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2016-08

Nゲージキット製作---京急1000形

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 今日は5月の連休前後に作った京急1000のNゲージキットについてをお届けします。とくに優れた技法を駆使しているわけでもなく,完成車両しか持っていない人がこの記事でキット製作に興味を持ってもらえればよいと思います。このキットですがグリーンマックス(以下,GM)のエコノミーキットで,15年くらい前に買ったものです。長らくホコリをかぶっていましたが,遠出をしないゴールデンウィークのアクティビティにとひっぱり出してきたものです。
 京急1000形ですが,わが家の近くを走る京急の一昔前の主力形式です。頑固とでもいうべき京急の車両開発ポリシーもあって,昭和34年から53年までの長期間にわたり350両以上が製作されました。この中でも中期に製造され,冷房化の重量増に対応するため台車をTS811に振替えた編成をモデルにしました。

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必要なもの一揃い。キット本体のほか台車,動力ユニット,パンタグラフと調色塗料が主な購入品

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キットの部品一式。エコノミーとはいってもステッカーまで入った親切な構成

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お顔は京王や京成用もあり,各種形式に対応できる

 今回の製作はまず塗装から始めます。車体,床下器具,屋根板などの部品をランナーから丁寧に切取り,それぞれ白,灰(薄),灰(濃)を吹いておしまいです。京急の塗分けを見ると,一旦赤で吹いて,マスキングをして白の帯でもよさそうですが,薄い色から塗ってゆくというセオリーどおり,今回は白を先に塗りました。セオリーのほか,帯部をマスキングした方がドアなどの段差部分の対応がしやすいと思ったのも理由です。また,灰色は濃淡2種を使い分けました。床下に使ったニュートラルグレーは青みが強く失敗でした。屋根板は呉海軍工廠の軍艦色を愛用(単に呉に住んでいたので)していますが,こちらはまずまずの出来でした。

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塗装その1完了。1色で吹いておしまいのもの

 車体の白の塗装が済んだら,側板と妻板を接合してハコに組みます。強度的には屋根板も含めしっかりと接着した方がよいのでしょうが,マスキングをするのが面倒なので,屋根,床なしの4面だけの状態です。この場合,接着面の直角を維持するのが大変ですが,GMのキットはそれなりの精度があり,何とかこの方法でも組立てることができました。なお,動力車にする車両は床板受けが動力ユニットにあたってしまうので,車体を組む前に受けのモールドを削ぎ落としておくとよいです。

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車体のマスキング

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塗装その2は4階建てにして一気に赤を吹く

 4面だけの車体が組み上がったら,赤の塗装に備えてのマスキングです。帯の幅ですが,定規で測ったところで必要な精度は出ないだろうから目分量です。京急の帯の太さは15cmもないのでスケールどおりなら1mm以下ですが,そんな器用にマスキングテープを切ることもできません。塗装自体は写真のように4階建てにして,面積を節約できるようにしています。

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塗装が済んだボデー

 車体の塗装に続いては,サッシの塗装です。窓のサッシは完成品のNゲージ車両は大抵は窓ガラス側に印刷されていますが,旧世代のエコノミーなキットでは手作業で色差しをします。眼も悪くなったし,根も続かないので,サッシの上と下はマスキングをし,縦部分はフリーハンドとしました。この形式では戸袋窓はHゴム支持なので,例によってマジックペンで塗るだけ,ドア窓は内側から抑え金支持なので,色差しはなしで少し得をした気分です。続いてボデーにガラス部品を接着します。このキットではガラス部品は透明プラスチックの帯材なので,所定の長さに切って接着します。今回のキットではハンドリングのしやすさから車体の全長を2分割としてみました。

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サッシの色差しの済んだボデー

 ボデーの塗装,組立てと並行して,屋根への各部品の取付けを進めます。具体的にはクーラー風道,クーラーとパンタグラフの取付けです。風道とパンタグラフは位置を決める足がついているので,事前に穴あけが必要です。このキットは屋根板の裏側に穴の位置がモールドしてあるので,これを使えば簡単に正しい位置に穴をあけることができます。

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屋根板への部品の取付け

 かわって下回りの製作ですが,この種のキットでは床下器具はユニット化された部品になっているので,M1車,M2車と海側,山側を間違えないように床板に接着しておしまいです。先頭車と中間車で床下器具が全く同じということはないと思いますが,この辺は大雑把なものです。床板をいじったついでに,金属製のウェイトをはめて固定し,これで下回りの製作は完了です。なお,台車はGMから東急TS(京王用),TS804,京王TSなど近似の台車がいくつか出ているのですが,お店のかたと相談の結果,TS804を使うことにしました。形態的には京王TSが一番近いようですが20m車の6000系用のため,動力ユニットの長さが合わず採用できませんでした。

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下回りの製作

 ボデー,屋根,床板ができたら,それらを組立てる総組立に進みます。本来は塗装前に組んでおくべき屋根ですが,キットの各部品の精度も高く,あまり苦労することなく4面に組んだボデーにはめることができました。床下のほうは後日バラすことも考慮し,4隅を少量の接着剤で固着するだけにしています。最後に列車無線のアンテナとパンタグラフ脇のヒューズ箱をしっかりと接着します。また,ヘッドライトは面相筆で色差しするのを嫌って,百円ショップで売っているネイル素材を貼りつけてみました。京急1000形のシールドビームは意外と径が細く,なかなかピタリと合うものがありません。残念ながら,この手は企画倒れに終わっています。

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完成した京急1000形4両

 京急1000形ですが,実は僕は4両編成もう1本を持っています。何年か前に京急百貨店が売った鉄コレを電装したものです。並べてみるといくら鉄コレが相手でも,僕のキット製作品はだいぶ見劣りしますが,これでも苦労の一作です。最近はNゲージの完成車両の種類が増えたので,なかなかキットを組む機会が減っていますが,出来はともかく楽しい模型工作でした。(2016.8.24記)

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手持ちの鉄コレと共に
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2016年夏のアクティビティ1--青春18きっぷで烏山線と水郡線の旅

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 2016年,今年はジュニアが受験生につき大きな旅行はできないのですが,勤め先の会社はもれなく9連休がついてくるので,夏休みの過ごし方に苦労します。8月1日(月)は塾の迎えを免除してもらい,青春18きっぷで日帰り旅行を楽しみます。さてどこに行くか...定番の飯田線は去年行ったし,たまには変わった所に行こうと思って計画したのがこの烏山線と水郡線の旅です。烏山線は,1983年,当時の国鉄線完乗をしたのが烏山線で宝積寺駅だったので,33年ぶりの訪問です。最近は蓄電池電車accumが走るようになったので,新しもの,メカ好きとしては,乗ってみたいところです。水郡線のほうも縁がなく,大学生の時に1回乗ったきりなので,こちらも30数年ぶりになります。

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1.根岸線704B。磯子(7:04)→品川(7:50・所定)
2.東海道本線~東北本線1534E。品川(7:54)→宇都宮(9:54)

 出発は自宅最寄りの磯子駅を7:04の根岸線電車です。こちらは夏休みモード全開ですが,周囲の人は通勤の人達で今一つ盛り上がりません。横浜からは宇都宮行きの1534Eの予定ですが,磯子駅に早めに着いたので座れてしまい,このまま品川まで行くことにします。品川では4分の乗継ぎですが,隣のホームなので何とかなるでしょうと思いきや,品川まであと1つの大井町で抑止にかかり,品川では2分の乗継ぎ敢行となりました。上野東京ラインの開業でこういう行程は便利になり,品川から宇都宮まで乗換えなしです。以前は,冷房能力42000kcalのAU75がフル運転したときの冷え過ぎ対策のため,夏でも長袖の羽織れるものを持つのが鉄道旅行者のたしなみと思っていましたが,最近はエアコンの制御がきめ細かにできるようになったので,こんなのは昔話と思っていました。今日のこの列車は朝のラッシュ対応でクーラーフル運転だったのに対し,上野以北はかなりすいてきたため,久し振りに肌寒いくらいの車内です。

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3.烏山線1329M。宇都宮(10:03)→烏山(10:58)。宇都宮駅入線

 9:54,時刻表どおり宇都宮着。ここからは今日の目玉の一つ,烏山線のaccumです。Accumは電気のある所と回生ブレーキで蓄電池に充電し,非電化区間では蓄電池の電力で走る,日本で唯一の蓄電池電車です(過去には工場内の入替えなどの限られた用途でバッテリーロコはあったが,回生ブレーキによる充電などの機能を持つものは今のところaccumのみ)。といううん蓄はあっても,乗ってしまえばタダの新しくてきれいな電車です。エネルギーモニターなどを眺めながら小1時間も乗れば終点・烏山です。

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途中,大金では朱色1色+国鉄旧2色塗装の気動車と交換。また,ひまわり畑もありました

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車内の銘版とエネルギーモニター画面。去年のローレル賞受賞形式で,僕も1票投じました

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充電中のaccum@烏山

 烏山からは今日の行程の工夫のしどころで,那珂川町のコミュニティバスで那珂川町の小川仲町に出て,東野バスで西那須野に抜ける行程を計画しました。ところが烏山でバスやバス停の写真を撮っていたら,このコミュニティバスは20秒くらい早くに僕をおいたまま行ってしまいました。とんでもない。観光バス会社委託のコミュニティバスとは,一般の乗合いの路線バスとは違った価値観で動いているようです。しばらく走って追いかけましたが,知らんぷりで行ってしまうので,駅に戻り,タクシーで追いかけます。ざっと4分くらい遅れていたと思いますが,田舎バスは快調に走りなかなか追いつきません。那珂川町に入ってようやく追いついたものの,信号かバス停に止まらないと乗ることができないので,結局,降車予定だった小川仲町までタクシーに乗ってしまいました。10円おまけしてもらって運賃4,500円どうしてくれるんだ!という感じです。

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烏山駅前に集うバス。左の那須烏山市のバスは市営バスと大書きしてありますが,自家用登録(白ナンバー)。右の那珂川町・那須烏山市のほうは「やしお観光バス」へ運行委託で緑ナンバー。

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4.烏山(11:14)→小川仲町(11:40)。コミュニティバスに代わりタクシーに乗る。2台前にバスが見えるのだが...

 小川仲町は,何もない街中のバスのジャンクションですが,バス停近くに大きな魚屋があり,一昨日の土用の丑の日の幟と鮎の塩焼きの看板が目にとまりました。ちょうどお腹も空いてきたので,焼きたてアツアツの鮎の塩焼きで軽い昼食にします。小川仲町からは東野交通のバスで西那須野駅を目指します。乗車区間の始め(那珂川町)と終わり(那須塩原市)を除き殆どが大田原市内ですが,大田原市内には上限運賃の設定があり,バスで47分も走っても都バスの均一区間より安い200円でした。そんなこんなで腹の虫もおさまり,郡山向けて東北本線を下ります。

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小川仲町のバス停近くの魚屋と店主のおじさん。鮎は子持ち(450円)よりオス(300円)のほうがおいしいそうな

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5.東野交通バス。小川仲町(12:00)→西那須野駅(12:47)。運賃表には整理券7~21まで200円が並ぶ

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6.東北本線649M。西那須野(13:09)→黒磯(13:19)
7.東北本線2139M。黒磯(13:33)→須賀川(14:25)

 まっすぐ郡山に行っても水郡線の列車がないので,途中,須賀川で道草です。事前に調べた貨物時刻表によれば,郡山貨物ターミナルを14:45と14:49に出る上りの貨物列車がある由です。本当は1000数百tの列車全体が入るところがよいのですが,時間もないので駅撮りしたものが下の写真です。郡山では30分以上の乗継ぎの予定でしたが,すぐの上りがあったので,かけそばをかき込み,9分の折返しで安積永盛まで先行します。乗継ぎ時間を切詰めた甲斐あり,安積永盛ではコンビニの枝豆をゲット。枝豆はエキナカのNEWDAYSでは買えないだろうとにんまりです。また,駅ではスタンプを押し,乗車の330Dの写真も撮れました。

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4088レ@須賀川。この4分前には3050レも走る

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8.東北本線2141M。須賀川(15:10)→郡山(15:21)
9.東北本線2144M。郡山(15:30)→安積永盛(15:35)

 安積永盛からは予定の水郡線330Dで早めの晩酌を楽しみつつ,上菅谷まで2時間44分の長丁場です。30数年ぶりの水郡線は気動車はJR第二世代のキハE130系になっていましたが,夏の夕陽をうけ緑輝くきれいな車窓は変わりません。この列車ななぜか行違い待ちが少なく,常陸大子まで長い停車なく走ります。常陸大子は水郡線の拠点駅で10分の小休止です。写真を撮ったりしながらぶらぶら過ごすと,この線ゆかりの機関車でしょうかC12が駅前の広場に保存してありました(冒頭の写真も常陸大子です)。

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安積永盛にて。夏の雲がきれいだ

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9.水郡線330D。安積永盛(16:00)→上菅谷(18:44)。1駅先行したおかげで駅撮りですが「走り」

 せっかくの水郡線なので,上菅谷で乗換え,ヒゲの常陸太田も訪ねます。昔は日立電鉄も乗入れていましたが,廃線になって久しく,常陸太田の駅はすっかりきれいになっていました。943Dは夕方のラッシュ時のせいか2両固定に両運転台の気動車2両をつないだ4両編成で,びっくりするような長編成です。折返しの944Dも同じ編成ですが,車内はガラガラで,輸送力を持て余し気味です。行違い列車の遅れで,ちょっと遅れて19:52ごろ水戸着です。

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常陸大子駅前のC12

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10.水郡線943D。上菅谷(18:45)→常陸太田(18:59)
11.水郡線944D。常陸太田(19:07)→水戸(19:47)。帰りはすっかり夜

 水戸からは消化試合で,常磐線~東海道線~根岸線を乗継いで帰るのみです。趣味が悪いと言われそうですが,水戸からの466Mでは例によってグリーン車グルメです。今夜はデリピザはやめて,水戸のエキナカで保冷材付きの冷たいサラダとチーズ,「made for you(箱にそう書いてある)」のアツアツのハンバーガーを仕入れました。今日は月曜日なので平日料金ですが,水戸からのグリーン券は51km以上どこまで行っても値段が同じなので,東海道線の横浜までグリーン車が使えるので楽ちんです。なお,466Mは水戸から上野まで,平屋部分の定員12人の車室を貸切でしたが,東海道線のほうはこんな時間なのに,ほぼ満席の状態でした。

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12.常磐線466M。水戸(20:15)→上野(22:33)。と今日の夕ご飯

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13.東海道本線1953E。上野(22:45)→横浜(23:19)
14.根岸線2119B。横浜(23:22)→磯子(23:37)

 磯子から歩いて24:00の門限?の少し前,無事帰宅です。烏山からのバスに乗り遅れたときはどうなることかと思いましたが,それ以外はほぼ予定どおりに旅行することができました。久しぶりに訪れた両線とも,日本の田舎の山里の風景が残る車窓で,今日も満足です。なお,青春18きっぷでの乗車距離は575.8kmで,飯田線日帰り旅行(約700km)などには及びませんが,このくらいの距離だと時間的にも余裕のある旅行ができるようです。(2016.8.4記)

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