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2021-05

夏の終わりに青春18きっぷでちょっと山梨へ

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 自称「取材」と言っていますが,ブログの話題を集めるためには旅行が欠かせませんが,コロナ禍でそれが著しく制限されています。今日は少々古新聞ですが,去年の夏の終わりに行った山梨への旅行をお伝えします。このブログでもわが家の墓所は甲府であると何度か書きましたが,墓参りの帰りにちょっと足を延ばして小淵沢で鉄ちゃん(鉄道写真を撮ること)をしてきました。行ったのは(2020年)9月6日(土),青春18きっぷ夏シーズンの最後の週末です。墓参りは例年,夏の旧盆と秋の彼岸に行っていますが,コロナ禍もあり,ご先祖様には申し訳ないですが,手を抜いてちょうど真ん中あたりに1回で済ませます。実はこのタイミングは暑さも和らぎ,学校も始まり人出も減って,旅行をするにはよい時期です。

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往路の列車2本。根岸線~京浜東北線600B,横浜線711K 2020.9.6(以下全て同じ)

 出発は自宅最寄りの磯子駅6:50の根岸線です。列車は600B,ぴったりの番号でちょっと幸先のよいスタートです。東神奈川で横浜線に乗換え,8:06に八王子に着きます。中央線ホームに行って発車案内を見ると今度の発車は6:35の松本ゆき!です。前夜,九州の西を台風が北上した影響で上り列車が止まっていたようで,折返しの下りも2時間弱の遅れ,ちょうど今,列車が来るようです。発車案内の表示は松本ゆきですが,案内放送は「大月まで参ります」で,どこまで走るかは運転調整次第のようです。

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八王子からは遅れていた429Mで中央線を下る

 面倒な高尾乗換えもなく,列車は小仏峠に向かって登ってゆきます。先夜の雨はひどかったようで,高尾の先のマス釣り場が泥水たまりのようです。今日の墓参りは家族は留守番,一人旅なので,少々恥ずかしながら車内をウロチョロあちこちで写真を撮ります。

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浅川の谷筋のマス釣り場。泥水たまりのようだ

 その先,鳥沢では列車を捨て小1時間の間,鉄ちゃんする行程でしたが,ダイヤがメタメタなのでそのまま甲府へ向かうことにします。鳥沢の鉄橋から見た桂川は見たことがないような水量で,濁流になっています。

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鳥沢の鉄橋から見た桂川

 大月では少し止まっただけで,列車は運転打切りになることもなく中央線を下ります。表示は429Mですが,ダイヤ上は529Mのスジに乗っている感じです。その先は,開通した1903(明治36)年当時,日本最長だった笹子トンネルを通過します。調べるとこのトンネルの扁額は伊藤博文の揮毫の「因地利(地の利によって)」(笹子側)と山縣有朋の「代天工(天に代わって工事す)」(甲斐大和側)だそうで,今度行ったら写真でも撮ろうと思います。また,笹子の駅前には大きな記念碑が建っていますが,こちらは桂太郎(陸軍大将)の揮毫で,甲府城にあったものを1993年に移したものだそうです(いずれもWikipediaによる)。

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笹子駅前の笹子隧道記念碑(帰りの列車から)

 甲斐大和からは日川沿いの断崖を走りますが,今は新大日影第二トンネルもできて外の見える区間は少ないです。トンネルを出て窓の下に保存機のEF64を見れば,勝沼ぶどう郷です。

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勝沼ぶどう郷駅前のEF64。上から見ると随分傷んできたようです

 勝沼ぶどう郷から塩山にかけて甲府盆地に下ってゆくルートは実は大好きな景色で,何度もこのブログに写真を載せています。今日は台風が近くにいることもあり,上空は青空ですが山の向こうは曇りがち,山ひだにも水蒸気がたなびく景色です。ここでは甲府盆地側に目がゆきがちですが,右側の車窓も大菩薩嶺に繋がる山々がきれいです。

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甲府盆地を見下ろす勝沼ぶどう郷~塩山の車窓

 10:00前に塩山着,ここで今日初めての特急退避です。今日は1本も抜かれずに甲府まで逃げ切れるかと思いましたが,そうはゆきませんでした。

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塩山で今日初めての特急退避

 10:20過ぎ,甲府着。今日の昼前は,甲府~韮崎間の景色のよさそうなところで,退役が見えてきた215系の「ホリデー快速ビューやまなし」を撮る予定です。ダイヤがメタメタなので,ホリデーやまなしは時間どおり走っているか甲府駅の改札口で確認します。ところがなんと,今日はこの列車の運転はありませんと。ホリデーやまなしは冬の期間を除く毎週末運転の定期列車みたいなものと思っていましたが,コロナ禍もありこの夏は設定がなかったようです。そのことに甲府に着くまで気づかなかったのは,全くもって迂闊でした。

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甲府駅前の丸政の店先(北口店)と山菜そば・山賊あげ

 やることがなくなってしまったので,甲府での墓参りを繰上げ,昼前には駅に戻ります。ついでに駅前のそば屋で軽く昼ご飯も済ませます。丸政は「高原野菜とカツの弁当」で名を売った小淵沢の老舗駅弁屋ですが,最近は甲府に進出してきて,駅の南口と北口に立ち食いそば店(着席スペースもある)を構えています。この店のそばは漂白してない田舎風でおいしく,山賊あげも食べ応え十分で,隠れた甲府の名店(?)です。

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甲府からは437Mで小淵沢へ下る

 駅に戻れば,ダイヤも概ね時間どおりに戻ったようで,次の下り列車は11:57の437M松本ゆきです。この列車で小淵沢を目指しますが,今度は後ろ側カブリツキで下り列車が富士山バックで撮れるところはないかロケハンします。残念ながら,今日は富士山自体もよく見えず成果はありませんでした。

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後ろ側カブリツキでロケハン。駅は塩崎(左下)と韮崎(右上)。どちらもやや右手に富士山が見えるはず

 12:35頃,小海線を分ける小淵沢着。小淵沢駅を出た小海線の列車は南アルプスと八ヶ岳を望む築堤を半円を描いて登るルートで,小淵沢の大築堤といって有名な撮影ポイントです。今日の午後はここに行ってみることにします。12:49に小淵沢に着く上り列車があるので,モタモタしている暇はありません。列車を降りたら真っすぐタクシー乗り場に行くと,幸い何台かのタクシーが止まっています。一番前の車を覗くと,ポカポカの日差しを受けて運転手さんが居眠りをしています。窓をコツコツ叩いて,ようやく乗車です。あらかじめ用意の地図を示し,大築堤の真ん中あたりまで送ってもらいます。

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タクシーで撮影地まで乗りつける。レンタカーより安くて楽ちんです

 幸い今日は野辺山回転の臨時列車「八ヶ岳高原列車」が走るので,1時間半ちょっとの間にハイブリッドDCを含む4本を撮ることができます。線路の向こうの山は南アルプスで天気がよければ絶景なのですが,今日はあいにくの曇り空です。また,後ろにはちょうどパラグライダーが舞っています。

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8255D「八ヶ岳高原列車5号」
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8255D「八ヶ岳高原列車5号」。同じ列車ですが別の位置で

 列車が少ないので,間の時間は少し色づいてきた田んぼの中でのんびりしたひとときです。定期の1本はお試しに動画を撮ったりして楽しみます(Youtubeにあげてあります。こちらからご覧になれます)。そして今日の最後はハイブリッドDCです。

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定期の230DはハイブリッドDCのキハE200

 大自然の中でたっぷり鉄ちゃんを楽しんだ後は,鈍行列車で横浜への帰宅の旅です。ところが14:30頃に迎えを頼んだのですが,タクシーが来ません。またも居眠りをしているのでしょうか。仕方なく往路のレシートを見てタクシー会社に電話をし,迎えに来てもらいます。それで迎車料金をふつうにとるのか!と言いたいところですが,今日は気分もよいので不問とします。

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キハE200。登場から13年経ちすっかり定着 @小淵沢

 小淵沢駅に戻れば,帰りの列車は14:50の544M高尾ゆきです。少し時間があるので,小海線ホームに行ってキハE200の写真を撮ったり,544Mの入線風景を撮ったりします。

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中央本線544M @小淵沢

 小淵沢からは元々はホリデーやまなしの予定でしたが,今日は走らないので,少し早めの鈍行で引上げです。幸い今日の544Mはクロスシートの編成です。長野の211系6両編成はクロスシート(6本)とロングシート(8本)がありますが,甲府~高尾・立川ではどうも4/7以上の確率でロングシートに当たるような気がします。小淵沢でビールを買いそびれたので,今日の反省会+陽のあるうちからの晩酌はお預けです。大月で特急退避の間にビール,肴,土産を仕入れます。高尾~八王子を快速電車で繋げば,八王子からは今日最後の快速列車,それも磯子まで直通で世話がありません。

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帰りの列車2本まとめて。中央線1742T,横浜線~根岸線4740K

 墓参りのお勤めもしましたが,基本は気楽な一人旅,旅行の成果と無事に感謝です。韮崎~小淵沢間の中央本線は南アルプスを望む景勝区間であちこちに写真を撮りたいポイントがあります。今日は横着をしてタクシーを使いましたが,レンタカーを借りるよりお財布にやさしく,癖になりそうです。さて,次の春の彼岸はどこに行こうか考えてしまいます。

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今日の行程表。今回は随分予定と違う実績になりました

 2020年夏シーズンの青春18きっぷですが,これでなんとか5枚を消化しました。コロナ禍で遠出が制約されるなか,密を避けながらの旅行です。こんな気遣いなく複数人で旅行ができるようになる日が待ち遠しいです。(2021.2.7記)
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