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2012-01

Bトレインショーティー ED77

 BトレでED75が商品化され,赤い電機各形式へ改造しているが,ED78ED76に続き,今度はED77が完成したので,その報告をしよう。

 ED77はED75-700と同じテクノロジーの機関車だが,線路規格の低い線区(具体的には磐越西線)への入線のために,軸重を軽減,制御できる中間台車つきになった。外観上は,車体長が伸びたのと,細かい点ではあるが,この形式だけなぜか乗務員室の窓がEF81と同じ下降式の窓になっている。

 Bトレの世界では長さや中間台車は関係ないので,細かい点とはいうものの乗務員室の窓をちゃんと作りたい。先人の改造例では乗務員室窓はEF60以来の2枚窓のものも多いので,ここはこだわりたいところだ。そこで,ED75-700をベースに側板をEF81のものとすることがED77製作の基本になる。大まかに構成部品を書くと次のようになる。
 側板:EF81(ベストリピート9のストックから)
 前面:ED75一般型(テールライトの形状から内はめ式のほうがよいので)
 屋根:ED75-700(サイリスタ位相制御なので)
 スカート:ED75一般型
 パンタグラフ:ED75一般型のPS101(PT43で代用)

 まずは車体を組立てるが,前作の2形式よりすごく大変な作業だった。EF81の側板はED75の側板より随分(4mmくらい)短く,EF81の側板とED75の前面で箱型に組むと両エンドに2mmくらいの隙間ができてしまうのだ。車体組立ての作業は先ずこの隙間を埋めることから始まる。Bトレ共通の車体ブロックに側板と前面を組んで隙間の部分をパテで埋めるが,隙間材を使わずにパテだけで埋められる限界のようなギャップではある。
 その他,車体関係ではED78同様,プラ板から切り出したヒサシを付け,電暖の表示灯を多少細工した。EF81の電暖表示灯は縦に長い角形なのに対し,ED77のそれはまるみを帯びた古いタイプのため。

ED77shorty1.jpg
パテで隙間を埋めた車体

 次は他の形式でも苦労した屋根の合わせだ。屋根も前面もED75のものを使っているので何の苦もなさそうだが,実際は微妙に長さが違い,現物合わせで屋根を削りながら,ぴったり車体に納まるように整形する。合わせについてはこれでよいが,どうもパンタの位置が気に入らない。ED75-700は妙に内側にパンタがあるのに対し,ED77は妙に外側にパンタがあるのでどうも雰囲気が違う。という訳でED77では屋根板に大幅に手を入れることにした。先ず,屋上の高圧配線,パンタ横の空気配管,パンタ台,扇風機のカバーを削り取る。ただし,空気配管は後で再利用するのでこわさないよう削ぎ取り,扇風機のカバーはどうせパンタの下で見えないので,多少の厚みが残るが屋根に穴をあけないようにヤスリで削っていく。パンタをエンド寄りにずらして殺風景になったので,機器箱のモニターを1こ増設してある。パンタ台と削ぎ取って保管しておいたパンタ脇の空気配管を接着し,つや消し黒に塗装して屋根は完成だ。なお,パンタ台や機器箱のモニターは,たまたまあった日本酒の化粧箱から切り出して作った。
 パンタグラフは実車はPS101がつくが,BトレのED75についているPS101は妙に大きくて気に入らないのと,部品の需給の関係でPS101が不足するため,標準のパーツは使っていない。交流用の1本ホーンに似た形ということで私鉄用(多分,京急600)の余剰パーツのパンタグラフから避雷器を削り取って流用した。

ED77shorty2.jpg
製作中の屋根板

 続いての作業は,例によって僕の嫌いな塗装だ。EF81のピンクは交流電機の赤と似ているのでそのまま塗っても問題ないと思われるが,下地が溶けて塗膜が厚くなるのが嫌なので,プラ系塗料のうすめ液を使って,一旦ピンクを剥いでから赤2号を筆塗りした。そのあと,機械室の明り取りの窓は一旦窓部分を黒く塗った後,Hゴム部分をグレーのペンで塗ったが,意外とアクセントになってBトレオリジナルのHゴムだけの表現よりいい感じに仕上がった。

 最後に,各種小パーツを取り付ける。ED77では,信号炎管,メーカーズプレートは余っていた銀河のパーツを使った。屋上は高圧配線を削り取ってしまったので,銀河のパーツの碍子を4本ばかり取付けて,それらしく仕上げてある。ナンバーは今度も2分割で「ED7」+「712」でED77 12号機とした。

ED77shorty3.jpg
完成したED77

 最初に車体を組んで大きな隙間ができたときはどうなることかと思ったが,この機関車では屋上もたっぷり手を入れたので満足な出来になった。さて残るはED79だが,これは当分先になりそうだけど,乞うご期待。

 この記事を書いたとき,ED75-700の制御方式について誤認していました。ED75-700は高圧機器のほとんどが機械室内に艤装され,サイリスタ位相制御のED77量産車等と同じような屋根上の外観ですが,制御方式はED75本来の低圧タップ切替方式です。一方,ED75シリーズのなかでサイリスタ位相制御だったのは北海道型の試作機のED75-500(501の1両限り)でした。このため,この記事冒頭は「ED75-500と同じテクノロジー」が正,また構成部品のリストのED75-700の項は(サイリスタ位相制御なので)ではなく,(単に屋根上の形態が似ているので)が正です。アップ後9年近くたってしまいましたが,お詫びして訂正します。(2020.12.31)
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Bトレインショーティー ED76

 BトレでED75が商品化され,赤い電機各形式への改造の期待が膨らみ,ED78を作ったことは以前に触れた。次はED76に挑戦したので,その報告をしよう。

 ED76はほぼED75と同じテクノロジーの機関車だが,九州で使用するため暖房用の蒸気発生装置(SG)が付き,車体長が伸びて中間台車つきになった。また,外観上は,重連を想定しないので,貫通扉なしとなった。

 Bトレの世界では長さや中間台車は関係ないので,前面を非貫通にすることが改造の主な作業だ。国鉄型の電気機関車の非貫通の前面はEF65などでおまけパーツがついていたので,比較的簡単に入手できた。ストック箱を探したら,EF65(一般型・JR貨物塗装)のお顔があったのでこれを使うことにする。幸いにして,断面形状はぴったり,むしろED75を普通に組むよりもきれいにつながりそうだ。車体側面は,ユニットサッシ,標準の引き窓のどちらでもよいのだが,部品の需給の関係から標準の引き窓のものとした。なお,スカートはED75のものを使っている。

 一連の赤い電機改造で問題なのが屋根の合わせだ。ED76ではED75(一般型)の屋根板を使うことにしたが,ED75の屋根はおでこの運転席側に赤い大きな電気笛,助士席側にホイッスルがモールドされているので,これらは削りとる。また,ED75の屋根とEF65の前面のアタリは全然合わないので屋根のほうを削ってきれいに収まるようにしてから,隙間をパテで埋めている。最後に,電暖なしとなったので,車体側面についている電暖表示灯を削りとって車体としては完成だ。

ED76shorty1.jpg
塗装前の車体

 次は塗装,毎度書くがこれが面倒かつ不得意な作業で苦労する。きれいな仕上げのためには,マスキングをしてさっとひと吹きスプレー仕上げとしたいのだが,Bトレでは前面が透明部品に着色でできているので,このマスキングをきれいに仕上げるのが難しそうなので,筆塗りとした。筆で塗るといっても,面積はしれた量なので,造作はない。ただし,プラ系の調色塗料を使ったが,白や青などの下色が溶けてくるのできれいに塗れたとはお世辞にも言えないできではある。

 パンタグラフはED76は製作時期によって菱形のPS101,下枠交差のPS102どちらもあるが,これまた部品需給の関係と新しいほうがいいかなと思うのとでED75-700番台用のPS102を付けている。屋上でもうひとつの特徴はSGの煙突だが,やっぱりショーティの屋上は混んでいて煙突どころではないので,省略してしまった。

ED76shorty2.jpg
ED76 1010としていた時の写真

 車体関係の最後はナンバーだが,これが結構こだわりの作なのだ。PS102パンタ,ナンバーはブロック式でないとするとED76では3次増備型31~54号機か1000番台の初期型の1001~1010号機が該当する。ED75用のシールにED75 1010があるのでこれを利用し,1010号機とすることにした。シールのED75の5の字の上に塗装のときに車体の赤を塗っておき,適当に6の字を取ってきて貼り重ねた。が,シールの表面処理の関係で塗料ののりが悪く,上から6を貼ることはできたが実用的な強度が保てないようだった。仕方がないので,保護用にED76 1010の全体にかぶさるようにシールの余剰部分を貼り重ねてみた。一応体裁は整ったが,写真を撮ってみると貼りボテでどうにも見た目が悪い。仕方がないので,横浜のうちに帰った際に,EF66のシールをひっぱり出してきて,ED78のとき同様,「ED7」+「6 47」の構成で47号機とした。なぜ,47号機かというと,49号機以降はマイナーチェンジで遮断機が真空遮断器となったので,ED75のような空気遮断機が付いているのは48号機までだからだ。

 途中で書いたが,屋根にモールドされていた電気笛やホイッスルは削り取ってしまったので,これでは不安全だし,おでこが寂しい。600円かそこらのBトレにオーバースペックではあるが,銀河パーツのホイッスルとついでに信号炎管を買ってきて取り付けてある。横浜のうちに帰ったときに模型屋巡りをして銀河パーツは入手したが,あれこれ見るといろいろ欲しくなるのが常で,この機関車はメーカーズプレートも銀河のパーツを付けている。ところで,このホイッスルの取付けには難儀した。真鍮挽き物のホイッスル本体をエッチングの取り付け足にはめるのだが,老眼の僕には見えなくて見えなくて,しまいにはチビに奥さんに家族総出での作業だったのだ。

ED76shorty3.jpg
完成したED76

 こんなことで1か月がかりでED76が完成した。例によって愛着の1両ではあるが,何せ塗装の仕上げが悪いのであまり近接の写真はお見せできないのだ。次はED76と同時並行で進めているED77の登場を期して,このスレッドは終わろう。

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