSTAR ALLIANCEマーキングのB777 2017.5.6

 このときはコロナ禍などなく,B777のような大型機が頻繁に飛んできました。B737でもB777でも双発エアライナーには変わりないのですが,存在感が圧倒的に違い,下で写真を撮っていても,B737が来ても「またか...」という感じです。

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JALのドラえもんマーキングのB767 2017.5.6

 また,この2017年5月の城南島訪問時は船でも珍しいものを見ることができました。一つは飛鳥II,もう一つは伊豆大島へ行くジェットフォイルです。ちなみに,このジェットフォイルはライセンスで川重が製作したものですがボーイング929です。

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飛鳥IIと東海汽船セブンアイランド愛 2017.5.6

 城南島にいても成果は少なそうなので,早々に引揚げ,次は京浜島に移動します。京浜島にはその名も京浜島つばさ公園があり,飛行機の写真を撮る環境も整っています。ここには駐車場はなく,公園周辺の道路には取締り強化中との看板もあり,路上駐車は少々心配です。

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さあこれから離陸,緊張の瞬間だ。ANAのA320neo

 この場所はB滑走路の北端の近くで,運河越しにこれから離陸滑走を始める飛行機がよく見えます。離陸する飛行機は,ターミナルを離れ空港内をタキシングし,(長い?)順番待ちも終わって,滑走路に正対すると,さてこれから離陸という所で一旦停止します。操縦室では離陸チェックリストを確認し,スロットルをフル近くにする緊張の場面ですが,そんな瞬間の飛行機を真横から撮れます。

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こちらはB滑走路から離陸するANAのDream Linerの後ろ姿

 この他,京浜島ではC滑走路に降りてくる飛行機も狙うことができます。下のJALのDream Liner 2枚がそうですが,僕の場合はもう少し正面寄りから撮った構図のほうが好きではあります。

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C滑走路にアプローチするJALのDream Liner,その1(35mm換算409mm相当)

 鉄道写真と違い,飛行機の写真では通り過ぎてしまった後の構図でも,それなりに格好よく撮れる場合があります。飛行機のフォルムは空力特性に優れ無駄がなく,後ろ姿でもほれぼれするようです。

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C滑走路にアプローチするJALのDream Liner,その2(35mm換算493mm相当)

 また,コロナ禍で余剰となって一時的に運用を離れている飛行機は羽田空港じゅうの空エリアにありますが,ここの対岸にも何機か駐機しています。

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B滑走路北側に翼を休める飛行機たち

 京浜島でも幾カットかよい写真は撮れましたが,まだ,満足には至りません。この時間B滑走路は離陸用に使われていて,降りてくる飛行機はなく,上にあげたような写真ばかりです。

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天空橋駅前の羽田イノベーションシティ

 予定にはありませんでしたが,B滑走路から離陸する飛行機の正面に回ることにします。行った先は,最近--といっても2020年(去年)7月--開業した羽田イノベーションシティです。久しぶりに京急・モノレールの天空橋駅の近くに来ましたが,新しいオフィスやR&D拠点,商業施設ができて様変わりしています。駐車場は30分まで無料なので値段の確認を忘れましたが,駐車券不要,車の登録番号(レジ?)で識別する最新式の駐車場があります。

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羽田イノベーションシティからの眺望。手前がB滑走路端,第1,第3ターミナルがよく見える

 羽田イノベーションシティは幾つかのゾーンに分かれ,何層かのフロアから構成されますが,空港側は概ね見晴らしが利くようにできていて,写真を撮るには非常によいスポットです。また,Eゾーンの屋上には足湯スカイデッキがあり,ありがたいことに無料です。足湯に浸かりながら空港を眺め,気に入った飛行機が来たら写真を撮る。とても贅沢な施設です。

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羽田空港西側エリアにも多数の飛行機が翼を休める。大型機B777が多いようだ

 ここでも何便か離陸する飛行機の写真を撮ります。今日のとびらの1枚もここで撮ったものです。下の写真と似ていますが,別の機体です。時刻は17:15で陽は傾いていますが,ばっちり順光,午後の遅い時間順光の撮影ポイントです。

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B滑走路から離陸するANAのDream Liner(35mm換算560mm相当)

 前にも書いたように今日はB737がとても多いですが,この機体は滑走距離が短いので,この辺りでは随分高度が上がっています。下のような感じで,真下から見上げる構図の写真も撮れます。ちょっとピントが甘いですが,スカイマークのピカチュウジェットも飛んできました。そういえば,B737ですが脚を格納してもタイヤがむき出しです。半世紀も前の設計で,外気にさらすことで冷却効率を上げているそうですが,カバーがないのは安っぽく見えます。

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スカイマークのピカチュウジェット(B737)(35mm換算560mm相当)

 撮りだすときりがないので,1枚だけにしましたが,ここからはモノレールの写真も撮ることができます。モノレールもいろいろなカラーリングの車両がいたり,時間によってはちょうどこの辺りで離合したりで,凝りだすと時間をくってしまいそうです。

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東京モノレールの列車。第3ターミナルを出たところ

 最後に追加で訪れた羽田イノベーションシティは居心地もよく,時間が経つのを忘れてしまいそうです。時刻も18:30近くになったのでそろそろ引揚げます。そういえば今日は国内の飛行機ばかりで海外の飛行機の写真を撮っていません(国内航空会社の海外便は幾つか紛れているかもしれませんが,識別できません)。ちょうど,トルコ航空のDream Linerがくるので,それを撮って今日のアクティビティは終了とします。

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最後に国際線の機体を1枚。トルコ航空のDream Liner(35mm換算487mm相当)

 陽の長い夏の1日の午後をたっぷり飛行機写真で楽しみました。飛行機の写真はレールの上を走る列車と違い,慣れないとなかなか動きが読めません。また,風向きや時間帯により滑走路の使い方が変わるので,必ずしも思った通りに飛行機が飛んで来る訳でもありません。これらを情報収集して,適切に撮影地点にいることも一つの熟練を要するワザ?です。また,列車は2次元方向しか動きませんが,飛行機は3次元の動きがあるので,動きを予想し追いかけるのも熟練が必要のようです。今回で飛行機の写真撮りが少し面白くなったので,今後も幾度か羽田空港に足を運びたいと思ます。
 なお,今日載せた写真は全てトリミングなしです。僕は通常は画像サイズM1で撮っていますが,今日はトリミングを考慮し画像サイズLにしました。後刻,少しデジタル編集でもう少し見栄えのよい写真に編集しようと思っています。(2021.8.8記)

夏休みのアクティビティ--近場でのりもの三昧(その2・広島空港)

 8/1(水),この日は夏休みなので,近場で鉄ちゃんなどをしながら,子守りをする。午前中は山陽本線入野駅の近くで貨物列車を鉄ちゃんした後,広島空港へ向かう。広島空港は,空港周辺に公園やサイクリングコースがあるのと,つい最近,フライトシミュレータの機械が設置されたとの記事を見たので,航空便利用ではなく,ゆっくりと訪れてみたいと思っていたからだ。

 空港に着き,先ずはフライトシミュレーターを体験しようとターミナルビルに上がる。普通,こういう遊具は展望デッキの出入り口のそばとか,あまり航空便の利用客が訪れないエリアにあるものだが,広島は違っていた。2階の出発ロビーのJAL側,カードラウンジの入り口に程近いところに2台鎮座していて,探すまでもない。7/24(火)に設置されたのでまだ10日も経っていないが,1台は調整中になっていたが,もう1台のほうも3分くらいで空いて,ほとんど待たずに乗れる。画面は3面,操縦桿のほかスロットルレバー,操縦桿の左右上部にトリムスイッチなどがつく本格的な装置だ。1ゲーム200円なので,中級の羽田~広島のB787のフライトを選択する。羽田空港からの離陸操作と,広島空港への着陸操作がペアになっていて,初めての操作でも何とか完遂することができた。ジュニアは着陸時に横滑りして芝生に降りてしまったが,ゲーム終了になることもなくこれも完了することができた。どうも,マイクロソフトフライトシミュレーター(MSFS)を専用に設定しているようだった。

 実は,僕はフライトシミュレータも好きで,その昔,TAITOが出していたアーケード版の「TOP LANDING」に相当の投資をした。その甲斐あって,9空港全面制覇も何度かした。MSFSも家のパソコンには98版がインストールしてあるが,ジョイスティックなしのキーボードのみで使っているせいかピッチのコントロールが要領を得ず,ほこりをかぶっている。今は,これもちょっと古いソフトだが,TAITO・アンバランスの「JetでGo!2」がレベル的にも合っていて,暇なときにジャンボジェットを飛ばしたりしている。

 話を広島空港に戻すが,ジュニアも僕も1ゲーム200円ずつやったらそれなりに満足し,何百円も使うことなく,目的1は達成できた。空港ビルで昼食の後,今度は隣接の中央森林公園に行き,サイクリングをする。公営(3セク?)なので,ヘルメット込みで貸し自転車2時間大人500円,子供200円は良心的だ。サイクリングのコースは,空港展望台に行くファミリーAコースとピクニック広場なる空港が見渡せる広場に行くものがファミリーB,Cの2コース,空港を1週する健脚コースと4つのコースが設定されている。先般,沖縄線に乗ったときに空港隣接の広場を見ていたので,先ずはBコースでピクニック広場に行く。

 時刻表は持参していたがチェックをしていたわけではなく,ピクニック広場に着くとANA677便のドリームライナー(B787)がまさに着いて,タキシングしてターミナルに向かうところだった。取るものものもとりあえず,先ず1枚,写真に撮る。それが下の写真だが,あと15m走れば邪魔なベンチなどが入らないアングルで撮れたのだが,その時間もないくらいジャストだった。

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B787 ANA677便 ピクニック広場にて(75mm相当)

 ピクニック広場と空港の制限区域の間には当然フェンスがあるのだが,その部分が3mくらい低くなっているので,ちょうど視界に入らず,とても気持ちよく写真が撮れる。僕のカメラ(Canon SX-1)は35mm換算500mmの望遠まで撮れるが,200mmくらいのレンズでも何とかなる。たまたま入ってしまったベンチを見れば,その感覚が分かると思う。

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B737 JAL1606便 離陸(500mm相当)

 この場所で何便か撮ったあと,今度はAコース終点の空港展望台に行く。空港展望台は,滑走路からは少し離れて,引いた形になるが,空港全体を見渡せるところにある。下の写真のような感じのところで,離陸,着陸ともピクニック広場より撮りやすい印象だ。広場内には飛行機の古タイヤがモニュメントとして置いてあるのは,ちょっとしたご愛嬌だ。

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空港展望台からの眺め。借りた自転車とモニュメントの古タイヤと共に

 8/1はこれだけで,8/2(木)再度,もう少し早い時間に出直す。せっかくなので中央森林公園の施設なども紹介しよう。下は,公園管理事務所の本館?で,売店や食堂もある。ずっと以前の植樹祭かなにかで整備された施設のようで,大きなログハウス風の作りがよい。また,隣接のサイクルセンターは数百台規模の自転車を保有し,自転車自身もよく整備されている。2日目は荷物を背負える形にしてマウンテンバイクを借りたが,前3速,後ろ7速の21段変速の自転車だった。

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中央森林公園公園センター

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サイクルセンターの内部。自転車は上から吊ってあるものもある

 8/2は先ず11:25着のANA675便(B777)の間に合うように行動する。白市駅近くの鉄ちゃんポイントを10:30過ぎに出発し,11:00に中央森林公園着。駆け足で,昼食のパンと飲み物を買って,いざピクニック広場へ。広場に着くと5分もしないうちに,675便はやってきて何とか間に合った。

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B777 ANA675便 スポイラー,リバース全開!(400mm相当)

 晴天のせいか接地直後の写真は陽炎がたってぼやけてしまい,しばらく滑走した後の写真のほうがいい感じだ。さらに広島空港は西側のほうが若干さがっているので,空港東側に位置するピクニック広場から見ると接地点付近は地平線より下になってしまう。そんな訳で,ピクニック広場はこれ1枚にし,昨日同様,空港展望台に向かう。ここでは,さきほどの675便の折り返しの678便の離陸と昨日も撮った677便の着陸などを撮る。

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B777 ANA678便 離陸(240mm相当)

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B737 JAL1607便 着陸(トリミングあり)
一旦接地後の写真。タイヤから煙が上がるその瞬間を捉えたいが

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B787 ANA677便 着陸(320mm相当)
タイヤから煙が上がっていないので,接地はまだ。ウーム。飛行機の写真も難しい

 ドリームライナーの写真をとってまずは満足。広島空港は地方空港ゆえ飛来する便数は少ないが,写真を撮るうえでは極めて条件のよい空港であることが分かった。呉在住のうちは,たまに訪れてみることにしよう。さて,この日は忙しい。先に書いた,中央森林公園の施設の写真を撮って,また,鉄ちゃんのほうに戻ることにする。以降は,その1を参照ください。(2012.8.3記)

ANAマーキングの787広島飛来

B787@SROVで飛来した広島空港
7月7日(木),明日は東京で会社の会議に出席する。いつもは17:00まで会社で仕事をして最終の飛行機で東京入りするのだが,今日は珍しくフレックスをとり15:00で仕事を切上げ,広島空港に向かう。
今日はSROV(Service Ready Operational Validation,就航を前に空港設備などの受入準備の検証を行うこと)のためにボーイング787が広島空港に来るそうだ。
17:15白市駅前発の芸陽バスに乗る。お客さんは僕1人。何とはなしに運転士さんが声をかけてきて,1本前の便はマニアがたくさん(といっても20人弱)いたとの由,その中の誰かが吹き込んだのだろう,新しい飛行機はウォシュレットがついてるんだってねと感心していた(僕はコトの真偽は知らないが)。
空港の展望デッキに着くと今日は無料開放との由,ちょっと得した気分になる。確かに普段にはない人出だが,広島ということもありざっと100人くらいか。きっと羽田はごった返していたのだろう。
さて,787(ドリームライナー)だが,思ったより小さいというのが第一印象。隣に並ぶB767とほぼ同じか,むしろ小さいくらいの印象だ。あとは顔立ちがヨーロッパ風な感じがする。言い換えればエアバス風なのだが,これが最近の旅客機のトレンドなのかもしれない。
787見たぞ!と満足しつつ,いつもの最終688便で787の後を追い,羽田に向かうことにする。
因みに,今日来たN787EXという機体は量産先行2号機でこのような試験に供するのが目的の機体で,ローンチカスタマーの全日空に敬意を表してマーキングは施されたが,全日空に引渡されることはないそうだ。

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