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2011-10

Bトレインショーティー ED75への期待

 今年(2011年)11月にED75+コキ車のセットが発売されるらしい。新性能のF級電気機関車は直流機はEF62を除きすべて製品化されているのに,交流機は1形式もBトレで製品化されていなかった。なんとアンバランスなことか。僕は高校から大学時代に東北地方をよく旅行したので,赤い電気機関車,主にED75からEF71はお気に入りで,今回のED75にはことのほか期待しているのだ。

 僕が東北地方をよく旅行していた1980年前後は,東京都区内発の東北ワイド周遊券が2万円くらいで磐越東西線以北の東北地方の急行列車が乗り放題だった。みなみ東北地方で遊んだあと平(現:いわき)か郡山から十和田,八甲田,津軽などの夜行列車に乗れば翌朝には青森に着き,一日きた東北で遊んで今度は上りの夜行列車に乗って...という具合に夜行列車を乗継いでの鉄道旅行ができた。それらの牽引機は津軽の板谷峠付近を除き全てED75だった。そんな縦横の活躍をする機関車が好きにならぬわけがない。

 ED75以降の国鉄交流機は,使用線区の特性に合った設計になってはいるが,基本はED75だ。おさらいするまでもないが,敢えて書くと下のようになる。
 ED76:SG(暖房用蒸気発生装置)付,九州,北海道用
 ED75-700:制御方式をサイリスタ制御化(ED77以下も同じ)
 ED77:線路規格の低い線区(磐越西線)用に軸重軽減のための従台車付
 ED78:急勾配線区用に回生ブレーキ付,奥羽本線(福島~山形),仙山線用
 ED79:津軽海峡線用(塩害対策強化,ブレーキ強化など,JR化後の改造)
 EF71:ED78の出力増強F級機,奥羽本線(福島~山形)専用

 ここで一つ問題がある。奥羽本線の福島~米沢間は今や新幹線つばさがあっさり走り抜けるが途中に38パーミルというJR随一の急勾配がある。ED78やEF71はそのための重装備をしたとても魅力的な機関車だが,ショーティーにするとED75との差がつけにくい,というか同じになってしまうのだ。付随か電動かの違いはともかく中間台車が一大特徴だが,ショーティーでは電気機関車の下回りは皆同じ...。そもそもED75自体がショーティーみたいな機関車なのだ。

 話は変わるが,「交流電気車両要論(川添雄司著,電気車研究会,1971.12刊)」という本がある。この本がなぜか普通科高校である僕の高校の図書館にあり,高校時代は飽かずに眺めていた。電気,機械工学分野の専門書なので中味は今でもさっぱり分からないが,巻末付録の形式図が参考になり,模型製作用にコピーをとって何年も大事に持っていた。今般,思い立ってネットで探したら,数千円の値段がついていたが,入手することができた。またひとつ,わが家のおたからが増えた感じだ。

 BトレのED75は運転室窓がオリジナルのタイプの一般型と運転室窓がユニット窓に改造したタイプの700番台が1両ずつ入るようだ。上の形式ごとの概要とこの本の形式図を見ながら考えると以下の改造ができそうだ。また,ちょうど手許にまだ組んでいないEF81があるので,これも動員すれば改造の幅も広がる。まだ,ED75のBトレを手にした訳ではないので,あくまで推測ではあるが。

ED76
ED75の側板に余剰パーツ箱からEF65一般型の前面を探して取付け。屋上はどちらかというと一般型に近いが,本質的にはSGの煙突が特徴。狭いショーティーの屋上にどうやって付けるかが難問だ。まあ,無視かな。パンタは製造時期により菱形のPS101,下枠交差形のPS102あり。

ED77
この形式だけなぜか運転室窓が1枚のおとし窓なのだ。そこで手持ちのEF81の側板にヒサシ付の前面を取付ける。屋根はサイリスタ制御なので700番台を使うがこの機関車はパンタが前に出っ張っているのが特徴だったので取り付けが難しそう。

ED78,EF71
700番台の側板,屋根にヒサシ付の前面と菱形のPS101をつけてオーソドックスに組めば出来上がり。特徴は長さだが両形式ともショーティーでは無視せざるを得ない。よりスケールに近づけるなら,屋根上の機器,パンタの取付け位置を見直す要。ここまでやるかな...

ED79
②のED77を組む際にEF81の屋根が余るが,この銀色に塗装された屋根の抵抗器箱がED79-1~の特徴である回生ブレーキの機器箱とちょっと似てる。という訳で,側板,前面は700番台のものにEF81の屋根を付けて出来上がり。

 ざっと考えられる組み換えパターン案をご紹介した。多少の違いは自作ショーティーゆえのタイプモデルということでお茶を濁すとして,他形式の屋根や前面も動員しているので,これらが上手く合うかが一番の懸念事ではある。そして実際に改造を始めるとED76をはじめとして塗装の変更があり,これがとても面倒,かつ完成品の出来栄えを決める作業となる。
 今はこんな夢を膨らませつつ,11月の発売までもうしばらく待つとしよう。

【追補】
 11/19(土)ネットで予約したED75コンテナ貨物列車セットが着き,早速,ED75を組んでみた。事前情報では一般型のほうはヒサシ付,ヒサシなし2種類の前面が付くと聞いていたが,ヒサシなししか封入されていなかった。念のため,バンダイにも確認したがこれが仕様とのこと。組立説明でもヒサシつき前面について言及しているのにだ。ED77,ED78などへの改造は難しくなってしまい,ひどく失望した。詳細は後日別のスレッドで書くとして,取り急ぎご報告しておきます。11/23(記)
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Bトレインショーティー 185系電車の組立て

 今日は,わが家流のBトレの組立て方を書いてみたい。わが家のBトレは,鉄道模型部品を使って,走行可能にしたり,ディティールアップしたりする訳ではない。かといって,単に組立てるだけでなく,ちょっとこだわりの作りをしている。せっかくの機会なので,作り方の基本も含めて説明し,Bトレ組立ての参考となればよいと思う。写真は,ちょうど手許にあったKIOSKパート6の185系の製作写真としている。

1.下回りの組立て
 床板,台車部品2セット,連結器の各パーツを丁寧にランナーから切り取る。台車部品はバリが残っていると台車のレリーフがきれいにつかないので,よくバリ取りをしたい。台車に車輪をセットし,--上側の部品に車輪を載せて,下側の部品をかぶせたほうが組み易い--組みあがった台車を床板につけて完成だ。NewHGフレームでは連結器は後からつけられので,最後に場所に応じて,自動連結器,密着連結器,ドローバーを使い分ける。わが家では,チビが先頭車同士を連結して遊ぶので,先頭車には密連がつくべき国鉄/JR系の電車でも自連をつけ,固定編成の中間はドローバーとしている。

2.車体の組立て準備
 車体のほうも,屋根板,妻板,透明のガラス部品をランナーから切り取り,バリを取って下準備をする。部品取りの作業のうち屋根板は,断面が妻面から見えてしまうので,慎重にカッターで切り取る。バリが残っていると屋根がきれいにつかないガラス部品上面や妻板の側板の接合部などは丁寧にバリを取って平らにしておく。
 Bトレの組立て説明では透明のガラス部品とブロックを組んで,後から側板を付けることになっているが,僕の場合は先に側板にガラス部品を組付ける。側板とガラス部品は大抵5つのボスをはめ込んで組付けるが,これをきちんと奥まではめるには,箱に組む前のほうがやり易いのだ。箱に組む前に屋根板にはパンタグラフを,前面(かお)にはスカートをつけておく。方向幕が前面ガラスと一体になっている一部の電車やこの185系では,組んだ後では方向幕や愛称幕のシールが貼れないので,組む前によく位置合わせをしてシールを貼る。

Tc185s.jpg
愛称幕を内側に貼ったもの(左)と外側から貼ったもの(右)(完成後に撮影)

 一度に多くのBトレを組む場合は写真のように,組む位置を決めて部品を並べ,組むときに混乱しないようにしておく。Bトレには大体,組む方向があるので注意する。まず一つは屋根板の向きで,ガラス部品のボスとそれを受ける屋根板の穴には向きがあるので,それらを合わせる。もう一つは妻だが,パンタグラフまわりの配管など一目見て分かるものもあるが,楕円形の製造銘板や貫通扉などの違いは組立て説明書を見ないと分からないので,説明書と合わせながら配置する。

185bodyparts.jpg
向きを確認しながら部品を配置する

 また,車体・妻を支持するブロック部品は,僕の場合は先頭車の場合だけ僅かに穴の部分をそいで薄くしておく。これは先頭部の側面と前面の合わせをよくするためだ。ただし,やりすぎると,前面が垂直に付かず,前のめりになってしまうので注意(最近はBトレも精度が上がってきたので,この作業は不要ものも多いようだ)。最後に,トイレなどの窓は好みの方法で色入れしておく。すりガラス風ならヤスリでやすっておく,白色なら修正液のホワイトを裏,表好きなほうから塗っておくなど。

whitesliced1.jpg
洗面所窓にホワイトを入れた側板と厚みを薄くしたブロック部品

3.車体の組立て
 必要な部品の準備ができたら,1両ずつ箱に組上げていく。このときのやり方は2通りがあるが,好きなほうでよい。①屋根に両方の側板を付け,後からブロック部品をそっと差込む。ブロック部品を差込む際,側板,正確にはガラス部品のボスがバキッと折れそうな嫌な感じがするが,今までに1両もそういう失敗はない。
追:①②ともブロック部品の上下に注意。でっぱりのあるほうが下だ。

makebody21.jpg
①先に屋根に側板を組付ける方法

②ブロック部品に両方の側板を付け,四角く組んでから,屋根板を組付ける。この場合は,屋根板が気持ちよくはまれば問題ないが,ずれがあるときちんとはめるのに難儀する。屋根板をキコキコしながらきつくはめるため,大きな力がかかり,グシャッといきそうな嫌な感じがする。

makebody11.jpg
②先に箱に組む方法

どちらにしても,失敗すると部品を壊すリスクがあるので,公式な組立て説明は,2.に記したような組立て方を推奨するのかもしれない。
 最後に妻と前面を取付けて,車体の完成だ。ちょっとやり過ぎの感はあるが,僕の場合は,妻と前面は少量のプラモデル用接着剤で固定するようにしている。また,きちんと固着させるために,模型用ピンチとクランプ(いずれも百均商品)でしばらく固定する。

kochakumachi.jpg
固定中の車体

4.台車の組立て
 台車も丁寧にランナーから切離して,バリ取りをする。なぜか,Bトレの部品では台車の部品はとくにバリが残り易いようだ。チビが作った場合はバリ取りをしないので,わが家ではツノの付いた台車と言って一目で分かるのだ。ともかく,バリ取りをするとこの部分の塗装がはげてしまうので,最近は黒マジックで色さしして,塗装のはげたところを隠している。

cartrack1.jpg
台車の補修のようす

 最後に台車(レリーフ)を台車枠に差込むが,この時向きを間違えないようにする。E231系の台車などでは軸箱の模様がちょっと違うのような見分けがつきにくいものもあるので,要注意だ。ランナーから外す時の位置を変えないようにしたり,パッケージのイラストやときにはインターネットで実車写真にあたるなどしながら正しい向きを確認する。また,わが家では少量の接着剤で,気休め程度ではあるが,接着もしている。なお,TR69など台車中央部分の高さが低い台車では,はみ出て見えてしまうので接着剤をつけすぎないよう注意が必要だ。

5.総組立てとシール貼り
 総組立てと言っても,Bトレではそれぞれ組みあがった車体と下まわりを組合わせるだけだ。もちろん,M車とT車など車種と台車が一致するようにしなければならない。最後に,先頭車の連結器をスカートの外側からはめ込む。
 わが家では,面倒なのと,オーバースケールで気に入らないのと2つの理由で車号のシールを貼っていない。このため,シールはグリーン車マークなど限られたものになってしまうが,これらを所定の位置に貼れば完成だ。

Series185.jpg
完成した185系電車

 以前は4両セットを1時間で組めたが,最近では余計な手間暇をかけるため,4両で1時間半以上かかるときもあるが,それなりに納得のいく仕上がりのBトレ達になっている。Bトレを組むと言ってもそれなりにうんちくはあるものだ。家にあるもので作るBトレ製作の指南ページになれば望外の喜びだ。

 お断り:記事の内容は800両以上の実績をもとに書いていますが,この方法によって部品を破損されても保障は致しかねますので,ご了承ください。

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