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2012-07

夏休みに八重山に行ってきました--その2・石垣島

 7/22の晩は石垣の離島ターミナル近くのホテルに泊まり,翌7/23(月)はレンタカーで石垣島観光だ。朝起きると石垣港の岸壁に大きな船がいる。後で調べると,Star Cruise社のSuperstar Aquariusという総トン数51,000トンの船で台湾から石垣へのクルーズで来航しているようだった。この船の観光客と混じると混雑するので早々に出発する。

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石垣で見かけたクルーズ客船Superstar Aquarius

 先に必須のポイントを回ってしまいたいので,急遽,島を時計回りで回ることにし,先ずは観音崎,唐人墓などを通って,川平湾(かびらわん)へ。川平湾はサンゴ礁の入り江で,沖縄,八重山でもとくにきれいな海だ。底がガラスで船自体が箱メガネになったようなグラスボートが数社20隻くらいいる。直近出発のグラスボートに乗って船上からサンゴ礁観光をする。とてもきれいではあるが,昨日小浜島でシュノーケリングした身にとっては,生身で見るほうがきれいと思った。

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川平湾の眺め(グラスボート乗り場から)

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グラスボート(大中小があり,人数によってどの船を出すか使い分けている)

 石垣島では全島を回るとちょっと慌ただしいので,平久保崎はパスして玉取崎展望台までを回ることにした。玉取崎はきれいなところではあるが,当日は雲が多く,きれいな写真がお見せできないのが残念だ。

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玉取崎展望台から平久保崎の方向を望む

 玉取崎からはちょっと寄り道をして底原ダムに行く。どうもレンタカー観光をするとダムを見に行きたくなる性癖があるようで,家族からは迷惑がられている。底原ダムは石垣島で一番大きなため池のようで,のどかな景色がよいが,家族はつまらなそうなので早々に引き上げる。昼食後,飛行機までに少し時間があるので,空港近くの真栄里ビーチに行って,八重山最後の海に親しむ。

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真栄里ビーチ(全日空ホテルの前だけあって整備されている)

 帰りは石垣発16:10のANA1778便から那覇では45分の乗り継ぎで広島行きANA462便に乗って,19:30には広島に着く。那覇ではかみさんは免税店--那覇は国内線でも免税店がある--に行って買い物をするが,ジュニアと僕はまたまた飛行機の写真撮りだ。この間にちょうどANAのジャンボジェットが降りてきて,写真に収めることができた。僕らの世代にとってはいっときは飛行機=ジャンボジェットみたいな時期もあって,馴染み深い飛行機だ。とくに大きな機体にはそぐわない流れるような機能美と,フラップを最大に展張したときの優美な姿が気に入っているが,最近では双発機におされて退潮モードなのが残念だ。ANAではあと1年半くらい飛ぶようだが,最後の活躍を応援したい。

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ANAの747-400D(圧倒的な存在感だ)

 那覇からのANA462便はJA8275と古参の767-300だ。クルーにとっても日頃とぶ羽田~広島線よりは随分長いフライトなので余裕があるのだろうか,家族で揃いのTシャツを着ていたら,いろいろかまっていただけた。パイロットは機種ごとの免許で787に乗るには移行訓練と免許が必要ということは知っていたが,CAも乗務できる機種が決まっているとの由,安全にかかわる機内設備などの仕様が違うので,言われてみれば理解できるがそうとは知らなかった。1時間40分のフライトはあっという間に終わり,無事,広島空港着。今年は7/23にして夏休みの旅行は終了だ。短くはあったが,初めてのシュノーケルもしたし,きれいな海を見て心身ともにリフレッシュの3日間だった。さあ,正月休みはどこに行こうか。
(高校時代の教頭先生の言葉から。ゴールデンウィークが終わると夏休み,夏休みが終わると正月のことを言いだすのだ。僕も一応,日頃はあわただしいビジネスパーソン,年に幾度かの旅行を目標にでもしないとやっていられないのだ...)(2012.7.26記)

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夏休みに八重山に行ってきました--その1・小浜島

 夏休みといえば年に3度しかない長い連休,さあどこへ行こうかと悩むのだが,今年はなぜか八重山,石垣島,小浜島に行くことになった。春に帰省した時のANAの機内誌で西表島の記事と小浜島のリゾートホテルの広告に触発されたのと,沖縄には冬期に何度も行ったが夏には行ったことがなかったので,鉄道旅行はできないが八重山に行くことになった。広島~那覇はANAが1日2便(夏のハイシーズンは3便)とんでいて,オフシーズンはA320だが夏は767になる。那覇~石垣はANA,JTAとりまぜ1日約20便とんでいて,離島ながらも高頻度運航である。という訳で今回のスレッドは,飛行機と観光が主体だ。

 7/21(土),朝6:45自宅発,こういうときは早起きも平気だ。広島発8:30のANA461便で一路那覇へ。JA8567,なんの変哲もない767-300だ。那覇着10:20,大雨でスリップしそうでちょっと怖いくらいだ。那覇では乗り継ぎが悪く,石垣行のANA1771便まで2時間20分もある。ガイドブックを頼りに空港内の「空港食堂」なる食堂でさっそく沖縄そばの昼食をとる。ガイドブックのふれこみでは,もともと空港の職員向けの食堂とのことだったが,空港内のレストランとしてはちょっと割安な感じはするが,どうということのない内容だった。

 まだまだ時間があるので,かみさんはさっそくお土産のサーベイに--まだ往路の途中で目的地にも着いてないのに,信じられない行動だ--,僕とジュニアは展望デッキで時間をつぶすことになった。那覇空港は滑走路が1本だが,宮古,石垣の離島便が1日計40往復,本土の各都市へも頻繁に飛んでいて,ひっきりなしに離着陸がある。しかし,展望デッキは有料(100円)のうえに造作がよくなく,とても写真が撮りづらい。そのせいか30分くらい居たが,他には誰も来なかった。ガラス越しではあるが,むしろ4Fの展望フロアのほうが良い感じだ。

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展望デッキでの写真 JAL B777-300
OneWorldマーキング!

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ANA B737-500 那覇空港の搭乗待合室から 
やたらとB737が多い

 那覇~石垣のANA1771便は折り返し機材の遅れで表示上5分遅れの12:45発となっていたが,もともと発着便数が多いうえに急な大雨で滑走路が混雑し,離陸したのは13:05過ぎだった。機長の案内いわく,「当機のもてる最大の速力で飛行していますが」,石垣には10分くらい遅れて13:50前に到着した。実際はともかくそう言ってくれると,頑張ってるな...と感じさせる一言ではある。石垣空港は737が似合うローカル空港でターミナルは目と鼻の先にあるが,ANA便の場合ランプバスでの乗り降りになる。丁度雨が降り出したので,わずかな間でもバスは助かる。石垣空港のランプバスは東バスが担うが,ここでも大都市からの譲渡車が活躍していて,僕らの乗ったバスは京浜急行の中古だった。「東京バス協会」のシール,独特の2枚開きの中扉,見覚えのあるシート地など確証はないが95%以上あたりで,京急好きのジュニアは大喜びだった。

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石垣空港風景(あいにくの雨模様)

 今日は石垣はそのまま抜けて小浜島へ渡る。石垣の空港から離島ターミナルへの足は,普通はタクシーを使うが,わが家はもちろん路線バスだ。排ガス規制の関係で東京周辺のノンステップバスが地方の事業者に譲渡され,地方のバスのレベルアップに貢献しているそうだが,そんな1台だった。石垣の空港から市街中心部や港はものの15分の距離だが「空港料金」のせいか200円均一は割高な印象だ。

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石垣の空港バス(港ヨコハマ柄のシート地から元横浜市営バスと判る)(7/23)

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石垣 東バスの運賃表(どこも200円で三角表の意味がない)

 石垣港の離島ターミナルは,乗船口が8か所もある1大ターミナルで,石垣を起点に小浜,武富,西表,波照間などの島々への航路が発着している。これから行く小浜へは3社18便が運航するが,共通乗船できるのも一部で,乗船口も異なり--運航会社別だから仕方ない面もあるが--遠来の客には不親切なシステムだ。ともあれ,14:40の高速船に乗って,15:05小浜島着。自宅から8時間ちょっとの旅だった。

 夏で陽が長いので,これから3時間で小浜島観光をする。定期観光バスが1人1,500円,レンタカーがガソリン代込みで4,500円,3人家族で乗ればあまり変わらない値付けだ。バスにも惹かれるものはあったが,バスは走りの写真を撮ることにして,レンタカーで回ることにする。99mではあるが島で一番の小高い山の大岳(うふだき),サトウキビ畑の中の一本道のシュガーロード,隣の西表島との水道にはマンタがくるという細崎(くばざき),その昔のNHKの朝の連ドラちゅらさんの舞台になった「こはぐら荘」など観光バスのまわるポイントを一回りした。大岳は,北海道の開陽台や多和台のように360度の視界--それも全方位海が見える--が素晴らしく,上記のポイントの中ではピカ1だ。

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小浜交通の観光バス(お客さんは1組2名?) 大岳の駐車場にて

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畑の中を行くバス(サンゴ礁の海がきれいだ) 大岳展望台から

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ちゅら島バスの観光バス(こちらは賑やかなペインティング) 細崎付近にて

 小浜島のレンタカーは軽,バスはマイクロだが,島の中の道は舗装はされているものの,とても細く信号はおろか,街灯もないとのことだった。そんな小浜島のなかで目についたのは,山羊だ。野生なのか,飼われているのか,車で走っているとそこここで山羊を見かける。そんな感じで3時間もかければたっぷり見て回れる,自然に囲まれたのんびりした島だった。

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シュガーロードと山羊。木は江戸時代の大津波のときにここまで水が来たという歴史を伝える木らしい

 この晩は躍進目覚ましい星野リゾートの大規模リゾートホテルに泊まったが,朝食付き9,000円のプランで,物価が安いことはあるものの大満足の部屋だった。因みに5月に早割で予約したが,直近に予約したほうが安いという逆転現象になっていたが,ゴネることもなく,割安なほうのレートで計算してくれたのはプラスポイントだった。前述のように小浜島には街灯がないので,よそ者が夜間運転するのは不安全なのか,ホテルまで送迎付きという居酒屋が何軒かある。いろいろ迷ったが,レンタカーは返して,夕食はSANUFAなる居酒屋にした。送迎のクルマは運転手のおじさんの観光案内つき--さきの津波の木もこの情報--で,料理もおいしく,食べログで高評価を得ているのも肯けた。

 昼間は晴れてはいたがときどき雨が降る亜熱帯の島の気候だったが,夜は晴れだ。島には街灯がないので,星がとてもきれいだ。星を見るのは田舎旅行の一つの楽しみになっているが,小さい時から目はよくなかったので,星座の勉強はサボっていた。たくさんの星を見ても,単にきれいだと思うだけで,星座や星の名前はさっぱり分からず,残念ではある。

 翌7/22(日)は午後まで小浜島でのんびり過ごす。実際は,ホテルのアクティビティにのり,サンゴ礁の海でシュノーケリングだ。僕は水泳が得意ではなく,シュノーケリングなどしたことなかったが,家族サービスなので初体験だ。グラス越しに海の中をのぞくととてもきれいだ。白のほか,青や緑のサンゴ,黄色や青の熱帯魚のような魚たちがまじかに見える。海は時化模様で波がありとても怖いのだが,それを忘れさせる美しさだ。写真をお見せしたいところだが,この日は自分がカラダを動かすため,カメラは部屋で留守番だった。昼過ぎまでホテルでゆっくりした後,港の近くで昼食をとり,石垣への途に就く。僕は鉄道,バス,飛行機と同じくらい船旅も好きで,今回の旅行はそれも楽しみだ。幸い帰りの便は竹富島経由で値段は変わらないが所要時間が長く,ちょっと得した気分になる。(2012.7.26記)

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小浜~石垣間の高速船(安栄観光 うみかじ)

その2へつづく

Bトレインショーティー 待望のEF71と赤い電機たち

 僕は昔から赤い電機が好きで,昨秋のED75の発売以来,Bトレで国鉄型の交流機を作ってきたことは以前にお伝えした。5月には国鉄型交流機で最大最強のEF71が製品化された。キハ181系6両セットの初回限定の「おまけ」扱いではあるが,僕にとっては待望の形式だ。

 奥羽本線の福島~米沢間は,今でこそ新幹線「つばさ」や719系電車が涼しい顔で通り抜けるが,横川~軽井沢の特殊な区間を除くと国鉄で最も急な38‰(パーミル)の勾配区間であり,赤岩,板谷,峠,大沢とスイッチバックの駅が4駅も連続する,鉄道の難所だった。その板谷峠越えの区間専用に開発されたのがEF71で,当時標準となりつつあったサイリスタ位相制御に回生ブレーキ回路を設け,動軸6軸とした機関車だ。細かいことを言うと,勾配区間での長時間の停車に備え,ブレーキをロックする機構が台車に付加されていたりしたのだったが,下回りは全車共通のBトレゆえこの辺は省略だ。

 さてこのキハ181系セットだが,5月末に発売になり,通信販売で予約していたのですぐに入手はできたのだが,会社の仕事のほうが忙しくて,組んだのは半月遅れ,ブログアップは1.5か月遅れとなってしまった。話はそれるが,FC2のブログはよくできていて,更新が1か月滞ると,勝手にスポンサーの宣伝が挿入されてしまう。Webサイトは新鮮な情報が命だから,更新が滞るのはとてもよろしくないのだが,この仕組みはブログ更新サボりの大きな抑止力になっていると思う。僕のページもこのお情けない状態になっていたが,これで解消される。

 前置きが長くなったが,他の形式と違いこのEF71は最初からEF71なので,基本的には説明書どおり組立てておしまいではある。しいて言うなら,前面のジャンパ栓受けが2連になり,ヒサシがついたので,従来のED75とは別金型のものだと分かる。屋根板も裏にEF71とモールドされているので,別金型のようで,バンダイの開発担当の意欲を感じる。流用するなら,ED75-700のものだろうが,扇風機のふくらみの有無とパンタグラフ取付位置のバランスが相違点となろう。前面のおちつき具合いもED75よりしっくり合うようで,微調整したのかもしれない。また,前面の飾り帯が塗装表現なのはED75と同じだが,ナンバーの付く左側,貫通扉の横の部分が付いたのも改善だ。

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組み上がったEF71

 このEF71で僕の交流機シリーズは一区切りとなりそうだ。せっかくの機会なので,年末から作ってきた赤い電機たちをまとめてご紹介しよう。

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左からED76,ED77,ED79,ED78,EF71

 それぞれのポイントは以下のとおり。ED76--これは一目見て分かる非貫通の前面。ED77--前面だけでは分かりづらいがEF81似の落とし窓の乗務員室窓。ED78--ヒサシ付の前面。ジャンパ栓受けが1つなのでED75の改造と分かってしまう。今回のEF71の余剰パーツと交換してもよいのだが,ヒサシの感じは正直,自作のもののほうが感じが出ているので(実際は相当オーバースケール),そのままになっている。ED79--これまたEF81似の屋上の機器箱。EF71--上に書いたとおり,実車の仕様は特殊な部分が多いのだが,Bトレとしては...ではある。なお,上の形式名の部分には,それぞれの形式の製作記にリンクがついているので,興味のあるかたは参照ください。

 ところで,このEF71の入っていたキハ181系セットだが,実はまだ組んでいない。前面の飾り帯などとてもきれいに印刷できているので,完成が楽しみだ。去年の581系もそうだったが,夏休みの宿題としておき,また日を改めてご報告したい。(2012.7.15記)

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