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2020-06

鉄道スタンプ1980's--厳選全国36種・その2

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その1から
 今日は先回に続き,1980年ごろの鉄道スタンプのなかでこれは良いと思ったものをご紹介します。

 鉄道スタンプというと駅のスタンプが大多数ですが,なかには列車内にスタンプを設置していることもあります。また,以前,国鉄~JRが連絡船を営業していた時は連絡船内にもスタンプが置かれていました。下の「富士」などは,客車は品川配置で「はやぶさ」などと共通に運用されていたので,車掌さんが持参して乗務していました。長距離列車の車掌さんが通しで乗務していた懐かしい時代の話です。

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東京~九州寝台特急「富士」 1981.7

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青函連絡船「摩周丸」 1983.3

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宇高連絡船ホーバークラフト「とびうお」 1983.2

 スタンプは国鉄のキャンペーンにあわせて全国一斉に調製されることがありました。有名なのは1970年からの「DISCOVER JAPAN」です。その後も1977年からの「一枚のキップから」のキャンペーンや1980年からの「わたしの旅」シリーズでスタンプが整備されました。僕が精力的にスタンプを集めていた頃は「DISCOVER JAPAN」のキャンペーンが終わった後で,駅によってはわざわざ印面からDISCOVER JAPANの文字を削っていました。2020年の今でも時々DISCOVER JAPANの文字の残ったスタンプを目にすることがありますが,特別天然記念記念物でも見つけたような気になります。「わたしの旅」のスタンプは下の敦賀のようなデザインですが全国778駅に整備されたそうです。その後,JRになってもこのデザインを踏襲したスタンプも多いです。

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名松線伊勢奥津,DISCOVER JAPANのスタンプ

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夕張線紅葉山(現・石勝線新夕張)1980.3,DISCOVER JAPANの文字を削った例

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奥羽本線米沢,一枚のキップからのスタンプ

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北陸本線敦賀,わたしの旅のスタンプ

 その他,30年以上前,僕が大学生の頃の感覚で36選に入ったものをまとめてご紹介します。

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胆振線新大滝 1980.3,滝の入ったデザインは細かいのでスタンプ映えする

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釧網本線標茶 1980.3,さっぱりしているが,牧歌的な雰囲気が好ましい

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東北本線青森,青森駅は昔からスタンプを大事にする駅で今もその伝統は残る

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奥羽本線大館 1978.7,DISCOVER JAPANを削った跡が残る。若干投げやりなデザインか

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奥羽本線大館,こちらはわたしの旅のスタンプ

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弥彦線越後長沢,DISCOVER JAPANの残党,国鉄時代の1985年には廃止されていた

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中央本線四方津,これもDISCOVER JAPANの残党,小柄だがバランスよいデザイン

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紀勢本線多気,土管が名産?ではあるがデザイナーの苦労が偲ばれる

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姫新線津山 1979.7,スタンプの形,列車,周辺の名所とかなり凝ったつくり

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山陽本線岡山,ポップなフォントで子供向きなデザイン

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伯備線方谷 1979.7,清流以外見るところがない所ですが,それをすっきりデザイン

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予土線伊予宮野下 1983.2,小さめの印面の中に細かく周辺の名所がちりばめられている

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唐津線唐津 1983.3,DISCOVER JAPANの残党だけどすっきりしたデザイン

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肥薩線人吉 1980.9,九州地区ではいっとき2色のシャチハタ式のスタンプが整備された

 ところで,スタンプ収集に欠かせないのがスタンプノートです。弘済出版社~鉄道新聞社に社名は変わりましたが僕がスタンプ収集を始めるよりずっと前の1971年から一貫して発売され,全国の駅の売店で買うことができます(その1のとびらの写真参照)。紙の質がよくスタンプののりがよいので最初のうちはこれを使っていました。段々量が増えてくると整理がしづらくなってきたため,今は普通のメモ用紙を使っています。この用紙は安価なのと,ちょっと大きめの文具屋に行けば必ず手に入るのがメリットです。この用紙に2つずつスタンプを押し,1枚は線区別,1枚は旅行別に綴じるのが僕流の整理法です。また,最近はサービスで駅でスタンプ用紙を作って置いてある駅もあり,これらもいただいては来るのですが,現在はどう整理したものか悩んでいるところです。

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現在の収集タイプのメモ帳と駅で配布の用紙の例(保土ヶ谷駅)

 大きな旅行では必ずメモ帳を持参しスタンプは押しているのですが,会社の仕事が忙しくなり始めた30年位前から整理が滞っています。会社を定年になったら,その後にゆっくり整理をしようと思っています。このブログでもたまにはスタンプを扱いたいのですが,当分先になりそうです。
追:
 こんな記事を投稿したとたん,JR東日本から「『駅のスタンプ』を17年ぶりに一斉リニューアルします!」というリリースが発表されました。東京支社エリア内の78駅のスタンプを新調する由です。自分の趣味とは少し違うデザインですが,また新しいスタンプが増えるので楽しみです。(2018.2.3記,2020.6.17修正)
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鉄道スタンプ1980's--厳選全国36種・その1

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 僕の説では鉄道趣味者に収集癖はつきものです。きっぷ,写真,模型,そして駅弁の掛け紙と鉄道に関係するものには集めて楽しいものがたくさんあります。駅のスタンプはその数も多く,集めるのにお金もかからず,旅行の記念の蒐集にもってこいです。何年か前のブログ記事で古いスタンプを引っ張り出してきたので,今日は駅のスタンプのいくつかをご紹介します。

 2017年11月スタンプ箱を開けると,スタンプを整理して綴じたファイルと共に,30年位前に当時集めたなかで優れたデザインのスタンプを集めた冊子が出てきました。今日,ご紹介するのはその冊子で採りあげたスタンプを改めてスキャンしたものです。集めたスタンプは逐次増えていますが,今日は30年位前で時計が止まった形ですが悪しからずです。また,押捺の年月ですがあいまいな記憶を頼りに書いています。ローカルな線区では訪れた年月がほぼ思い出せますが,幹線上の駅は何度も通るため押捺日が明確にできませんでした。

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以前は押したスタンプもきれいに整理していた

 先ずは,その時点でNo1と思われたスタンプが次の2つです。上の中央本線南木曾駅は僕にスタンプ蒐集の楽しみを教えてくれた鉄道研究会の先輩の選です。大きさも大きく,旧街道の家並みの細い桟が見事なスタンプです。また,南木曾駅は,米原と並び数少ないホーム上にスタンプを置いていた駅でもありました。下の山田線大槌は僕の選ですが,紙からはみ出るくらい大きく,全体を槌の形にかたどり,なかに土地の名勝・名産をちりばめた図柄はバランスもよいと思います。大槌駅は震災と津波の影響で長い間,営業休止でしたが,去年3月三陸鉄道リアス線の駅として営業を再開しました。

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中央本線南木曾 1981.8

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山田線(現・三陸鉄道リアス線)大槌 1979.3

 ところで駅のスタンプはいつごろから置かれるようになったのでしょうか。その答えがここにあります。このスタンプによれば1931年(昭和6年)福井駅が鉄道スタンプの発祥のようです。

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北陸本線福井

 スタンプは沖縄のゆいレールも含め全国にありますが,僕の思い入れも多分にありますが,北海道には秀逸なデザインのスタンプが多かったと思います。北海道は鉄道ネットワークがずいぶん減ってしまい,下の4駅でも美幸線仁宇布と渚滑線北見滝ノ上は線区自体が廃止になってしまいました。北見滝ノ上と日高本線鵡川は北海道をかたどったデザインで旅情を感じます。

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美幸線仁宇布 1980.3

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渚滑線北見滝ノ上 1980.3

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日高本線鵡川 1980.3

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函館本線小樽 1980.3

 最初の南木曾もそうですが,デザインが細かいときれいに見えます。使っているうちにつぶれてしまったり,欠けたりして,印面のメンテンスも大変ではあります。字が多いとデザインも細かくなるので,俳句や短歌をデザインに入れ込むときれいに見えるようです。句といえば芭蕉の句が多いのですが,青海は平頼盛の妻の歌です。

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仙山線山寺 1979.12

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羽越本線象潟 1979.3

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北陸本線(現・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)青海

 スタンプの形は大体,丸か四角,五角形,六角形くらいがよくある形です。大槌や鵡川などのようにスタンプ自体の形が変わったものは凝ったものが多いですが,異形のものとしては貝をかたどったものによいデザインが多いようです。

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山陰本線宍道 1979.7

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清水港線三保 1980.8

 新線の開業,新形式車両の投入のときにスタンプを新調することも多いです。これらの記念日は1日限りですが,スタンプは当分使えるので,そのまま設置されます。また,駅が無人化されると近所の有人駅に移して保管することも多いです。下の盛線(現・三陸鉄道リアス線)三陸は確か盛で押したものです。

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盛線三陸 1981.3

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東北本線大宮 1983.2

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東海道本線大阪

 この記事は2018年に書いたままお蔵入りになっていたものです。Covid-19禍の影響で外出することもできず,ネタ切れ対策でアップするものです。36種のうち半分弱を紹介したので,残りは次回6月22日にアップします。
(2018.2.3記,2020.6.6修正)

近場の京急久里浜線で写真を撮ってきました。三浦海岸の河津桜ほか

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 2月の休日,三浦海岸の河津桜がきれいだというので,鉄ちゃん(鉄道写真を撮ること)に行ってきました。三浦海岸の河津桜は京急の情報誌「なぎさ」などでも取上げられ,沿線ではちょっと有名な観光地になっています。今年は息子(このブログではジュニアと呼んでいます)がちょうど満開の時期に行って写真を送ってくれました。この日はカメラを持っておらず,機材はi-phone11だそうですが,空の青も濃く,きれいな写真です。それに触発されての撮影行です。

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満開の河津桜の傍らを行く @三浦海岸~三崎口 2020.2.18(ジュニア)

 三浦海岸の河津桜の歴史は意外と浅く,1999年に植栽を開始,2002年が第1回の三浦海岸桜まつりで,まだ20年そこそこです。花びらの色が濃く,開花期間が1か月と長い河津桜を三浦海岸まちなみ事業協議会が中心に植えたものです。河津桜は伊豆の河津町が原産で,苗木は県外不出だったものを協議会の熱意で分けてもらったもの,現在では寺院や個人の庭にも植えられ1,000本があるそうです。桜まつりも盛況で,30万人の入り込みがあり,協力する京急にも冬の人の動きの少ない時期の集客に貢献しているようです。

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小松が池公園に建つ河津桜の案内板 2020.2.23(以下同じ)

 桜を見るなら三浦海岸駅前から小松が池公園までの京急の線路沿いの道ですが,列車の写真を撮るなら小松が池公園近くに架かる跨線橋が定番です。今年から鉄ちゃん除けの頑丈なアルミ柵ができたので,柵の上から不安定な形での撮影になります。列車の本数が多いので,そのうちに慣れるでしょう。なお,人の流れや花見もしたいので三浦海岸からのアプローチがお薦めですが,距離だけでいえば三崎口からの方が近いようです。

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付近の地図(Mapionから調製)

 実際の撮影行は(2020年)2月23日,今年から天皇誕生日の日曜日です。昼過ぎに三浦海岸駅に降りれば,駅前は桜まつりの屋台や人混みで大賑わいです。線路に沿って三崎口方面に歩きますが,花見の人で渋滞していて,思ったスピードでは歩けません。

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三浦海岸駅前は桜まつりで大賑わい

 京急の線路沿いはふつうの金網でここでも写真は撮れそうですが,植込みがあるので立入りは控えます。20分も歩けば小松が池公園でくだんの陸橋に着きます。

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京急のフラッグシップ2100形

 陸橋のうえは協議会の警備員が交通整理にあたっていて,橋の上で立ち止まらないよう呼び掛けていますが,遠来のマニアもいて東側の欄干は20人ぐらいが鈴なりです。三脚使用不可との掲示があり,僕も持参の踏み台は使いませんでした。10分間隔の列車の隙間は,僕がいた時間帯は,桜や電車の和やかな会話がはずんでいました。

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イエローハッピートレインの1057F

 僕は道路沿いの菜の花も入れたかったので横位置の写真が多いですが,河津桜のボリュームを出すには,上に載せたジュニアの写真のような縦位置が常道のようです。

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逆光の三崎口方も1枚だけ。河津桜ラッピングの1065F

 今日は後の行程もあるので15:00前には引揚げです。帰りは人混みを避け,三崎口に歩いて出ます。三崎口駅もお手軽な好撮影地で何本か到着する列車を撮ります。小松が池公園でゆっくりし過ぎたので陽が西寄りになり,側面が日陰になってしまいました。

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こちらはブルースカイトレインの2133F

 ところで,今日のメインは三浦海岸の河津桜ですが,せっかく京急線の末端に来たので海の見える所での鉄ちゃんを往き帰りに計画しました。三浦海岸は午後順光なので,午前中は堀ノ内の駅近くで何本か鉄ちゃんしました。インターネットで情報収集し,堀ノ内駅の南の新興住宅地の岡に行ってみました。

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付近の地図(Mapionから調製)

 ここは線路の向こうに東京湾を望むポイントです。

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浦賀へ向かう1000形4両編成

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先端が駅にかかってしまいますが8両編成もぎりぎり入ります

 この日はこのイエローハッピトレインの編成が線内でクローズする泉岳寺~三崎口間快速特急の運用に入っていたので,何度も見ることができました。

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イエローハッピートレイン堀ノ内到着

 駅の上の島は横須賀から観光船で行く猿島です。

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猿島をひっぱってみました

 今日は冬晴れで空気も澄んで,房総半島まではっきり見えています。

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こちらは房総(富津)の工場群をひっぱってみました

 この場所からは駅の側のほか,久里浜線を新大津に向かって下る列車も見渡すことができます。逆光で条件はよくないですが,こちらも8両編成がぎりぎり入る程度に開けています。

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新大津に向かって下る2100形

 また,帰りには午後の遅く順光の,京急長沢の近くのポイントに寄ってきました。ここは大仏寺というお寺の寺領で,久里浜霊園,三浦大仏と一体の敷地のなかです。ここもインターネットでふつうにヒットする撮影地ではありますが,寺領なのでよそ様の敷地への立ち入りを気にする人にはお薦めできません。夕方,陽も傾いた刻限なので,墓参りの人はおらず,近所の人が犬の散歩をしているくらいです。

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付近の地図(Mapionから調製)

 こちらも東京湾がバックは変わりませんが,築堤上を行く列車の写真が撮れます。振り返れば三浦の大仏様が鎮座しているので,寺領拝借のお礼も込め敬意を表して手を合わせます。

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YRP野比~京急長沢間の築堤を行く2100形

 写真は京急長沢の駅から歩いて寺領に入ってすぐの広場,坂を上がった先の広場,更に大仏様のほうへ少し上った所などで撮れます。上にあがるほど視点が高くなり,海が多くなります。また,写真は画像の傾きをデジタル編集でいじっていますが,海の線と列車の線の角度が微妙で,僕が一番落ち着いて見えると思う角度にしています。

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この1000形ステンレス車は広場より上の方で撮ったもの

 今日も例によって季節感のずれた記事になってしまいましたが,来年の河津桜の時期の参考になればよいと思います。前と後に行った海ビューポイントは真横からの写真で好みの分かれるところですが,京急らしい写真ではあります。これから三浦方面へのロケハンを考えている方の参考になれば幸甚です。(2020.4.5記)

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