FC2ブログ

2021-03

夏の終わりに青春18きっぷでちょっと山梨へ

210201.jpg

 自称「取材」と言っていますが,ブログの話題を集めるためには旅行が欠かせませんが,コロナ禍でそれが著しく制限されています。今日は少々古新聞ですが,去年の夏の終わりに行った山梨への旅行をお伝えします。このブログでもわが家の墓所は甲府であると何度か書きましたが,墓参りの帰りにちょっと足を延ばして小淵沢で鉄ちゃん(鉄道写真を撮ること)をしてきました。行ったのは(2020年)9月6日(土),青春18きっぷ夏シーズンの最後の週末です。墓参りは例年,夏の旧盆と秋の彼岸に行っていますが,コロナ禍もあり,ご先祖様には申し訳ないですが,手を抜いてちょうど真ん中あたりに1回で済ませます。実はこのタイミングは暑さも和らぎ,学校も始まり人出も減って,旅行をするにはよい時期です。

210202.jpg
往路の列車2本。根岸線~京浜東北線600B,横浜線711K 2020.9.6(以下全て同じ)

 出発は自宅最寄りの磯子駅6:50の根岸線です。列車は600B,ぴったりの番号でちょっと幸先のよいスタートです。東神奈川で横浜線に乗換え,8:06に八王子に着きます。中央線ホームに行って発車案内を見ると今度の発車は6:35の松本ゆき!です。前夜,九州の西を台風が北上した影響で上り列車が止まっていたようで,折返しの下りも2時間弱の遅れ,ちょうど今,列車が来るようです。発車案内の表示は松本ゆきですが,案内放送は「大月まで参ります」で,どこまで走るかは運転調整次第のようです。

210203.jpg
八王子からは遅れていた429Mで中央線を下る

 面倒な高尾乗換えもなく,列車は小仏峠に向かって登ってゆきます。先夜の雨はひどかったようで,高尾の先のマス釣り場が泥水たまりのようです。今日の墓参りは家族は留守番,一人旅なので,少々恥ずかしながら車内をウロチョロあちこちで写真を撮ります。

210204.jpg
浅川の谷筋のマス釣り場。泥水たまりのようだ

 その先,鳥沢では列車を捨て小1時間の間,鉄ちゃんする行程でしたが,ダイヤがメタメタなのでそのまま甲府へ向かうことにします。鳥沢の鉄橋から見た桂川は見たことがないような水量で,濁流になっています。

210205.jpg
鳥沢の鉄橋から見た桂川

 大月では少し止まっただけで,列車は運転打切りになることもなく中央線を下ります。表示は429Mですが,ダイヤ上は529Mのスジに乗っている感じです。その先は,開通した1903(明治36)年当時,日本最長だった笹子トンネルを通過します。調べるとこのトンネルの扁額は伊藤博文の揮毫の「因地利(地の利によって)」(笹子側)と山縣有朋の「代天工(天に代わって工事す)」(甲斐大和側)だそうで,今度行ったら写真でも撮ろうと思います。また,笹子の駅前には大きな記念碑が建っていますが,こちらは桂太郎(陸軍大将)の揮毫で,甲府城にあったものを1993年に移したものだそうです(いずれもWikipediaによる)。

210206.jpg
笹子駅前の笹子隧道記念碑(帰りの列車から)

 甲斐大和からは日川沿いの断崖を走りますが,今は新大日影第二トンネルもできて外の見える区間は少ないです。トンネルを出て窓の下に保存機のEF64を見れば,勝沼ぶどう郷です。

210207.jpg
勝沼ぶどう郷駅前のEF64。上から見ると随分傷んできたようです

 勝沼ぶどう郷から塩山にかけて甲府盆地に下ってゆくルートは実は大好きな景色で,何度もこのブログに写真を載せています。今日は台風が近くにいることもあり,上空は青空ですが山の向こうは曇りがち,山ひだにも水蒸気がたなびく景色です。ここでは甲府盆地側に目がゆきがちですが,右側の車窓も大菩薩嶺に繋がる山々がきれいです。

210208.jpg
甲府盆地を見下ろす勝沼ぶどう郷~塩山の車窓

 10:00前に塩山着,ここで今日初めての特急退避です。今日は1本も抜かれずに甲府まで逃げ切れるかと思いましたが,そうはゆきませんでした。

210209.jpg
塩山で今日初めての特急退避

 10:20過ぎ,甲府着。今日の昼前は,甲府~韮崎間の景色のよさそうなところで,退役が見えてきた215系の「ホリデー快速ビューやまなし」を撮る予定です。ダイヤがメタメタなので,ホリデーやまなしは時間どおり走っているか甲府駅の改札口で確認します。ところがなんと,今日はこの列車の運転はありませんと。ホリデーやまなしは冬の期間を除く毎週末運転の定期列車みたいなものと思っていましたが,コロナ禍もありこの夏は設定がなかったようです。そのことに甲府に着くまで気づかなかったのは,全くもって迂闊でした。

210210.jpg
甲府駅前の丸政の店先(北口店)と山菜そば・山賊あげ

 やることがなくなってしまったので,甲府での墓参りを繰上げ,昼前には駅に戻ります。ついでに駅前のそば屋で軽く昼ご飯も済ませます。丸政は「高原野菜とカツの弁当」で名を売った小淵沢の老舗駅弁屋ですが,最近は甲府に進出してきて,駅の南口と北口に立ち食いそば店(着席スペースもある)を構えています。この店のそばは漂白してない田舎風でおいしく,山賊あげも食べ応え十分で,隠れた甲府の名店(?)です。

210211.jpg
甲府からは437Mで小淵沢へ下る

 駅に戻れば,ダイヤも概ね時間どおりに戻ったようで,次の下り列車は11:57の437M松本ゆきです。この列車で小淵沢を目指しますが,今度は後ろ側カブリツキで下り列車が富士山バックで撮れるところはないかロケハンします。残念ながら,今日は富士山自体もよく見えず成果はありませんでした。

210212.jpg
後ろ側カブリツキでロケハン。駅は塩崎(左下)と韮崎(右上)。どちらもやや右手に富士山が見えるはず

 12:35頃,小海線を分ける小淵沢着。小淵沢駅を出た小海線の列車は南アルプスと八ヶ岳を望む築堤を半円を描いて登るルートで,小淵沢の大築堤といって有名な撮影ポイントです。今日の午後はここに行ってみることにします。12:49に小淵沢に着く上り列車があるので,モタモタしている暇はありません。列車を降りたら真っすぐタクシー乗り場に行くと,幸い何台かのタクシーが止まっています。一番前の車を覗くと,ポカポカの日差しを受けて運転手さんが居眠りをしています。窓をコツコツ叩いて,ようやく乗車です。あらかじめ用意の地図を示し,大築堤の真ん中あたりまで送ってもらいます。

210213.jpg
タクシーで撮影地まで乗りつける。レンタカーより安くて楽ちんです

 幸い今日は野辺山回転の臨時列車「八ヶ岳高原列車」が走るので,1時間半ちょっとの間にハイブリッドDCを含む4本を撮ることができます。線路の向こうの山は南アルプスで天気がよければ絶景なのですが,今日はあいにくの曇り空です。また,後ろにはちょうどパラグライダーが舞っています。

210214.jpg
8255D「八ヶ岳高原列車5号」
210215.jpg
8255D「八ヶ岳高原列車5号」。同じ列車ですが別の位置で

 列車が少ないので,間の時間は少し色づいてきた田んぼの中でのんびりしたひとときです。定期の1本はお試しに動画を撮ったりして楽しみます(Youtubeにあげてあります。こちらからご覧になれます)。そして今日の最後はハイブリッドDCです。

210216.jpg
定期の230DはハイブリッドDCのキハE200

 大自然の中でたっぷり鉄ちゃんを楽しんだ後は,鈍行列車で横浜への帰宅の旅です。ところが14:30頃に迎えを頼んだのですが,タクシーが来ません。またも居眠りをしているのでしょうか。仕方なく往路のレシートを見てタクシー会社に電話をし,迎えに来てもらいます。それで迎車料金をふつうにとるのか!と言いたいところですが,今日は気分もよいので不問とします。

210217.jpg
キハE200。登場から13年経ちすっかり定着 @小淵沢

 小淵沢駅に戻れば,帰りの列車は14:50の544M高尾ゆきです。少し時間があるので,小海線ホームに行ってキハE200の写真を撮ったり,544Mの入線風景を撮ったりします。

210218.jpg
中央本線544M @小淵沢

 小淵沢からは元々はホリデーやまなしの予定でしたが,今日は走らないので,少し早めの鈍行で引上げです。幸い今日の544Mはクロスシートの編成です。長野の211系6両編成はクロスシート(6本)とロングシート(8本)がありますが,甲府~高尾・立川ではどうも4/7以上の確率でロングシートに当たるような気がします。小淵沢でビールを買いそびれたので,今日の反省会+陽のあるうちからの晩酌はお預けです。大月で特急退避の間にビール,肴,土産を仕入れます。高尾~八王子を快速電車で繋げば,八王子からは今日最後の快速列車,それも磯子まで直通で世話がありません。

210219.jpg
帰りの列車2本まとめて。中央線1742T,横浜線~根岸線4740K

 墓参りのお勤めもしましたが,基本は気楽な一人旅,旅行の成果と無事に感謝です。韮崎~小淵沢間の中央本線は南アルプスを望む景勝区間であちこちに写真を撮りたいポイントがあります。今日は横着をしてタクシーを使いましたが,レンタカーを借りるよりお財布にやさしく,癖になりそうです。さて,次の春の彼岸はどこに行こうか考えてしまいます。

210220.jpg
今日の行程表。今回は随分予定と違う実績になりました

 2020年夏シーズンの青春18きっぷですが,これでなんとか5枚を消化しました。コロナ禍で遠出が制約されるなか,密を避けながらの旅行です。こんな気遣いなく複数人で旅行ができるようになる日が待ち遠しいです。(2021.2.7記)
スポンサーサイト



旅心をそそる長距離鈍行列車・長時間鈍行列車リスト/2021年3月13日改正ダイヤ

210301.jpg

 今年(2021年)も3月13日にJRグループのダイヤ改正が実施されます。今年も新線の開業はなく,新型コロナウィルス感染対策で深夜を中心に列車を減らす異例の改正です。JR東日本ではGV-E400系の投入が続き,鈍重なキハ40系の置換えに伴うスピードアップも予想され,長距離鈍行にとっては厳しいダイヤ改正を予想していました。フタを開けてみれば,なくなった列車は1か所だけ,むしろ新規に設定された列車が3区間と嬉しい内容のダイヤ改正になりました。

210302.jpg
昔の山陰本線の客車鈍行 @(旧)餘部鉄橋 1985年夏休み

 全般的な動きは少ないので,先ず最初に動きのあったところをご紹介します。このリストとして新規の区間で,12位に山陰本線米子~益田間の列車がランクインしました。山陰本線は,門司港~福知山の最長鈍行824レや寝台車連結で京都~出雲市間の「山陰」などたくさんの長距離鈍行が走っていました。今でも鳥取~出雲市間の「とっとりライナー」や米子~益田間「アクアライナー」など比較的長距離の快速列車も走ります。以前から気になっていた「アクアライナー」と同じ米子~益田間を走る134D(土休日は134K)が今回の改正で所要時間増となり,晴れて4時間半超えの長時間鈍行になりました。

210305.jpg
山陰本線132K(今の134D/Kとほぼ同じ時間を走っていた) @宍道 2017.9.3

 もう一つの新規の区間は2020年改正に続き四国で,阿波池田~阿佐海南間の列車です。以前から徳島線から牟岐線に乗入れる列車はありましたが,今回の改正で5時間近くをかけて両線区を全通する列車が設定されました。起点・終点とも「阿波」がつき,徳島県内でクローズする列車です。

210303.jpg
徳島駅の賑わい 2019.2.11

 このほか四国では,11位の予讃線に括ってしまいましたが,多度津~伊予市間を5時間以上かけて走る列車も設定されました。反対に表から落ちたのは,広島~府中間を三次経由で走っていた列車です。もともと130.3km,県内クローズの列車で,三次での1時間超の長時間停車でランクインしていたものでしたが,芸備線広島口の列車の整理の影響で設定がなくなりました。

 長距離鈍行列車と言えば,千葉の外房線の上総一ノ宮と内房線の木更津の間138.4kmを3時間半で走る列車,西行(上総一ノ宮~木更津)7本,東行(その逆)9本が新たに設定されました。房総半島末端部の輸送力過剰の解消とワンマン運転化のため,E131系電車の投入によるものです。140円旅行でも行けるし,東京湾の内海と太平洋の大海原の2つの海が楽しめ,季節の花もきれいな路線なので,外出の制限が緩んだら乗りに行きたいと思います。残念ながら,距離も時間も下のランキングの表に載るには程遠いです。

191029.jpg
房総半島南部内房線の列車 @館山駅 2019.7.30

 これらを除けば2020年版と変わり映えしませんが,2021年版の長距離鈍行列車・長時間鈍行列車ランキングをお届けします。今年も一部の写真のキャプションは乗車記へのリンクになっています。興味があればこちらもご覧ください。

210304.jpg
拡大はこちら

 今年も1位は関西のアーバンネットワーク,敦賀から米原経由で播州赤穂まで275.5kmを走る3327M~3527Mです。2016年のダイヤ改正で赤穂線に乗入れる新快速が激減し,敦賀発の西行はこの1本だけが残りました。東行は播州赤穂発は長浜ゆきが最長になり,敦賀まで行く列車の西端は姫路,この他に網干~近江塩津間の列車もあります。なお,3327M~3527Mですが敦賀発の車両は姫路どまりで,播州赤穂まで行く車両は米原で連結するので,全区間を走る車両はないそうです。

190203.jpg
敦賀で発車を待つ新快速列車。今のダイヤなら3193Mに相当 2015.7.20

 2位は上野東京ラインの熱海~黒磯間268.1kmを走る1662Eです。この区間を走る列車も平日は北行のみで,南行の黒磯~熱海間の列車は土休日ダイヤにしかありません。平日ダイヤでの東北本線の北限は氏家始発という1日1本しかない列車です。上野東京ラインも北側が東北本線と高崎線系統,南側が伊東線とJR東海沼津まで乗入れとバリエーションがあるのでまとめ方に苦労します。この系統の長距離鈍行は東海道線と東北本線・高崎線のスジを繋ぎ合わせたもので,車両運用の都合から朝と夜の乗りづらい時間に偏っているのも特徴です。また,JR東日本の首都圏エリアのグリーン料金は51km以上青天井なので,これらの列車に乗るときはグリーン車利用がお得です。

190205.jpg
熱海~黒磯間268.1kmを走っていた1586E(2019年ダイヤで消滅)と同区間のグリーン券 @東京 2017.7.31/2015.3.22

 3位は北海道,宗谷本線の旭川~稚内間259.4kmを走る321D~4323D~4325Dです。長時間停車のうちに2回列車番号が変わりますが,実態として1本の列車です。新旭川~稚内は長大な盲腸線,一度乗ったら同じ線を戻ってくるという乗りづらさも魅力的です。以前は16位の根室本線のほか,函館本線や石北本線にも長時間鈍行がありましたが,今ではこの列車が北海道を代表する鈍行列車になりました。

180241.jpg
宗谷本線の4323D~4325Dとサボ @幌延 2017.8.3

 4位は中央本線(東線)・篠ノ井線の高尾~長野間245.0kmを走る441Mです。この列車は比較的新しく2017年の設定で,これまた下りのみ片道の運転です。長野がたが夜にかかってしまいますが,関東山地や南北アルプスの山の景色に日本3大車窓の姨捨とたっぷり楽しめ,首都圏発の鈍行列車を楽しむ旅行にはぜひお薦めの列車です。

180303.jpg
中央線441M。東京からの鈍行列車を楽しむにはお薦めの1本 @高尾 2018.3.10

 5位と10位は1,2位のバリエーションといえる列車です。5位は関西のアーバンネットワークの北陸本線~山陽本線の列車ですが,湖西線でショートカットするため,距離的には短くなります。また,10位の湘南新宿ラインは,上野東京ラインより運用範囲が一回り小さいため前橋~小田原間の208.3kmが最長です。

 7位は東海道線の早朝の静岡~岐阜間の列車で,これも下りのみの設定です。浜松と豊橋を突き抜けて走る列車は菊川,掛川~岐阜間の列車が幾本かありますが,静岡からのものはこの1本だけです。変な推測ですが,静岡地区がトイレのない211系ばかりだった昔,酔った客の多い夜遅くの名古屋/浜松方面からの列車にトイレ付きの編成を充当し,その戻りの運用が今も残っているのでしょうか。

190573.jpg
東海道線3109F @静岡 2019.3.23

 鈍行列車そのものと景色を楽しむなら,8位の飯田線を全通する列車がお薦めです。距離では200㎞そこそこですが,運転時間は6~7時間かかり,南アルプス・中央アルプスの山々と天竜川の車窓,人里離れた秘境地帯とたっぷり楽しめます。岡谷から入っても,豊橋から入っても,首都圏から青春18きっぷで回ることができます。

200263.jpg
距離では8位だが時間では1位になった飯田線544M(旅行記は519M) @伊那市(?) 2010.8.15

 18位は第3セクター鉄道の三陸鉄道です。2019年のダイヤ改正時にJR東日本山田線・宮古~釜石間の移管を受け,盛~久慈間を全通する列車が設定されました。このランキングでは民鉄・3セクは見ていなかったのですが,時刻表で本文中に掲載されることでもあり掲載しています。それ以前は民鉄・3セクにそんな長距離・長時間列車はありませんでした。古くを遡ると,東武~野岩鉄道~会津鉄道の浅草~会津田島間に4:30超えの快速列車が走っていたそうです(サイト訪問者の情報による)。この三陸鉄道の列車ですが,運転時間が4:41と4:35でぎりぎりでの基準クリアなので,今後のダイヤ改善で圏外にならないか心配です。

190744.jpg
三陸鉄道5205D~5009D~5111D @盛 2019.7.14

 16位の羽越本線831Dは,新津~酒田の運転時間が4:30を超えたり,切ったりしている列車です。今年も4:32の運転で基準を何とかクリアです。去年のダイヤ改正から車両が電気式ディーゼルのGV-E400系になって大幅スピードアップが図られ陥落を予想していましたが,たった4分しかスピードアップできませんでした。単線・複線の混じる区間の下校時間帯の列車なので,よほどダイヤの調整が難しいのでしょう。

190787.jpg
写真がないので831Dと似た区間を走る9822M「きらきらうえつ」 @羽後本荘 2019.7.15
(臨時列車ですがこの日は秋田~新潟273.0㎞所要4:24の長距離列車でした)

 毎年,時刻表をチェックといえば,15位の根室本線の新得~釧路間列車も2016年ダイヤでは滝川~釧路間の最長鈍行だっただけに気になる存在です。JR北海道は「当社単独では維持することが困難な線区」を公表し,この3月末で日高本線を廃止しますが,根室本線の富良野~新得も該当です。去年版では台風被害の復旧と運転再開を期しますと書きましたが,夢のまた夢のようです。また,このランキングを作るための時刻表のチェックですが,大判の時刻表を一とおり目を通す必要があり,ふつうでは気づかない発見ができるのも,辛くても年中行事にしている理由です。

200264.jpg
根室本線の長距離鈍行と専用サボ(いずれも2429D時代のもの)@落合 2015.5.3

 最後にリストの掲載基準ですが,距離で200km以上,時間で4時間30分以上,掲載順は距離順です。対象は定期列車だけですが,土休日運休の列車は対象,土休日のみ運転の列車は対象外です。また,同一区間を運転する列車が条件を満たせば,反対方向の列車も載せています。僕が時刻表を手繰って確認しただけなのでヌケやモレがあってもご容赦ください。また,後半の内容は毎年同じで申し訳ありません。(2021.3.6記)

2013年版はこちら
2014年版はこちら
2015年版はこちら
2016年版はこちら
2017年版はこちら
2018年版はこちら
2019年版はこちら
2020年版はこちら

知って楽しいJRの営業規則13--特別車両券・グリーン券と寝台券

201241.jpg

 知って楽しいJRの営業規則,今日は運賃と料金に大別したうちの料金券の仲間,特別車両券(グリーン券)と寝台券についての解説を試みます。先ずタイトルの特別車両券という言葉からして馴染みがないですが,一般的にいうグリーン券を規則のなかでは特別車両券と呼びます。以前,鉄道が陸上輸送の主役だった昔は多数の夜行列車が運転され,寝台車にもいろいろな種類がありましたが,今はサンライズエクスプレスだけ,それだけで1稿にする程でもないので,料金券の仲間ということでまとめて扱うことにします。

201242.jpg
昔のグリーンきっぷ。グリーン車が利用できる企画券は大きくGと書かれ地紋が緑だった。国鉄名の常備券ですがJR化後に買ったもの

1.等級制と特別車両券
 日本の鉄道でもかつては等級制で1等,2等,3等があり,車両もそれぞれの等級のものが用意されていました。等級制のもとでは,「A駅からB駅まで1等で」というきっぷの買い方になり,運賃も等級ごとに決まっていました。3等を基本とすると2等運賃はおおよそ2倍,1等運賃はそのまた2倍でした(急行料金にも等級による差があり,2等,1等はそれぞれ3等の2倍,3倍)。A駅からB駅までという形態なので支線のローカル列車にも2等車が連結されていて,2等旅客は起点から終点まで今でいうグリーン車のような上等な設備の車両で旅行できました。貧富の格差が大きい世の中では上流階級と庶民を乗る車両まで区別していた訳ですが,日本総中流の世の中になるとそんな差をつける合理性が乏しくなってきました。車両を用意する国鉄も全ての区間の列車に2等車を用意するのは大変だし,適切な等級の車両がないときの異級乗車の取扱いも煩わしいです。そんなことから展望車を連結した客車の「つばめ」,「はと」から,電車特急「こだま」に変わった1960年に1等はなくなりました。その後,等級制のもとで特別車両制のような特ロを経て,1969年に等級制を廃止し,今のグリーン車=特別車両券が必要な車室の制度になりました。なお,ヨーロッパなどでは今でも等級制が残っています。

201243.jpg
ヨーロッパの列車。前から2両目の前半分と5両目が1等車(窓上の黄色い帯が目印) スイスの氷河特急 1992.5

2.グリーン料金の通則(旅客営業規則(以下,規)58条(発売),175条(効力),12条)
 グリーン料金も急行料金と同じで,基本的には乗る列車単位に買う必要があります,ただし,JR東日本の首都圏と,急行券でも通算が認められる区間では複数列車にまたがって利用することができます。急行券でも通算とはJRの輸送上の都合で列車体系が切れている,岡山~窪川の高知乗継ぎや高松~宇和島の松山乗継ぎなどのことで,当然のことではあります。また,グリーン券の有効期間は当日限りの1日です。グリーン車は大人のための設備という考えなのか,グリーン料金には小人料金の設定はありません。
 グリーン車のように追加の料金が必要な車両には入口にその旨の表示をするルールで,気付かずに乗ってしまったという言い訳はできないようになっています。

201244.jpg
グリーン車入り口のマーク サロE257 2020.12.24

 グリーン車はゆったり旅行するための料金なので,自由席の場合で満席では困ります。自由席のグリーン券を買って乗った列車のグリーン車が満席の場合は,車掌(アテンダント)から不使用証明書をもらえば,手数料なしで払戻しを受けることができることになっています(規290条2)。なお,デッキであってもグリーン車であり,グリーン券が必要です。不使用証明書をもらったら,早々に他の車両に移動する必要があります。また,不使用証明書の様式は見たことがありませんが,規定の文面からは区間が書けるようになっているようです。東海道線や横須賀線の通勤時間帯のグリーン車は混んでいて,満席になるのは日常と聞きます。6.(1)の区間では,グリーン券払戻しの取扱いをしないと聞いたような気がするのですが,いろいろ探してもそれらしい規定は見つかりませんでした。これらの線区の朝夕ラッシュ時のグリーン車は普通車との間の貫通扉を締切りにしますが,この規定との関係で,一歩でもグリーン車に乗ったなら払戻しはさせないぞという意図もあるのでしょうか。

201256.jpg
グリーン車締め切りの案内 東海道線 2020.12.24

 今,そんな運用があるのか分かりませんが,昔は列車の運用の都合で,グリーン車の車両にグリーン券なしで乗れる場合がありました。何十年も前の話ですが,上野から宇都宮ゆきの最終列車は仙台運転所の455系12両編成で,サロ2両連結ですがシートカバーが外され普通車として利用でき,開放グリーンと呼んでいました。一方,サロやキロを連結してはいますが,扉を締め切るなどして営業しない場合もありました。このような車両に居座ることもできましたが,非営業の車両なので車掌が来れば退去を命ぜられるし,基本的には不正乗車です。

201245.jpg
急行「なすの2号」。前夜の宇都宮ゆき最終列車が翌朝にこの列車で戻る

 このほかに元グリーン車を格下げして使っているケースもあり,これらは格下げグリーン車と呼ぶこともありますが,乗ってお得な車両には違いありません。キロ25の格下げのキハ26-400やサロ455格下げのクハ455-600などは結構数もあって,比較的乗る機会も多かったと思います。最近はJR各社とも車両の画一化が進んで,このような変わった車両が減ってきたのは寂しいです。 

3.AグリーンとBグリーン
 特別車両券(料金)は昔から特急・急行用と快速などを含む普通列車用が分かれていて,それぞれAグリーン,Bグリーンと呼んでいます。空調完備で足置きも付いた特急・急行用のサロとシートピッチが広くちょっとリクライニングするだけの普通列車のサロで設備の格差があるから分けたのでしょうか。そうでなければ,距離帯の区分が長距離列車と近郊電車で違うのでテーブルを分ける意図でしょうか。

4.会社別のAグリーン料金(規130条)
 国鉄の分割民営化で全国一律の運賃は崩れましたが,グリーン料金もまた然りで,JR発足時は同じだったと思いますが,今では下のように旅客会社別に3本建てになってしまいました。JR東日本はグリーン料金を安くして利用促進を図る一方,高級志向に対してはグランクラスを用意する戦略のようです(グランクラスは9.に詳述)。なお,グリーン車利用時の特急料金は530円引きで,結果的に自由席特急券と同額です。これはグリーン料金には座席指定を含むので,単純に特急料金とグリーン料金を足し算すると指定席分が2重どりになってしまうとの考えからです。

201246.jpg
JR各社のグリーン料金とグランクラス料金

5.Bグリーン料金(規130条)
 普通列車用のBグリーン料金はAグリーン料金のようなことにはならず,下の表のとおりで,JR東日本の首都圏とJR九州を除き全国同じ体系です。そもそもJR東日本の首都圏以外ではグリーン車を連結した普通列車がほとんどないので,議論にすらならないのでしょう。なお,Bグリーンには指定席(時刻表のグリーン車マークが塗りつぶしてある)と自由席(同塗りつぶしてない)がありますが,値段は原則,同じです。

201247.jpg
Bグリーン料金

6.JR東日本の首都圏のグリーン料金
(1)近郊電車のBグリーン券
 JR東日本はグリーン車の利用促進に熱心で,首都圏の中距離電車の殆ど全ての列車にグリーン車を2両ずつ連結しています。基本編成が6両と短い中央線方面も,快速電車のE233系へのグリーン車連結がアナウンスされました,現在ホーム延伸や車両の製作などの準備が行われていますが,地上側の工事が難航していて,2020年度サービス開始が2023年度末に延期されました。

201248.jpg
首都圏の近郊電車は2階建てグリーン車2両連結が標準

 JR東日本の首都圏のBグリーン料金は平日・休日の別と車内でグリーン券を買う場合と事前にグリーン券を買う場合の2×2のマトリックス形式になり,代わりに距離帯は50km以下と50km超の2種類に簡略化されました。欧米に比べ日本はタダ乗りに対する罰則が緩いので,あわよくば...という輩も多く,実際に車内でグリーン券を買う場合は車掌さん(アテンダントさん)の手間もかけているので,車内料金を割高に設定するのはヒットだと思います。一方,距離帯の方は50km超無制限なので,長距離を利用する場合は割安です。なかには200km超の区間を走る列車もあるので,そんな旅行ではぜひグリーン車を利用したいものです。

190205.jpg
熱海~黒磯間268.1kmを走っていた1586E(2019年ダイヤで消滅)と同区間のグリーン券 @東京 2017.7.31/2015.3.22

 JR東日本の割安なBグリーン料金適用の区間は現在のところ,下の図の区間で自由席の場合です。臨時列車などで指定席が設定される場合は,5.の本則どおりになります。また,この区間内では同一方向であれば複数列車を乗継ぐこともできます。同一方向とは,宇都宮から熱海ゆきのグリーン券で,乗った列車が横須賀線の逗子ゆきであれば大宮から大船のいずれかの駅で高崎線方面から来た熱海ゆきに乗継ぐことができます。

201249.jpg
割安かつ乗継ぎが可能なグリーン料金のエリア(JTB 時刻表2020年3月号)

 上では簡単に同一方向と書きましたが,実際の規定(規58条4)や時刻表の案内では乗継ぎができないパターンを11ケース羅列しています。グリーン券は1こ列車に限るというルールがあるばかりに直通する列車しか乗れないのでは著しく利便を損なうので合理的な規定です。なお,なぜか大船駅での東海道線藤沢方面から横須賀線北鎌倉方面はNGリストになく,乗継ぎ可能です。

(2)全車指定制特急列車のAグリーン券
 JR東日本は首都圏発着の特急列車を全車指定席制に変えてきていますが,これらの列車では普通車利用時の特急料金とグリーン車利用時の特急料金のように案内することが多いです。特急料金は50km刻みで小人半額,Aグリーン料金は100km刻みで小人も同額のため,合計の料金にするとへんに波打ってしまうので,このように案内するようです。初めてこのテーブルを見たときは特別の包括料金を設定したのかと思いましたが,これは全車指定席制特急列車の割安な特急料金にAグリーン料金を足して530円を引いた金額です。

201250.jpg
特急「踊り子」の2021年3月の料金改定案内チラシから。()内はこども料金

7.急行くずれの列車のグリーン券(規58条5,130条3,175条3)
 外房線の特急「わかしお17号」の勝浦以南のように,急行列車が途中から普通列車になることがあり,俗に「わかしおくずれ」と呼んだりします。このような列車に直通して乗るときは,急行列車の区間のAグリーンの料金で,普通列車の区間も乗れるルールになっています。急行,普通の別でそれぞれのAグリーン,Bグリーン券が必要とすると極めて割高になってしまうので,末端区間の分はいただきませんという趣旨です。国鉄~JRの規定のなかで,このようにすっぱり要りませんという規定は少ないと思います。なお,例に引いた「わかしお17号」はE257系でグリーン車は不連結,2020年3月ダイヤをさらっと眺めましたが,全国でもグリーン車を連結したまま普通列車になるケースはないようです。規定は削除されずに残っているので,このような列車が設定されないか,今後に期待です。

201251.jpg
長野~軽井沢間(74.4㎞)普通列車だった「信州8号」の急行券・グリーン券。料金は軽井沢~上野の150kmまで(142.3km)の距離帯

8.お座敷列車などの料金
 お座敷客車やバブル時代のリゾート列車(ジョイフルトレインと呼ばれることもあります)は設備のグレードが高いのでグリーン車扱いのオロやモロなどです。これらの車両に乗る機会は少ないですが,臨時列車で座席を一般販売するときはグリーン車として発売されます。中央線の行楽列車は毎シーズン運転され,特急と遜色ないダイヤで走ることも多いですが,グリーン料金と特急料金が併課されると割高になってしまうので,最近は快速列車として走るようです。また,「リゾートやまどり」などの比較的新しい改造車両は豪華な設備でも普通車扱いです。

201252.jpg
千葉の和風電車「ニューなのはな」で運転の行楽臨時列車 @甲府 2013.10.16

9.グランクラスとプレミアムグリーン
 JR東日本はグリーン車の利用促進に熱心で割安なBグリーン料金を設定する一方,高級志向に対しては新幹線にグランクラスを,在来線特急の「サフィール踊り子」にプレミアムグリーン車を設定しています。
 グランクラスは輸送サービスだけではなく,著名料理人監修の軽食,飲み物のサービスが付いた包括料金です。グランクラスはE5系,E7系で運転される列車に連結されますが,運用列車の拡大で有効時間帯にかからない列車もあるため「グランクラス(飲料・軽食なし)」として運用される列車もあり,時刻表ではグランクラスのマークの塗りつぶしなしで識別されます。なお,グランクラスは乗入れ先のJR西日本の北陸新幹線やJR北海道の北海道新幹線でも同様に営業されます。JR東日本,JR西日本とJR北海道でグランクラスの料金が違ったり,グランクラス非連結の列車との乗継ぎなどのケースがあるため,昔の異級乗車のようなこまごまとした料金が決められていますが,ここでは省略します。

201257.jpg
サフィール踊り子号 @戸塚~大船 2021.1.30

 一方,プレミアムグリーン車はシートピッチ1250㎜,1+1の1列2席配置でゆったりした座席がサービスで,供食サービスはありません。
 通常のグリーン車が駅で利用しやすい4,5号車に連結されるのに対し,グランクラス,プレミアムグリーン車は関係者以外の無用な立入りを避けるため,列車の下り寄り先頭車両になっています。デッキの扉に窓がなく,グランクラス券購入者以外の立入りお断りの掲示もあり,おそろしく入りづらい印象です。

10.寝台券(規60条(発売),136条(料金),178条(効力))
 寝台券は,以前は寝台の設備ごとにたくさんの区分がありましたが,今は寝台の設備を持つ定期列車は「サンライズ出雲」,「サンライズ瀬戸」(あわせてサンライズと呼びます)だけ,設備ごとに5つの区分があるだけです。

201253.jpg
サンライズの寝台料金(JTB 時刻表2020年3月号)

 寝台券は横になって寝るための設備の料金です。このため朝6時を過ぎた後にその列車が運転打切りになっても,寝台料金の払戻しはありません。反対に朝6時を過ぎた後の区間では,俗にヒルネといいましたが,区間を指定して寝台車を指定席車として使用していました。ヒルネの指定席を発売する車両は,それまでに寝台の利用者が降車するよう寝台券の発券もコントロールしていました。なお,「サンライズ出雲」は30分後(出雲市到着では12分後)に「やくも」の始発が走るので,ヒルネの設定はありません(ノビノビ座席を利用することは可能)。

190934.jpg
サンライズ瀬戸・出雲 @横浜 2019.1.3

 また,1つの寝台を大人と小人で利用することが認められていて,そのときの小人には特急券が必要です。わが家では「富士」の廃止直前に14系の70cm幅の寝台に奥と当時8歳のジュニアが添い寝しましたが,20系以前の52cm幅の寝台での添い寝はさぞかしきつかったろうと思います。

 夜行列車が多数運転されていた頃の寝台料金は,グリーン車にあたるA寝台のほかにB寝台が星の数1つから3つで区分されていました。下はその後,客車3段式(星1つ)がなくなった後の料金表です。

201254.jpg
かつての寝台料金(JTB 時刻表2005年1月号)

 また,僕が時刻表を見始めたころの時刻表にはA個室寝台の見取り図があり,いつか乗ってみたいと思っていましたが,実現せぬまま20系ロネはなくなってしまいました。

201255.jpg
1等寝台の見取り図(日本交通公社 時刻表1968年10月号,復刻版)

 昔話をし始めるときりがなくなるので,この辺で今日の解説は納めようと思います。グリーン券,寝台券ともに個室に関する様々な規定もあるのですが,ここでは省略させていただきました。(2020.12.20記)


知って楽しいJRの旅客営業制度バックナンバー
1.大都市近郊区間と140円旅行
2.きっぷの有効期間と途中下車
3.乗車券の経路と種類
4.運賃計算の基本と割引き,加算
5.区間外乗車のいろいろ・その1
6.区間外乗車のいろいろ・その2
7.特定市内駅と駅に関わる規則
8.新幹線と周辺の乗車券の規則
9.急行券・特急券と周辺の規則
10.新幹線特急券に関する規則
11.急行料金の割引き(乗継割引き)
12.指定席券とライナー券などの乗車整理券に関する規則

«  | ホーム |  »

カテゴリ

総合目次 (1)
旅行 (1)
|-鉄道旅行一般 (25)
|-青春18きっぷ (29)
|-140円旅行 (16)
|-家族旅行 (18)
のりものイベント (11)
鉄道のイロハ (4)
知って楽しいJRの旅客営業制度 (13)
運賃料金制度 (15)
鉄道写真 (18)
鉄道/運転 (9)
車両形式別記事など (2)
20世紀の鉄道写真 (19)
バス (6)
エアライン (2)
船舶海洋 (3)
HOゲージ (4)
Nゲージ (7)
Bトレ目次 (1)
Bトレインショーティー (31)
Bトレインショーティーの組立て方 (4)
その他のりもの (17)
Weblog (4)
東海道徒歩き(かちあるき) (14)
サイトポリシー (1)
English article (1)
未分類 (0)
1990年代の欧州鉄道旅行 (0)

最新記事

月別アーカイブ

FC2カウンター

最新コメント

最新トラックバック

リンク

主宰者からのお願い:
鉄道.comのランキングに参加しています。よろしかったら,下のバナーのクリックをお願いいたします。

tetsudoucom.jpg

QRコード

QR