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2021-05

みどりの窓口考

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 (2020年)7月17日,わが家の最寄りの磯子駅の「みどりの窓口」が営業を終了しました。ここの窓口では一筋縄ではゆかないきっぷを何度も売ってもらっているので,なくなるとなると大変残念かつ不便です。今日はこの機会にみどりの窓口についてを書いてみたいと思います。

 その7月17日ですが,最終日に何か記念になるものをと青春18きっぷと横浜までの乗車券を買いに行きました。どちらも隣りの指定席券売機でも買えるきっぷですが,今日は磯子駅発行にこだわり窓口に並びます。大抵は空いている窓口ですが,10秒前に先客があり,少しの間待ちます。瞬間,割込まれた感があったのですが,災い転じて...で,このかたのおかげでちょっとしたラッキーがありました。

 順番が来て,今日が最終日なんですね...など2,3会話し,2つのきっぷを発券してもらいます。前のお客さんが何かおまけをもらっていたようなので,自分も所望すると入場券を買った人への記念品だそうです。入場券を買ってもよかったのですが,お名残り購入という意味ならこちらも同じなので,「磯子~横浜」のきっぷではダメですか?と掛け合います。担当の若い窓口女史は一瞬ひるみましたが,「どうぞ」とくださったのが下のきっぷ台紙です。

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最終日のきっぷ台紙

 さて,みどりの窓口営業終了後ですが,磯子駅には今でも指定席券売機がありますが,8月31日からはカメラとインターホンが付いた「話せる指定席券売機」になるそうです。告知文によれば,カメラによる確認ができるので学割やジパングクラブの割引きの対応もできるそうです。しかし,例えば「プレゼント引換券の発行は入場券購入者」とプログラムされたら,お名残り購入であっても他のきっぷの購入者には発券できないとか,機械化=杓子定規,応用が利かないと理解しています。カメラで撮って人間が遠隔操作するのは過渡期の技術で,ゆくゆくはAIによる自動認識になるのでしょうが,こういう応用動作が可能になるのは自分の眼の黒いうちではないと思います。

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「話さない(?)」現行の指定席券売機

 また,8月31日の指定席券売機の機能強化までの暫定なのか,その後もなのかはっきりしませんが,指定席券売機で扱えないきっぷを買うために隣りの根岸や新杉田に行く場合はその運賃を補填するそうです。定期券の発売窓口を集約した際に鉄道事業者各社が採り入れた制度ですが,指定券についての取扱いは初耳です。地方ではみどりの窓口のある駅まで出向く要があるのはふつうのことで,それを補填するのはバランスを欠く感があります。

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磯子区の地図

 両隣は健在なのに磯子駅をたたむのはなぜ?と素朴に思います。磯子区の鉄道線路図を見ると,根岸は本牧方面まで駅勢圏に入りそう,新杉田は金沢方面へのシーサイドラインを抱えるのに対し,磯子は並行する京急では一大ターミナルである上大岡が最寄りと不利な条件が重なっています。数年前に駅の隣りに横浜運輸区が移転してきましたが,そこの社員の遠出の需要など焼け石に水なのでしょうか。

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1980年代の窓口風景(鉄道博物館・大宮) 2019.2.2

 ところでみどりの窓口ですが,今回その起源にあたってみました。みどりの窓口は1965年9月,東海道新幹線が開業1年,列車の本数も倍増となって,それまでの駅からの客の指定席券購入希望を指定券センターで電話で受けて台帳管理で発券する方式では限界のため,コンピュータ端末による発券窓口を全国の主要152駅に設置したのが始まりのようです。Wikipediaではその前史として,門鉄局の営業活動なども触れられています。今ほど環境や緑化の意識も高くない当時,なぜみどりの窓口だったのだろう?と思いますが,指定席券はきっぷの地紋が緑色(乗車券は近距離:赤,長距離:青)だったかららしいです。

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確かに指定席のきっぷの地紋は緑でした

 僕にとっては,朝10:00に並んでとるプラチナチケットのきっぷを買えるのがみどりの窓口の極意と思っています。マニアは「10:00うち」というそうですが,指定券の発売開始の10:00きっかりにマルス端末を操作して指定券を出してもらいます。以前はわが家の近所の大きな駅では朝から10:00発売開始の指定券の受付をしていましたが,最近はそれもやめになり,稀少な指定券の入手は困難になるばかりです。一方,えきねっとでは1か月前の発売開始の1週間前から予約の受付があります。1か月前の10時になると順次マルスに流し込む仕組みですが,これと窓口に並ぶののどちらが確実なのかは分かりません。

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「10時うち」をお願いしてもダメなこともある。秋田延長の「きらきらうえつ」をリクエストしたとき

 近ごろはいろいろな面で,ゆとりが大事になり,きっぷをとるために早起きしたり,行列したりは時代遅れなのかもしれません。また,電子化やネットの発達できっぷや指定席券を対面販売することが縮小傾向なのも時代の流れです。最寄り駅のみどりの窓口の営業終了の残念から好きなことを書きましたが,今日はこの辺で失礼いたします。(2020.7.28記)
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