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2014-01

Nゲージ--デュアルキャブコン

 今日は最近作ったNゲージ用のデュアルキャブコンについてご説明しよう。去年の正月にジュニアがNゲージデビューしたことは既に書いたけど,僕も40年来のNゲージャーなので,ジュニアの模型を見ていると自分も遊びたくなってしまう。2つのパワーパックで小判型の複線の内側と外側で別の列車を走らせることはすぐできるが,何かと制約が多い。2台のパワーパックで2つの列車を自在に走らせるためにはそれなりの工夫がいる。それを実現するのがデュアルキャブコン--デュアル:2台の,キャブ:運転台,コン(トローラ):制御器--だ。それも手に入り易いもので,かつ比較的安価に作るところが,僕流の作なのだ。考え方の基本は高校時代の鉄道研究会のHOゲージのレイアウトのものだが,大体は現代のNゲージでも通用する。

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使用中のデュアルキャブコン

 先ず制御器箱本体,これは手近かにあったお菓子の箱だ。大きさを測ってみたら外寸で127×261mmだった。どうでもよいことではあるが,風月堂のサピニエールというお菓子の箱を使った。大きな穴をあけたうえに,しばらく使うので,ともかく頑丈ならば何でもよい。本当は缶のほうがよいのだが,金属だと万一ショートすると危険なので,紙の箱にした。なお,この261mmというサイズが実はちょうどよく,B5サイズの長辺の257mmに近似のため,あとの作業がやり易かった。

 制御盤のパネルは紙に印字したものをクリアケースに入れてある。線路の配線図や文字はEXCELの簡易CADで作り,パソコン用のプリンターでちょっと厚めの紙に印刷したものだ。地色を黒,文字の色を白をしたら,それらしい仕上がりになった。上にも書いたとおり,長辺の長さが近似のB5サイズの硬質クリアケースを使い,高さ方向は現物合わせでカットした。

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制御盤の様子(黒地にしたら見ばえがよくなった)

 ところで,デュアルキャブコンの仕組みについて,簡単に触れておこう。レイアウトの線路を駅構内とかエンドレスなどの一定の区間ごとに区切り,そこへ給電するフィーダー線をA,B2台のパワーパックから接続しておき,スイッチで切り替えるものだ。こうすることで,2台のパワーパックで任意の区間を走る2つの列車を制御することができる。通常は1つの区間は1つのパワーパックで1つの列車を制御して使う。これは本物の鉄道でも閉塞の考え方があるので,それに則っているものと考えよう。同じ区間に2つ以上の列車を入れる荒業も模型ならば可能だけど,当然ながら,走る方向は同じになる。なお,フィーダー線の+と-を同時にAまたはBのパワーパックと切り替えるので,スイッチは6PのON-OFF-ONのものを使う。真ん中のOFFを使うことにより,待避線に停車させるなどして,2つのパワーパックで3つ以上の列車を運転することも可能だ。

 今回の僕の作では,駅の1~4番線とエンドレスの内回り,外回り,そしてまだできていない計画線だが外回り線から接続する留置線で閉塞区間を構成している。写真も撮ったので,一応載せておくが,要は片端から並列に接続してあるだけだ。真ん中の2つをフィーダー線につなぎ両端の2つずつを左2つはAから,右2つはBからのように配線する。なお,スイッチにトグルスイッチ(作例のようにカチカチと操作感の良いスイッチ)を使う場合は,スイッチのメカの構成上,スイッチを倒したのと逆側の2極がONになるので注意が必要だ。

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裏側の様子(トグルスイッチを並列につなぐ)
 
 ここから暫くは50おじさんのぼやき節だ。というのも,この制御盤はポイントの転換もできるよう設計してあったのだが,この機能は使わないままホコリを被ることになってしまったのだ。最近のポイントマシンは直流で制御するそうで,僕の知る,コモンと定位,反位の3線ではなく,2線で制御するようになったらしい。たまたま近所のデパートでNゲージの運転会をやっていたので訊いてみたら,TOMIXは直流専用,KATOは切換えによって交流仕様「にも」できるそうだ。更に,12Vの流れるテスター棒でネジの頭をつつく方式で運用したところ,小6のジュニアは火花が飛ぶのを怖がって使えなかったのだ。こんなわけでポイントの転換はTOMIXのFineTrack純正の転換スイッチで運用することになった。僕とすれば,3円のネジ1本で済むものを,800円も1000円もする転換スイッチを使うなんて許せないところだが,レールを単品で買わずに待避線セットなどのセット商品にすると,ちょうど転換スイッチ代くらいが割安なので,これで我慢している。

 ところで,フィーダー線だが,これもぼやきたくなる1つだ。というのも,こんなものは赤黒のリード線をレールに直接はんだ付けで済ませたいところだが,ジュニアが使うので一応TOMIXのフィーダー線を使っている。線路わきの信号配線に似せたモールドもあって見た目もよいのだが,1つ500円とはとんでもない値段だ。僕はヨドバシカメラで買ったので税込420円だったけど,5こで2000円は目玉が飛び出そうな値段だ。なお,たくさんの配線を1度に間違いなく接続するため,プラ製の12芯コネクターを,パワーパックと制御盤の間は,純正のフィーダーケーブルをちょん切った反対側を使っている。

 さて,最後に注意書きと費用を書いておこう。先ずは注意書き。配線の作業ははんだ付け作業を伴うので,中学校の技術科で習ったかそれ以上の腕のあるお兄さん,お父さんにやってもらってください。費用のほうは,トグルスイッチは6P中切れ仕様で,僕は秋葉原のパーツショップで買ったので1こ350円くらいだったが,ホームセンターなどで買うと500円くらいするものが,閉塞区間の数だけ必要になる。大物はそれだけで,パワーパックからの端子盤が2こで300円,路線図を入れるクリアケースは百均商品,箱本体は廃物利用,あとは,ネジと電線が少々といったところで,スイッチを除けば1000円前後しかかからない。今回は少々難しいネタかつ,写真はあるけど図もなく分かりづらい記事になってしまったが,何かのご参考になればありがたい。(2014.1.4記)
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