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2012-10

JR貨物 広島車両所の公開に行ってきました

 鉄道の日month最後の日曜日の(2012年)10月28日,JR貨物の広島車両所の公開に行ってきました。広島車両所は旧国鉄の広島工場だが,JR貨物に属することになり,西日本エリアの機関車の検修を一手に受け持つJR貨物の1大拠点になっている。当日は朝は雨だったが,徐々に回復し,昼前には秋晴れのよい天気となった。かみさんが研修で大阪に出かけているので,ジュニアと2人での休日のアクティビティに朝から出かけることにした。

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門を入ってすぐのところにあるSL(D51)のモニュメント

 矢賀駅から歩くこと7,8分,門を入るとSLの動輪のモニュメントがお出迎えだ。150人という人数制限があるので,先ずはスタンプラリーの用紙配布の列に並ぶ。場内4か所のスタンプポイントは,会場案内図にも示されているので探し回ることもなく,また,人数制限があるので行列することもなく,すんなりと回ることができた。ただ,賞品のほうは,かなり小さい子供向けのお菓子(「うまい棒」数本入りの袋)やおもちゃ(対象年齢3歳くらい?)と,なぜか備蓄用品の余りのような感じの防災セット(飲料水袋,ろうそく,ラジオ,懐中電灯セット)で失礼ながらイマイチだった。ジュニアいわく,グッズ販売100円割引券のほうが余程ましとのこと。仕方がないので一番お得そうな防災セットを頂戴しておく。

 スタンプラリーをすることで会場内の配置も一通り分かったので,次は展示物を見て歩く。工場内にはいくつかのELのカットモデル(実物)が置いてある。フルサイズの機関車を置くと場所をとるので,苦肉の策の感じではあるが,EF61は旅客用機たる所以のSG(暖房用蒸気発生器)が残されているあたりはマニア向けの演出だ。また,準鉄道記念物のD52もあるが,日頃は立ち入りできない場所だけに保存状態がよい。モーターカーの引く公開イベント用ののりもののトロッコはEF66のような形をしていてその名もEB66。その昔,僕の子供時代にはカツミ模型店のHOゲージのフリーランスにEF66もどきのED66,EB66があって,友達が持っているのが羨ましかったものだ。今でいうならBトレインショーティーのEF66みたいだ。そんなものを見たり,写真を撮ったりして過ごす。

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EF61のカットモデル。SGが見てとれる

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準鉄道記念物のD52

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イベント用トロッコのEB66

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こちらは本物のEF66。トップナンバーだ

 実車の展示も,富山から厚狭までの西日本地区の全域をカバーするだけあって多彩だ。広島では珍しい交直流機のEF510からディーゼル機のDD51まで,当地広島周辺では歴代のセノハチ補機のD52,EF59,EF67がある。そして,今年の目玉はEF210-300番台で,セノハチ用のEF67の代替として1か月くらい前に新製されたばかりでピカピカの新車が注目を浴びていた。僕としては6000kWものハイパワーを持つJR貨物の意欲作でありながら,過剰性能と言われるは,試運転してみると誘導障害に悩まされるはで散々な結果だったEF500を見ることができたのが嬉しい。かわいそうな機関車ではあるが,JR型機関車のなかでも一番恰好よいと思うのだが...また,EF510の1両は運転台も公開されていて,1人30秒とのことで慌ただしくはあったが機関士席に座ることもできた。いわゆる新性能のELは巨大なギザギザのマスコンがいかにも電気機関車という感じで重厚感があったが,今どきのJR型のELは電車みたいなデスクトップ配置で少々物足りない感じがする。

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この日の展示機のなかでは少数派のディーゼル機のDD51

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悲運の意欲作(?)EF500

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今日の目玉EF210-300

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EF510の公開風景

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EF510の運転台

 検修庫のなかでは全般検査で部品をはずしたEF200やEF210,ディーゼル機関車の主機など興味深いものが並んでいる。最近のELの台車は極めてシンプルな構造なのが目新しい。また,ディーゼルエンジンでは,僕の勤め先(のグループ会社)ではDD51の主機につくTB22というターボチャージャーを生産していた。ディーゼルエンジンを見るとついチャージャーに目がいってしまうが,ここにあったのは他社製のものだった。

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検査中の機関車(EF210)が並ぶ検修庫のなか

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ディーゼル機関車の主機。手前上のほうに2つ並んでついているのがターボチャージャー

 このてのイベントではお土産のグッズ販売も楽しみの一つだ。この日の品揃えはよく,目移りがしそうだ。EF81の本物のナンバープレートなどもあったが,きれい好きなかみさんのいるわが家では置き場所に困るし,そもそも20万円という値段では手が出ない。書物系のものが好きな僕としては,「EF66型電気機関車取扱説明書」なる冊子500円ナリが気に入り,思わずご購入。また,機関士さんの携行する運転時刻表も大量に売りに出されていた。1000円から4000円までの値段がついているが,聞くと列車の希少度により値段が違うとの由。100km/h運転の高速列車のもので気に入ったものがあればと思って見ていたら,5050レなる時刻表があり,もしかして昔の「とびうお」号の流れを引くスジかと思いこれを購入。買ってからよく見ると,大抵のものはコンピュータ印字なのにこれだけ手書きで,しかも検印もない,もしかして区の職員の練習用みたいな感じもする。たまたま最新の「鉄道ジャーナル」誌(2012年12月,554号)に1984年2月のリバイバルで「『とびうお』18年目の憂愁」という記事があったので,あわせてみると「5050列車,吹田発16:49,米原発18:08」で見事に一致!実際に使われたものでないとしても,これは思わぬ拾い物をした。なお,鉄道貨物協会も出店していたのに,「貨物時刻表」が買えなかったのは残念だった。

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実際に使われたものかは分からないが「とびうお」号の運転時刻表

 当初は1時間半くらいのつもりで訪れたが,結局3時間もの滞在で大満足,スマホ付属の歩数計では1日で12000歩も歩いてしまった。今年は夏の路面電車まつり,秋のバスフェスタも出かけたが,この公開が一番充実していたと思う。バス好きのジュニアとはちょっと感覚が違うかもしれないが,鉄道車両ではやはり機関車が魅力あるし,イベントの規模としても手ごろで,来年もまた行きたいイベントだった。
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Bトレインショーティー--DD51

 今年(2012年)春,Bトレインショーティーの10周年の商品化希望アンケートがあったが,その堂々1位になったのがDD51だそうだ。確かにDD51はとても長い期間にわたり649両という多数が製作され,活躍の場所も北海道から九州の全国に及んだ。そして列車にしても地味な貨物列車から,カシオペアの重連牽引のような晴れ舞台まで様々な列車の先頭に立って活躍している。

 僕はSL世代ではないが,SLがなくなった直後の高度経済成長世代なので,DD51というと地方の幹線の無煙化の立役者という意味も込めてでデラックスデゴイチという呼び名が好きだ。赤い(交流)機関車好きの僕にとっては,デラックスではあっても真っ黒い油煙を吐くディーゼル機は,蒸気機関車と変わらないくらい煙ったかった。大学生のころ訪れた肥薩線で,隼人の先の急こう配で空転して登れなくなったり,大畑のループをたった1両(半両?)のオハユニ61に数両の貨車を繋いだ混合列車を牽引していたのが最も印象的だ。そのほかでは山陰本線や北海道の各線で長距離鈍行の青茶からブルートレインまでオールラウンドに活躍する牽引機だった。そういう意味では「Bトレイン」に相応しい機関車ではある。

 しかしながら,この機関車をBトレインにしようとすると凸型の車体から,普通のBトレのシャーシではどうしても表現できない形で,バンダイの企画や設計のご担当も悩まれたことだろう。出来上がった製品は,キャブ部分は概ねスケールどおりで,1100馬力のエンジン,トランスミッションを格納する長いボンネットが短縮されてショーティサイズに納まっている。DD51=長いボンネットと思っている僕にとってはなにかイメージが違うのだ。

 そうは言ってもBトレの期待(?)の新製品とあっては買わない訳にゆかない。また,10周年記念BOOKなる本も発売されて,そのおまけが北斗星仕様のDD51×2とのことだ。仕方ないので,一般塗装の単品1両とその10周年記念BOOKとやらを買うことにした。北斗星仕様のほうは2両あっても仕方ないので,1両はオークションで売りに出すか,カシオペアもあることだし重連運用を組ませるか迷い中で,まだ組んでいない。

 組立てのほうはとくに可もなく不可もない感じで,確かに普通のBトレに比べて部品点数は多いが,直ぐに完成することができた。強いて言えば,手すりが太くてオーバースケールなのが気になるところだが,子供も遊ぶBトレの性格上,強度も大事なので仕方ないところだ。上に書いた大畑のループを行く混合列車か,きれいな海岸線の室蘭本線を行く北斗星とフレートライナーでも再現したセクションレイアウトにでもいつか取組みたい。

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組み上がった2両のDD51

 実はこのブログの更新が滞っていて,スポンサーサイト扱いになっている。何とか記事をアップしなければいけない義務感もあり,速成の記事なので,僕の思い出話が主体の内容になってしまった。付き合ってくれたかた,どうもありがとうございます。(2012.10.28記)

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