Bトレインショーティー--113系/115系セット~クハ115への便所取付け
先般,6/27,Bトレインショーティーの113系/115系両対応の2両セットが発売された。113系も115系もたくさんあるのだが,なぜか湘南色の115系だけは持っていないので,この機会に揃えることにした。113系と115系は基本的には抑速ブレーキがあるかないかが相違点だ。登場当初は,113系=湘南=暖地向け,115系=東北・高崎=寒地向けみたいな違いもあったが,増備の過程で113系なのに湖西線用の寒地向けや,115系の広島地区用の暖地向けなどができて,ごちゃ混ぜになってしまった。こんな違いはBトレでは関係ないので,単に塗り分けだけの違いだが,今までは113系と115系は分けて製品化されてきた。今回は初めてこれらが統合され1つの商品で両対応になったが,販売側,ユーザ側両方にメリットがあると思う。

さてこのセット,開封すると,前面部品が4つもついていて,なにか得した気分だ。①113系暖地向けタイフォン,②113系1000番台(タイフォン取付け位置が低い),③113系ふた付タイフォン,④115系の4つだ。115系を作るので,①~③は不要だが,何かに使えることもあるかと,ストック箱にとってある。思いとしては,117系の側面にこの前面をつけて,広島地区の秘蔵っ子の115系3000番台に取組みたいが,部品もなく構想のみに留まっている。
実際に組む作業は,2003年6月のパート4以来の製品なので十分にかれており,いたって簡単だ。先頭車の連結器が自連なのは我が家のBトレの共通仕様,パンタなし中間車と先頭車1つの台車を入替えて,サハ115とクモハ115とするのも,毎度の隠し味だ。
と,まてよ...この編成って,便所がないじゃない,ということに気が付いた。実際,そこそこ長時間乗ることもある近郊型では便所がないのはつらい。JR発足直後の東海道本線のJR東海区間がそうで,新しいステンレスの211系になったのはよいが,熱海発浜松行くらいの便所なし列車が平気で走っていた。これにはJR東海も懲りたと見えて,最近は便所のない211系と便所のある313系を併結して,編成内に1か所は確保してある列車が多いようだ。
Bトレでは確かE231系のクハは便所ありなしが作り分けられるようになっていたが,E233系は便所なしオンリーだった。113/115系も今まで気にも留めなかったが,便所なしオンリーだったわけだ。今更の改善は難しいと思うが,バンダイさん,ここは一つ改善をお願いしたいところだ。
そう気が付くと,製作意欲がわいてくるもので,今回の115系は便所をつける改造をすることにした。改造は,車端の窓を埋め,便所らしい窓をつければおしまいだ。今回は時間もないので,手抜き工事で下のような手順によった。
先ずは車端の窓の周囲(とくに緑色の部分)の塗装を傷めないようにマスキングをする。次にユニットサッシのモールドをカッターで削ぎ取る。削ぎ取り終わったらやすりで平らに整形と言いたいところだが,場所が狭くてやすり掛けが難しいので,この作業はカッターだけで終わりにした。そして窓埋めだが,側板の厚さ分の窓を埋めるのが面倒なので,ガラス部品を使って窓を埋める高さを嵩上げすることにした。カラス部品のサッシをやすりで削り落とすとともに,窓全体をやすり掛けして,すりガラスを表現するように加工した後,側板にはめ込んでしまう。この状態で,窓の上側1mm,下側3mm強に車体製作用ペーパー(いさみやロコワークス製,新1号編成の製作記事参照)から切出した部材を貼付ける。たまたまこの材料があったので利用したが,別に画用紙でもケント紙でもパンツの包装に使われる厚紙でもよい。確か,この紙は0.4mm厚だったと思うが,ちょっと薄くて,あとから考えると1.5枚重ねにしておけばよかった。
これで窓の大半は埋まったので,一応,ペーパー製部材と側板の隙間をパテで埋めておく。今回はガラス部品は既にはめてあるので便所の窓になる部分のマスキングが必要だ。これは,ガラス部品をはめ込む前にテープを貼っておいたが,おかげで楽ちんだった。パテが乾き,他の部分も含めマスキングをしたら,あとは黄柑色をスプレーして終了だ。塗る面積は1平方cmないが,スプレーを吹くとなると準備があり,そっちの方が大変だった。
こんなもん直ぐできるだろうと取りかかったが,実際やってみると手のかかる作業で,1日仕事だった。入門といえば入門の改造なので,今までのBトレでは飽き足らず,ちょっと手をかけてみようという人にはお薦めではある。なお,Bトレの近郊型の車端部は相当デフォルメしてあるのでデザインが難しかったこと,改造する範囲がキョーレツに狭いのでやすり掛け等の作業性が悪かったことを付記しておく。(2013.9.15記)

さてこのセット,開封すると,前面部品が4つもついていて,なにか得した気分だ。①113系暖地向けタイフォン,②113系1000番台(タイフォン取付け位置が低い),③113系ふた付タイフォン,④115系の4つだ。115系を作るので,①~③は不要だが,何かに使えることもあるかと,ストック箱にとってある。思いとしては,117系の側面にこの前面をつけて,広島地区の秘蔵っ子の115系3000番台に取組みたいが,部品もなく構想のみに留まっている。
実際に組む作業は,2003年6月のパート4以来の製品なので十分にかれており,いたって簡単だ。先頭車の連結器が自連なのは我が家のBトレの共通仕様,パンタなし中間車と先頭車1つの台車を入替えて,サハ115とクモハ115とするのも,毎度の隠し味だ。
と,まてよ...この編成って,便所がないじゃない,ということに気が付いた。実際,そこそこ長時間乗ることもある近郊型では便所がないのはつらい。JR発足直後の東海道本線のJR東海区間がそうで,新しいステンレスの211系になったのはよいが,熱海発浜松行くらいの便所なし列車が平気で走っていた。これにはJR東海も懲りたと見えて,最近は便所のない211系と便所のある313系を併結して,編成内に1か所は確保してある列車が多いようだ。
Bトレでは確かE231系のクハは便所ありなしが作り分けられるようになっていたが,E233系は便所なしオンリーだった。113/115系も今まで気にも留めなかったが,便所なしオンリーだったわけだ。今更の改善は難しいと思うが,バンダイさん,ここは一つ改善をお願いしたいところだ。
そう気が付くと,製作意欲がわいてくるもので,今回の115系は便所をつける改造をすることにした。改造は,車端の窓を埋め,便所らしい窓をつければおしまいだ。今回は時間もないので,手抜き工事で下のような手順によった。
先ずは車端の窓の周囲(とくに緑色の部分)の塗装を傷めないようにマスキングをする。次にユニットサッシのモールドをカッターで削ぎ取る。削ぎ取り終わったらやすりで平らに整形と言いたいところだが,場所が狭くてやすり掛けが難しいので,この作業はカッターだけで終わりにした。そして窓埋めだが,側板の厚さ分の窓を埋めるのが面倒なので,ガラス部品を使って窓を埋める高さを嵩上げすることにした。カラス部品のサッシをやすりで削り落とすとともに,窓全体をやすり掛けして,すりガラスを表現するように加工した後,側板にはめ込んでしまう。この状態で,窓の上側1mm,下側3mm強に車体製作用ペーパー(いさみやロコワークス製,新1号編成の製作記事参照)から切出した部材を貼付ける。たまたまこの材料があったので利用したが,別に画用紙でもケント紙でもパンツの包装に使われる厚紙でもよい。確か,この紙は0.4mm厚だったと思うが,ちょっと薄くて,あとから考えると1.5枚重ねにしておけばよかった。
これで窓の大半は埋まったので,一応,ペーパー製部材と側板の隙間をパテで埋めておく。今回はガラス部品は既にはめてあるので便所の窓になる部分のマスキングが必要だ。これは,ガラス部品をはめ込む前にテープを貼っておいたが,おかげで楽ちんだった。パテが乾き,他の部分も含めマスキングをしたら,あとは黄柑色をスプレーして終了だ。塗る面積は1平方cmないが,スプレーを吹くとなると準備があり,そっちの方が大変だった。
こんなもん直ぐできるだろうと取りかかったが,実際やってみると手のかかる作業で,1日仕事だった。入門といえば入門の改造なので,今までのBトレでは飽き足らず,ちょっと手をかけてみようという人にはお薦めではある。なお,Bトレの近郊型の車端部は相当デフォルメしてあるのでデザインが難しかったこと,改造する範囲がキョーレツに狭いのでやすり掛け等の作業性が悪かったことを付記しておく。(2013.9.15記)
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