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2023-09

近場の京急久里浜線で写真を撮ってきました。三浦海岸の河津桜ほか

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 2月の休日,三浦海岸の河津桜がきれいだというので,鉄ちゃん(鉄道写真を撮ること)に行ってきました。三浦海岸の河津桜は京急の情報誌「なぎさ」などでも取上げられ,沿線ではちょっと有名な観光地になっています。今年は息子(このブログではジュニアと呼んでいます)がちょうど満開の時期に行って写真を送ってくれました。この日はカメラを持っておらず,機材はi-phone11だそうですが,空の青も濃く,きれいな写真です。それに触発されての撮影行です。

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満開の河津桜の傍らを行く @三浦海岸~三崎口 2020.2.18(ジュニア)

 三浦海岸の河津桜の歴史は意外と浅く,1999年に植栽を開始,2002年が第1回の三浦海岸桜まつりで,まだ20年そこそこです。花びらの色が濃く,開花期間が1か月と長い河津桜を三浦海岸まちなみ事業協議会が中心に植えたものです。河津桜は伊豆の河津町が原産で,苗木は県外不出だったものを協議会の熱意で分けてもらったもの,現在では寺院や個人の庭にも植えられ1,000本があるそうです。桜まつりも盛況で,30万人の入り込みがあり,協力する京急にも冬の人の動きの少ない時期の集客に貢献しているようです。

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小松が池公園に建つ河津桜の案内板 2020.2.23(以下同じ)

 桜を見るなら三浦海岸駅前から小松が池公園までの京急の線路沿いの道ですが,列車の写真を撮るなら小松が池公園近くに架かる跨線橋が定番です。今年から鉄ちゃん除けの頑丈なアルミ柵ができたので,柵の上から不安定な形での撮影になります。列車の本数が多いので,そのうちに慣れるでしょう。なお,人の流れや花見もしたいので三浦海岸からのアプローチがお薦めですが,距離だけでいえば三崎口からの方が近いようです。

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付近の地図(Mapionから調製)

 実際の撮影行は(2020年)2月23日,今年から天皇誕生日の日曜日です。昼過ぎに三浦海岸駅に降りれば,駅前は桜まつりの屋台や人混みで大賑わいです。線路に沿って三崎口方面に歩きますが,花見の人で渋滞していて,思ったスピードでは歩けません。

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三浦海岸駅前は桜まつりで大賑わい

 京急の線路沿いはふつうの金網でここでも写真は撮れそうですが,植込みがあるので立入りは控えます。20分も歩けば小松が池公園でくだんの陸橋に着きます。

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京急のフラッグシップ2100形

 陸橋のうえは協議会の警備員が交通整理にあたっていて,橋の上で立ち止まらないよう呼び掛けていますが,遠来のマニアもいて東側の欄干は20人ぐらいが鈴なりです。三脚使用不可との掲示があり,僕も持参の踏み台は使いませんでした。10分間隔の列車の隙間は,僕がいた時間帯は,桜や電車の和やかな会話がはずんでいました。

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イエローハッピートレインの1057F

 僕は道路沿いの菜の花も入れたかったので横位置の写真が多いですが,河津桜のボリュームを出すには,上に載せたジュニアの写真のような縦位置が常道のようです。

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逆光の三崎口方も1枚だけ。河津桜ラッピングの1065F

 今日は後の行程もあるので15:00前には引揚げです。帰りは人混みを避け,三崎口に歩いて出ます。三崎口駅もお手軽な好撮影地で何本か到着する列車を撮ります。小松が池公園でゆっくりし過ぎたので陽が西寄りになり,側面が日陰になってしまいました。

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こちらはブルースカイトレインの2133F

 ところで,今日のメインは三浦海岸の河津桜ですが,せっかく京急線の末端に来たので海の見える所での鉄ちゃんを往き帰りに計画しました。三浦海岸は午後順光なので,午前中は堀ノ内の駅近くで何本か鉄ちゃんしました。インターネットで情報収集し,堀ノ内駅の南の新興住宅地の岡に行ってみました。

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付近の地図(Mapionから調製)

 ここは線路の向こうに東京湾を望むポイントです。

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浦賀へ向かう1000形4両編成

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先端が駅にかかってしまいますが8両編成もぎりぎり入ります

 この日はこのイエローハッピトレインの編成が線内でクローズする泉岳寺~三崎口間快速特急の運用に入っていたので,何度も見ることができました。

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イエローハッピートレイン堀ノ内到着

 駅の上の島は横須賀から観光船で行く猿島です。

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猿島をひっぱってみました

 今日は冬晴れで空気も澄んで,房総半島まではっきり見えています。

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こちらは房総(富津)の工場群をひっぱってみました

 この場所からは駅の側のほか,久里浜線を新大津に向かって下る列車も見渡すことができます。逆光で条件はよくないですが,こちらも8両編成がぎりぎり入る程度に開けています。

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新大津に向かって下る2100形

 また,帰りには午後の遅く順光の,京急長沢の近くのポイントに寄ってきました。ここは大仏寺というお寺の寺領で,久里浜霊園,三浦大仏と一体の敷地のなかです。ここもインターネットでふつうにヒットする撮影地ではありますが,寺領なのでよそ様の敷地への立ち入りを気にする人にはお薦めできません。夕方,陽も傾いた刻限なので,墓参りの人はおらず,近所の人が犬の散歩をしているくらいです。

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付近の地図(Mapionから調製)

 こちらも東京湾がバックは変わりませんが,築堤上を行く列車の写真が撮れます。振り返れば三浦の大仏様が鎮座しているので,寺領拝借のお礼も込め敬意を表して手を合わせます。

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YRP野比~京急長沢間の築堤を行く2100形

 写真は京急長沢の駅から歩いて寺領に入ってすぐの広場,坂を上がった先の広場,更に大仏様のほうへ少し上った所などで撮れます。上にあがるほど視点が高くなり,海が多くなります。また,写真は画像の傾きをデジタル編集でいじっていますが,海の線と列車の線の角度が微妙で,僕が一番落ち着いて見えると思う角度にしています。

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この1000形ステンレス車は広場より上の方で撮ったもの

 今日も例によって季節感のずれた記事になってしまいましたが,来年の河津桜の時期の参考になればよいと思います。前と後に行った海ビューポイントは真横からの写真で好みの分かれるところですが,京急らしい写真ではあります。これから三浦方面へのロケハンを考えている方の参考になれば幸甚です。(2020.4.5記)
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