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2015-01

20世紀の鉄道写真(1)--1977~1979年(昭和52~54年)

 今般,ちょっとわけがあって,古い写真を整理しました。高校生の頃の3年分の写真の中から気の向いた10枚をアップします。
 この頃僕は東横線の学芸大学から東上線の志木まで通学していました。その頃東武東上線には旧型国電の生き残りのような7300や7800が走っていて,僕たちはカステラ(黄色い車体にこげ茶の屋根)とかゴキブリ(床にワックスが塗ってあり油でテカテカだったので)と呼んでいました。また,秩父鉄道に乗り入れる特急もあって,通勤型の8000系ながらヘッドマークを掲げて走っていました。

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東武7300か7800 志木にて 1978.9

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東武特急ながとろ号 池袋にて 1978.5頃

 このブログでも述べたように僕は食パン顔の電車が好きでした。とくにこのクハ85はHOゲージ模型もBトレインショーティーでも作るほどのお気に入りです。また,この頃からお召列車も好きで157系のお召しの写真も何枚か出てきました。

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クハ85ほか 山陽本線周防富田(現・新南陽)にて 1977.7

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クロ157をはさんだ157系お召し列車 赤羽線(だったと思う) 1978.9

 これは北総開発鉄道を行く7000系電車です。開業直後に高校の鉄道研究会の新入部員歓迎会で訪れた時のものです。7000系は最近まで現役でしたが,周囲の空き地の目立つニュータウンの風景が時代をもの語ります。

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北総開発鉄道7000系 白井あたりか 1979.4

 鉄道研究会の昭和53年の東北合宿からの4枚です。研修旅行で行き,再度訪れた中尊寺の駐車場は絶好の撮影地でした。今はどうなっていることでしょう。当時は50系客車も登場しておらず,どこに行っても青茶(雑型客車,一般型客車)が普通に走っていました。南部縦貫鉄道にはレールバスが走っていて,その当時でもこりゃあすごい鉄道だ!と思ったものです。

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ED75-1000台牽引のフレートライナー 平泉 1978.7

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東北本線の普通列車 場所不詳 1978.7

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五能線の混合列車 場所不詳 1978.7

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南部縦貫鉄道キハ101 野辺地 1978.7

 最後は修学旅行の自由時間に札幌近郊の琴似で撮った1枚です。80系DCもよければ,ホームで列車を迎える助役さんが凛々しいですね。

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キハ82系北海 函館本線琴似にて 1979.9

 数百枚の写真が出てきたので,今後も時々アップしていきたいと思います。次回をお楽しみに。(2015.1.24記)
 このスレッドの写真は全てネガフィルムをスキャン後,Microsoft OfficeのPicture Managerで色と彩度を補正しています。
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冬の晴れた日,近場で鉄道写真三昧~横浜線&富士山ほか~

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 (2015年)1月10日,この土曜日は正月も終わり用事がない。去年5月に根岸線50周年イベントの東神奈川電車区の展示を見た時から,富士山をバックにした横浜線の写真を撮りたいと思っていたので,久しぶりの鉄道写真の撮影行を計画した。前夜に撮影場所などを情報収集しているうち,南武線の205系も置き換えが始まり,そう長くないことを思い出したので,併せて訪ねることにした。1日,純粋に鉄道写真を撮る活動をしたら,電車とカメラのデジタル化が進み,鉄道写真の世界も随分変わったことが分かった。そんな感想も含め,以下にご報告したい。

 朝起きると,冬のよく澄んだ空気で自宅から見る富士山もきれいだ。8時半ごろ自宅を出発し,先ずは今日の撮影行の引き金となった横浜線小机~鴨居の富士山バックでの写真が撮れる所へ行く。写真撮影は晴れた日がよいのは当然だが,横浜で富士山バックの写真を撮ろうというのだから,実行可能な日も限られる。気になるので,電車の中の天気情報を見ると今日は1日見事に晴れ,日頃は気にもしていなかったトレインビジョンに感謝し,予報どおりをいのる。

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トレインビジョン

 さて,富士山バックの横浜線が下の写真だ。撮影場所は小机と鴨居のちょうど真ん中あたりで,鶴見川の土手のサイクリングロード上になる。僕は鴨居から歩いたが15分はかからなかったと思う。この場所は超有名なお立ち台だそうで,富士山が見えれば確かに期待どおりの写真が撮れる。ただし,ほぼ正面からしか撮れず,ほかに応用が利かないのが難点ではある。また,一般にお立ち台と呼ばれるようなところは,たばこの吸い殻や飲み物の空き缶などで散らかっていることが多いが,この日のこの場所は全くそういう物がなく趣味者の皆さんのマナー向上がうれしい。

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横浜線 鴨居~小机 ①地点にて(2015.1.10 9:31。以下,日付はすべて同じ,時刻は陽のあたり具合の参考用で概ね)450mm相当

 今日の目的はこの写真だったので満足なのだが,実は僕は正面からの写真はあまり好きではない。せっかくここまで来たのだからと周辺を歩いてみたが,ここというポイントはなかった。そんな1枚が下だが,お立ち台地点より小机側に行ったところの陸橋上から撮ったものだ。富士山に露出を合わせると手前が暗くなってしまうし,電車に露出を合わせると富士山が写りこまなくなってしまう。両方を同時に適切に見られる人間の眼は,神様が造りた賜もうたもので実によくできていると思う。

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横浜線 鴨居~小机にて(10:07)

 鴨居~小机間ではもう1地点,用水路に架かる橋の近くでも何枚か撮ってみた。後ろは鶴見川の河川敷なので,自然な風景をバックにと思ったが,そうもいかなかった。ありきたりな電車の写真だが,不要なものなくすっきり撮れる場所ではある。電車の写真は35mm換算で85~100mm位がきれいに撮れると思うが,最近のデジカメは500mm位の超望遠が2万円クラスのコンパクトデジカメでもついているのでお手軽になった。昔は架線柱を避け苦労しながら編成全体の入る構図を考えたが,今では200mm位の望遠にすれば,何の苦労もない。それと電車の行き先表示が液晶表示になり,人間の眼では分からない速さで点滅しているので,何百分の1秒というカメラのシャッターでは上手く写すことができなくなった。ISO感度を下げシャッター速度を遅めにし,かと言って電車自体はブレないよう注意しているが,なかなか思ったように撮れない。横浜線のE233系などは,そもそも表示を切り換えながら走っているので,完全に運任せだ。

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横浜線 鴨居~小机 ②地点にて(10:52)90mm相当 1/250 f:8.0
どちらかというとこの構図のほうが好みだ。

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横浜線 鴨居~小机 ②地点にて(10:39)370mm相当 1/250 f:8.0
望遠にすると,人によっては迫力があるともいうが,遠近感がなく圧縮された感じになる。
ほぼ同じ条件だが,こちらは方向幕(?)が途切れてしまった。

 だいぶ写真も撮ったので,今度は小机駅に歩いて戻る。途中小高い丘があり,線路はトンネルで貫くが,遠回りして歩かなければならなかったが,15分かからなかった。最後に周辺の地図をつけておく。

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鴨居~小机周辺地図

 午後は南武線を訪ねる予定だが,乗り換えの長津田の近くに横浜線のお立ち台があるというのでちょっと寄り道をする。長津田駅の東急側の北口を出て,線路沿いに5分くらい歩いたところの陸橋から南に横浜線を目指すとすぐに着く。そこで撮った写真と地図が下だ。陽が横に回り込んで,前面に当たらなくなってきたので,数本撮って早々に引き上げる。情報サイトによれば,東急線との掛け持ちも可能とのことで,時間に余裕をもって再度訪れたい。様子を見に東急線側を覗くとすぐ先に田奈の駅が見えるので,長津田には戻らず田奈から田園都市線で溝の口に出ることにする。

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横浜線 長津田~十日市場③地点(12:38)

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長津田~田奈周辺地図

 南武線は昨夏からE233系が投入され,205系の廃車が始まっている。去年の横浜線205系のときはラストランの列車には乗ったが,写真らしい写真は撮っていなかった。今回は大騒ぎになる前に写真を撮っておこうとの趣旨だ。南武線は私鉄買収路線で駅間も短く,ごみごみした中を走るので,あまり絵になるポイントは期待できない。午前中の富士山のようなポイントがある訳でもないので,適当に写真を撮りやすそうな駅があったら降りることにして,上り列車の最後部に乗る。携帯で地図を見ると,武蔵小杉以東では走る向きが南寄りに変わるので,今からの時間ではこのほうが有利なことが分かった。武蔵小杉を出ると線路は大きく右にカーブし,それが終わったところに向河原の駅があった。向河原駅には昔何度か行ったことがあり,地の利もあるので,さっそくこの駅で降りることにした。

 向河原から線路沿いに武蔵小杉方向に歩くと5分もしないうちに車内から見たカーブの出口に着いた。ここで上り列車の写真を撮るが,来る列車来る列車みんな205系で良いような悪いようなだ。205系は額縁顔をしているので,段々顔に陽が当たらなくなってきた。4本くらいを撮って早々に引き上げる。

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南武線 武蔵小杉~向河原(14:19)

 次には東海道線の六郷(蒲田~川崎間)に行く予定だが,京浜東北線といえどもこの2駅間はかなり距離がある。京急の六郷土手に出ることにして,携帯で検索すると,15:14に尻手~浜川崎のチョン行電車がある。その列車に合わせて途中で時間をつぶしながら南武線を上る。鹿島田のホームが写真を撮りやすそうなので,ここでおとして2本を撮る。乗った電車がE233系だったが,鹿島田では1本ずつの電車を撮ることができた。冬の撮影行は陽が短く不便が多いが,メリットもある。電車の足回りによく陽が当ってきれいに撮れるのだ。ところで,今日は空気が澄んで空が青い。この青空を写真にするのがまた難しいのだ。経験的に絞りを絞ったほうが青く写ると思うが,コツがあれば教えてもらいたいところだ。

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南武線 鹿島田にて(14:57)
 
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南武線 鹿島田にて(15:01)

 予定どおり尻手15:14の電車で八丁畷へ。ここで京急線に乗り換え,六郷土手に向かう。余談だが,八丁畷駅前の踏切は,今では珍しくなった踏切警手のいる踏切で,さらにそのすぐ横には芭蕉の句碑が建つ。京急線と細い道が踏切上で浅い角度で交差するのだが,この細い道が旧東海道なのだ。六郷土手からは東海道線の線路が見えるので迷うことはないが,京急線とJRの高架の間を斜めに入いる道を進むのが,JRの踏切への近道である。

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余談の八丁畷の踏切。芭蕉句碑は電車の裏

 冬の日は短い。東海道線の「小竹」という踏切に着いたが,かなり陽が傾いて良い写真の撮れる状況ではない。せっかく来たので,ここで撮った東海道線と京浜東北線を1枚ずつ載せておくが,あまり良い出来ではない。近くでもあるので,陽のある時間に出直すとしよう。最近の踏切には必ずと言ってよいほど障害検知装置が設置されている。これが意外と邪魔で,下の写真も京浜東北線のほうは踏切障検の写真みたいだ。なお,今日現在,小竹踏切の西側は広大な空き地で陽射しを遮るものがない。情報によればグリコの工場の跡地だそうで,再開発でマンションを建てる計画があるようなので,写真を撮るなら早めがよさそうだ。

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東海道線 蒲田~川崎(15:45) こういうすれ違いのタイミングは予定できるものでもない

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東海道線 蒲田~川崎(15:47) 踏切障検さえなければ...

 デジカメの功罪についてもう一つ思い出した。最近は年端もいかない子供やママ鉄族が大きなデジタル一眼を持って,バシャバシャ連写している姿をときどき見かける。走る列車の写真は,ここぞというシャッターチャンスを逃さないのが技なのではないか。最近の高級カメラの連写性能を知らないので何とも言えないが,僕の使っているようなコンパクトデジカメでは,連写で撮るよりは手のほうがタイミングは確かだと思う。因みに,今回のスレッドに載せた写真は全てトリミングやレタッチソフトでの補正はしていない。
 横浜線と富士山をきっかけに今日は日がな鉄道写真撮りで1日を過ごした。何時間も待ってお目当ての列車の写真を撮る地方の線区と違い,今日行ったポイントでは概ね10分弱に1本の列車が来る。いろいろなアングル,カメラの設定で撮ることができ,練習にもなった。今度は八ヶ岳を走る小海線,南アルプスを背にした中央線の列車などを撮り行きたいと思う。(2015.1.11記)

年納め,青春18きっぷで飯山線の雪見旅

 今年(2014年~2015年)の冬シーズン,ジュニアが東京駅100周年記念鉄道の歴史クイズラリーで大宮に行くと言うので,とくに目的はなかったのだが青春18きっぷを1組買った。わが家最寄りの磯子から大宮は片道1,080円なので,途中クイズラリーで乗り降りするにせよ,青春18きっぷ1日分を使うのはもったいない話ではある。ともかく,あまり使うあてのない青春18きっぷがあるので,年末の片づけなどは早めに済ませ,奥さんの許しをもらって1日の列車旅に行くことにした。
 僕としては,青春18きっぷで日がな1日の旅というと飯田線の7時間鈍行が定番で,ここ6年で2回くらい行っている。今度は7時間鈍行は乗れないが,辰野でうまいうなぎでも食べてと計画していた。時刻表を繰りながら,家族3人で行く残り3回分の使い方を考えていたら,なかなか絶妙な乗り継ぎが見つかった。雪深い地方のかたには迷惑な話だが,僕は純白の雪景色を見るのが好きだ。飯山線といえば日本3大積雪線区の一つなので,飯田線より面白そうと,飯山線に行くことにした。それで実行したのが以下の旅行だ。青春18きっぷで雪深いローカル線を訪ねるにはよいルートだと思うが,一部厳しい乗り継ぎもあるので,本当に大雪の日に実行した場合の無事は保証できない。

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この日のルート(My Trackが不調のため色の濃い部分は手書きで補筆)

 今回もスタートは自宅最寄りの磯子駅5:14とだいぶ早いが,もともと飯田線訪問を計画していたので,この時間のスタートも苦ではない。冬場なので真っ暗の磯子駅をスタートし,東神奈川では5分の乗り換えの間にトイレを済ませ,横浜線で八王子へ。今回も乗った電車の写真を撮ることにはしたが,真っ暗のホーム写真なので面白くない。それらは2枚,4枚をまとめて手短に済ませよう。

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1.根岸線522B(磯子:5:14→東神奈川:5:32,11.3km)
2.横浜線547K(東神奈川:5:37→八王子:6:31,42.6km,累計53.9km)

 八王子では6:54の521Mに乗る計画だったが,ホームに着いたら1本前の429Mがちょうど入ってきたところだったので,これに乗ることにした。1本稼げたので,南アルプスのきれいなあたりで1本おとして,写真でも撮れればと思う。429Mは長野の115系で,最近は211系への置き換えが進んでいるのでそれなりに乗って価値のある電車ではある。高尾を出て小仏峠を越え神奈川県に入ると一面に相模湖周辺の川霧がたちこめ,幽玄な景色だ。鉄道文芸の大御所の宮脇俊三氏も美しい車窓風景の一つに中央線の川霧の風景を挙げていたことを思い出した。この手のものは時間が勝負で,きれいだな~と思っているうち,シャッターチャンスを逃してしまったのが惜しい。続いて笹子峠を越えて甲府盆地に抜けると,盆地には雲が漂い,向うの南アルプスには朝日があたってとてもきれいだ。勝沼ぶどう郷を出たところで,こちらは何とか写真に収めることができた。

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3.中央本線429M(八王子:6:35→松本:10:19,188.0km,累計241.9km)

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甲府盆地にたなびく雲と南アルプス

 上の写真の眺めはきれいだが,実際に盆地に降りると深い霧だ。濃霧のため速度制限がかかり,列車は遅れだした。見ていると,何kmと明確な制限速度がある訳でなく,霧の濃い薄いによる見通し距離を見ながら55km~70km/時で適切に調節しているようだった。計画どおりの1本遅い431Mにすると松本での乗り継ぎが10分しかないので,結局,429Mで松本まで先行することにする。今日は帰省ラッシュのため波動用の189系も繰り出していて,松本の手前では車内撮り写真ながら,今となっては貴重な1枚を撮ることができた。

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塩尻駅のしばしの賑わい,189系も最後の活躍

 松本から長野へ向かう篠ノ井線の2239MはE127系の2両編成だ。E127系などのJR世代の電車は省エネ性能などの技術面では良い電車だが,編成が短いので,年末年始などの混雑時は乗りたくない。年賀状を投函したり,昼ごはんや土産を買ったりして,10分くらい前にホームに行ったら,もう座れなかった。中央線の431Mは案の定10数分遅れて来て,この2239Mも接続をとるため14分遅れでの発車となった。長野県は地域によって天気が変わるが,諏訪地方は晴れの良い天気だったが,塩嶺峠を越えた松本平は曇りがちで雨,聖峠を越えて善光寺平に来ると雪になった。姨捨駅からの善光寺平の眺めは,日本3大車窓風景とも言われるが,今日は雪に煙ってこんな感じである。

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4.篠ノ井線2239M(松本:11:08→長野:12:22,62.7km,累計304.6km)

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スイッチバックを表した緑の帯が楽しい姨捨駅の駅名標。善光寺平は雪の中

 2239Mは途中,交換での停車などがあったが,遅れは2分増えただけで12:38長野に着いた。12:34発のあさまは無情にも接続はとらないと言っていたが,飯山線のほうは待っていてくれて,僕を含め数名の乗り継ぎ客を乗せ,9分遅れて発車した。飯山線は最初にも書いたように豪雪地帯を走る列車だが,何mも雪が積もるのは2月のことで,12月では1mくらいの積雪だ。途中の森宮野原駅には,昔,国鉄最大積雪5m何十cmの標柱が立っていたが,今回は気づかなかった。列車はまるで水墨画のような白い世界を淡々と走る。せっかくの雪見旅なので写真を撮りたいが,こともあろうに僕のコンデジは寒さのせいかヘソを曲げて,メモリーエラーになって写真が撮れない。

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5.飯山線135D(長野:12:32→越後川口:15:47,107.5km,累計412.1km)

 飯山線の135Dは所定5分停車の戸狩野沢温泉で概ね遅れを取り戻し,続いて六日町では22分の長時間停車がある。駅近くのショッピングセンターへ走り,メモリーカードを買い,ついでに駅前の酒屋で晩酌用の「八海山」と即飲むためのビールや肴を仕入れる。長時間停車の合間に駅前で用を足すのが,僕にとっては鈍行列車の旅の楽しみでもある。140円旅行ではこれができないので,途中下車のできる青春18きっぷではせいぜい楽しまないといけない。

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6.上越線1742M~8742M(奥)(越後川口:15:51→水上:17:25,83.7km,累計495.8km)
7.上越線750M(手前)(水上:17:41→渋川:18:19,38.0km,累計533.8km)

 越後川口では4分の接続で上越線の上り列車に乗り換える。この上越国境の区間は冬場の雪も見事だが,夏場でもループ線の車窓が楽しめ,今度は日の長い夏に訪れたいところだ。この列車は季節運転で越後中里~水上間を延長するので,この後の帰りの行程が楽になる。時刻表を繰っているうち,吾妻線の大前には30年以上行っていないことを思いだした。大前に行っても磯子への終電で1:09に帰り着けるのだが,酔っ払って上野から1時間便所のない通勤型電車に乗るのはぞっとしない。そう言えば民主党政権時代に税金の無駄使いとたたかれた矢ツ場ダムの関係で,最近,岩島~長野原草津口間の線路が付け替えになったことを思い出した。付け替え区間の全線を乗ることはできないが,川原湯温泉で折り返せば1本早い電車で帰れることが分かった。旧国鉄全線完乗のタイトル維持の見地からは長野原草津口まで行きたいが,今日は川原湯温泉までにしておくこととした。岩島から先は確かに新しい路盤とトンネルで新線を実感はするのだが,夜で景色が見えないので,日を改めてまた来ようと思う。

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8.吾妻線545M(渋川:18:33→川原湯温泉:19:23,36.4km,累計570.2km)
9.吾妻線544M(川原湯温泉19:27→高崎:20:39,57.5km,累計627.7km)
10.湘南新宿ライン2320Y(高崎:21:04→横浜:23:29,143.4km,累計771.1km)
11.根岸線2239B(横浜:23:33→磯子:23:47,9.5km,累計780.6km)

 川原湯温泉からは磯子までまっすぐ帰宅の旅だ。高崎から八高線で寄り道しても0:22に帰れるのだが,キハ111は飯山線でたっぷり乗ったし,それよりもごちそうと晩酌が楽しみだ。高崎で夕食にロッテリアの牛肉5枚重ねの怪物バーガー500円也とともにサイドディッシュのサラダ,飲み物などを買い込み,湘南新宿ラインのグリーン車で一路横浜を目指す。青春18きっぷは本来グリーン車には乗れないが,JR東日本の東京近郊圏の自由席グリーン車は利用可の特例がある。JR東日本のグリーン車利用誘致戦略ではあるが,高崎から横浜まで143km乗ってもホリデー事前料金なら780円とお得なのだ。ちょっと時間は遅めではあるが,ごちそう,美味いお酒,グリーン車で至福のひと時だ。ところで,グリーン車に乗務するグリーンアテンダントのお嬢さんだが頻繁に車室内に現れる。高崎から新宿までの2時間で4,5回は来たのではないか,勤勉なことではある。何か買ってあげたいところだが,僕は事前に買い込んで乗る主義なので,今日は何も貢献することはできなかった。

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今夜のごちそうとお酒(あまりよい趣味ではない)

 横浜では4分の乗り継ぎで根岸線の電車に乗り,ほどなく23:47自宅最寄りの磯子に到着,今日の旅行の無事に感謝する。しめてみると乗った列車11本,距離780.6kmだった。当初予定の飯田線一回りが681.1km,5月に行った140円旅行が774.2kmだったので,1日の鈍行旅行で回れる距離とはそんなものなのだろう。自画自賛,かつ上越線の8742Mが走らないと成立しない乗り継ぎではあるが,東京発の雪を見る汽車旅としては上々の旅行ができた。似たようなことを考えるかたの参考になればよいと思う。(2015.1.4記)

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